ペンギンの古典名詩選アプリは新市場を開拓するか

poems-by-heart-emblemペンギンは4月4日、Penguin Classics から Poems by Heart という英米詩のリーディング・アプリをiTunesストアにリリースした(無償)。このコンテンツの新しい読み方を提供するものとして注目されている。TeleReadにジョアンア・キャボット氏のレビューが載っているので、あわせて紹介しておきたい。古典もので堅く稼いできたペンギンも、E-Bookでは無償コンテンツと付加価値で対抗しなければならない。このアプリも一つのトライアルとして評価されている。日本でも同じようなアイデアは使えるだろう。

poetry-story-175x300Poems by Heart (PBH)というアプリは、ふつうに名詩を鑑賞し、朗読を聴いたりできるのはもちろんだが、空欄を埋めるゲームなども用意されており、諸学者から上級者まで、段階的に勉強できる。これを試したキャボット氏は「退屈」だ、と言っているが、これは学生時代にシェークスピアを暗唱した事があるせいかもしれない。こういうゲームアプリは読者が様々なので、知識レベルや好みで評価が分かれる。教育関係者の評判は悪くないようだ。俳句・短歌・連歌や漢詩・詩吟など、独特の文化を持つ日本でもこうしたアプリは成立すると思われる。

アプリにバンドルされているのは、シェークスピアのソネットとウィリアム・ブレイクの詩。それから先はペンギンのPoetry Storeで、アプリ内から購入することになる。4~5篇づつにバンドルされており、各99セント。「全部を買う」ことはできず、もっと小分けにしたオプションもないから、これは親切ではなく、はっきり言って「ばかげている」と同氏は酷評している。このへんは改善されていくだろう。  (04/10/2013)

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