スカラスティックがグローバルな教育プログラム

Scholastic LZ大手児童・教育図書出版のスカラスティック社(ニューヨーク)は4月24日、グローバルな教育コンテンツ・プラットフォーム Scholastic Learning Zone (SLZ)を立ち上げたと発表した(→PDFカタログ)。同社のデジタル教育プログラムを教師、生徒、教育管理者が利用できるようにしたサービス環境で、学級管理、学習管理とレポート機能などがセットになっている。英語とスペイン語版があり、アフリカ、アジア、オーストラリア、カナダ、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、中東で利用することが出来る。

SLZは以下のプログラムから構成されている。

  • BookFlix:識字教育、読書教育のためのプログラムでビデオとノンフィクションをセットにしたもの。
  • TrueFlix:教科の知識と語彙とともに言語能力を身につけられるTrue Bookをベースにしたリソース。
  • Grolier Online:12万点ものノンフィクション記事、1,100の新聞等にアクセスできる総合的リソース。
  • The Graph Club:グラフの作成、説明能力を教えるための初等教育支援ツール。
  • Timeliner:歴史上の事件や科学的事象などからデータを整理し、関連を検討するためのアプリ。
  • Neighborhood Map Machine:近隣その他の地域、あるいは架空の場所についての地図を描かせる支援プログラム。

以上を見ると、各国で内容と教育方法に差が大きく、また教育者も多い一般的な学科教育よりも、専門家を必要とする分野(情報化社会での基礎的能力)にフォーカスしていることがわかる。各国ともに悩みの種となっており(教えられる教師が少なく、道具もない)、また必要とされる年齢も下がってきているので、ニーズは高いとみられる。

日本の教育界の話題は、「電子教科書」と「タブレット」を行きつ戻りつしている状態だが、世界的な潮流は総合的なシステム・ソリューションで、このプラットフォームなしにはコンテンツもデバイスも役に立たないことになっている。「教育改革」のテーマとなる日は来るだろうか。それとも日本の子供たちが直接グローバルなプラットフォームで学ぶほうが先だろうか。  (鎌田、04/25/2013)

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