30億ドルに達した米国E-Book市場

BookStats米国出版社協会(AAP)とBISGは、BookStatsの年次レポートを発表し、一般消費者向けE-Bookの売上が2012年に30億4,200万ドルに達し、前年を44%上回ったことを明らかにした (paidContent, 5/14)。また商業出版全体でも6.9%アップの150億4,900万ドルとなった。この結果、デジタル比率は20%となった。この数字は最も包括的な出版統計となる。先月発表された数字は予備的なもので、集計対象企業などが異なる。

E-Bookの拡大を推進したのは成年向けフィクションで18億3,100万ドル(前年比41%増)。ノンフィクションはあまり伸びず、5億9,216万ドル (同22.3%)。児童・青少年は4億6,918万ドル(同117%)。『フィフティ・シェイズ』に代表されるフィクションほどデジタル向きで、かつ出版市場を牽引していることを鮮明に示している。教育、学術、専門書を含む出版市場全体について、BookStatsは271億2,000万ドルと推定している。こちらは長引く不況を反映して0.9パーセントのダウン。

米国の出版統計はいろいろあるが、AAP+BISGのBookStatsは、それぞれ別々に行っていた集計を統一し、フォーマット別、ジャンル別、チャネル別に詳細化したリアルタイムのデータサービス。今回の数字は2,000社近い米国の出版社からの売上(卸)金額と販売点数を集計したもの。 (05/16/2013)

Scroll Up