世界一タフなアウトドア・タブレットEarl

earl-tablet世界初のサバイバル・タブレットを目指すEarlというプロジェクトが、クラウド・ファンディングを使って着手されようとしている。3Dプリンタなどを使って開発したプロトタイプは、白黒E-Inkを採用し、山岳などの過酷な使用条件、電源制約の下で稼働し、気象センサ、高性能な無線通信機能、ANT+をサポートする。地形図を標準装備。高精度のGPSとeverytrail.comのサービスを組合せることで、30万ものルート情報を利用できる。6月9日までに予約した場合の価格は249ドルと格安。

タフで高度なデバイスが250+ドルで

earl-tablet文明の及ばない、つまりスマートフォンやタブレット、3GやWi-Fiなどが使えない地域では、山岳用のGPS受信機に頼るしかないが、これはかなり進化が遅いもので、スマートモバイルとの差はあまりに大きい。5大陸の山岳・秘境を跋渉するシアトル在住のジョナサン・ペリー氏は、自身の経験から、サバイバル・タブレットの開発を思い立ち、Sqigle INC.を設立、Earlというプロトタイプの開発に取組んだ。3Dプリンタを使って100台余りを使い潰した上で実証機を完成。クラウド・ファンディングを使ってこのほど25万ドルの調達に乗り出した。

Earl-Tablet2EarlはAndroid 4.1ベースのタブレットだが、アウトドアで必要な情報を入手し、必要な通信連絡を行うためのものだ。反射と消費電力を抑えるため、LG製の6型E-Inkスクリーン(XGA)を採用。夜間でも発光機能を使って読める。防水、防塵、耐衝撃性を持ち、摂氏0~50度、高度40,000ftでの稼働を保証している。バッテリ寿命は最大20時間(3000mAh)。高効率(18%)の単結晶太陽電池により直射日光下で5時間で充電できる。GPSチップセットは、米国のGPSだけでなく、ロシアのGLONASS、WAASとも互換性がある。センサによって気温、湿度、気圧、風力、風向を把握する。トランシーバーは FRS、GMRS、MURS、チューナーはAM/FM/SW/LWを装備している。

もちろん、これは現在と将来のE-Bookにも対応する。これでサバイバル・ガイドブックなどを読みたい時には、EPUB、MOBI、PDFに対応するリーダで読めるし、数千のAndroidアプリも利用できる。対話型のガイドブックを開発できるように、APIを公開している。これで250ドルあまりというのだから、俄かには信じられないほどだ。予約すればこの秋には入手できるかもしれない。  (鎌田、05/21/2013)

参考記事

Scroll Up