オンラインが半分近く:2013年米国消費者レポート

2013VitalSourceバウカー社は8月6日、米国消費者の書籍購買行動に関する年次レポートの最新版を発表し、2012年に書籍購入に使われた金額の44%がオンライン小売を通したものだったことを明らかにした。2011年の39%を5ポイント上回り、5割のラインに近づいた。E-Bookの比率は7%から11%へ4ポイント上昇。注目されたのは、オンライン化、デジタル化のトレンドにもかかわらず、B&NでE-Bookの売上比率が6%から4%に落ちていること。消費者はNookから離れている。(価格は799ドル)

この統計調査は、バウカー傘下の Bowker Market Research (BMR)が、2012年に書籍を購入した米国人70,000人を対象に行ったパネル・サーベイに基づく。2012年はKindle導入以来満5年目で、様々な点で市場が転換点を隠した年で、大手5社を中心としたE-Bookの委託販売制が独禁当局の介入により(事実上)継続困難になり、また自主出版がブームとなった。前者による価格変化の影響はまだ部分的だが、後者は書籍市場全体の1%(金額)、3%(数量)を占めた。E-Bookにおいては金額の8%に達しており、市場を牽引していることを示している。

しかし、全体としての書籍購買行動には大きな変化がみられなかった。最大の購買層は30-44歳の女性だが、全年代を通じて男性を上回っており、とくに45-54歳で差が大きい。ジャンル別では『フィフティ・シェイズ』に代表される成年向けフィクションが目立っている。紙の発行点数も2011年の292,037点から301,642年に微増している。 (鎌田、08/08/2013)

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