Wattpadに自主出版のためのファンディング機能

Wattpadlogoカナダのソーシャル・リーディング/ライティング・サイト Wattpad は8月12日、Kickstarterのようなクラウド・ファンディング機能の提供を発表した。“Fan Funding”というサービスは、作家がファンから資金を募る仕組みを提供し、Wattpad も手数料を得るというもの。ライターは抱負や意図を、ビデオや資料を使い投稿できる。金額は様々、謝礼も(例えば同名の登場人物など)多様に設定できる。

作家と読者(ファン)の「連帯感」が支えるファンディング

創業者のアレン・ラウCEOによれば、Kickstarterなど既存のファンディング・サイトとの違いは、「すでに会員とファン・コミュニティの間に連帯感が存在している」ことだという。Kickstarterの場合は、家族・親戚や友人・知人に頼み込んだり、クールなビデオで赤の他人に金を出してもらったりという両極しかないが、すでにコミュニティが機能しているWattpad は、その必要はないということだ。会員の中には数万人単位のフォロワーを持っている人もいる。すでに(出版されたら買う)支援のベースは存在しているので、Wattpadは新しい仕組みを用意するだけでよかった。作家は執筆以前、あるいは執筆中にも支援を受けることが出来るが、多くの作家が夢のような印税ではなく、日々の生活費を必要としていることを考えれば、重要な機能となるだろうことは想像に難くない。

スタートアップのWattpadは、過去2回の資金調達で2,100万ドルを調達している。昨年6月の「シリーズB」ラウンドで同社は、Khosla Venturesなどのファンドから1,700万ドルを得ているが、「ライティングにおけるYouTube」とも期待されている。一節にはアマゾンの「買い物リスト」の上位にあるとも言われている。 (08/15/2013)

Print Friendly
Send to Kindle

Share