アマゾンがタブレット新機種KFHDXを発表

KFHD1アマゾンは9月25日、第3世代となるKindleタブレットの新しいラインアップ (HDX)を発表した。Paperwhiteとも共通するが、常識的なハードウェアのパワーアップと軽量・省電力化のほかに、OSの刷新とKindleエコシステムとの統合が図られている。OSはメディア・プレーヤー用から拡張を志向しており、エコシステムそのものの拡張を先取りしているようだ。

OS刷新でエンタメからエンタープライズへ

KFHDXハード的には最新の Nexus 7を意識したようで、画面は、7型が 1920 x 1200 (323 ppi)、8.9型が 2560 x 1600 (339 ppi)。プロセッサはNexus 7より速く、2.2 GHz Snapdragon 800(4コア)に2GB RAM。ハイスペックを必要とするゲーム・アプリにも対応している。電池寿命は11時間以上と長い。フロントに720p のカメラとリアに8mpのカメラ(8.9型のみ)。ユーザー・サポートとしてMaydayというアシスタント・サービスへのアクセス機能が付いたが、中高年の非デジタル世代には大きな意味を持つものだろう。価格は7型が$229、8.9型が $379。KFHD (2013)は $139に値下げした。米国発売は来月中旬からで、日本は年末からと思われる。

最新版の3機種はいずれも新しいFire OS 3.0 (Mojito)が搭載されている。これはAndroid OSの最新機能をアマゾンがカスタマイズしたもので、基本性能を大幅に向上させ、X-RayやMaydayなどアマゾンのサービス機能を利用しやすくしている。またSecond Screenがサポートされた。Mojito(モヒート)はかなりエンタープライズ用途を意識して設計されたようで、プリンタ・ドライバーやオフィス・スイートの統合、VPNクライアント、セキュリティの強化(データ暗号化)などが提供されている。
http://youtu.be/PFYHF1w8w3g

これらの機能は、企業が使用するエンタープライズ・アプリケーションで必須とされているもので、ドキュメント・サービスなどが想定されているものと見られる。つまり、大企業や政府などがクライアントになっているクラウドの端末ということだ。Kindleタブレットは強力なクラウドを背景に、これまでのメディア・プレーヤーから脱し、エンタープライズ市場に進出しようとしている。 (鎌田、09/26/2013)

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