E-Ink新世代の初採用は Kindle Paperwhite

eink_logo不振を伝えられていた E-Inkは9月4日、新世代の書籍端末用電気泳動式表示パネル E Ink Cartaの量産モデルを発表。これがアマゾンのKindle Paperwhite 新モデルに初めて採用されたことを明らかにした。そうなると Kobo Aura との比較が問題になるが、Aura は Carta を使わず、したがって解像度が同じである以外は別ということになる。

eink-cartaCartaは、現行の電子ペーパーのコントラスト比を50%向上させ、反射率を20%以上低減、独自の波形制御技術 (Regal) により、一度に数ページ送った後に生ずる再読み込みの必要を大幅に減らすことに成功したとしている。カラーなどのハイエンド技術ではなく、地道な使用感の改善に取り組んだ第4世代モデルがアマゾン Paperwhiteに再び採用されたことは、同社にとって大きな前進といえるだろう。

E-Inkには、Vizplex (2008)、Pearl (2010)を含めた3世代があり、それぞれの世代のE-Readerで標準的に採用されてきた。問題は、この秋に登場するKindle以外の新製品での採用だが、先週ご紹介した Kobo Aura ($149)には Carta は採用されず、ソニーの最新モデル T3にも搭載されていない。Paperwhiteは、Cartaを採用したことにより、解像度以外の分で差をつけた。Kobo がなぜ Carta を断念したのかは定かではないが、おそらくは生産体制が間に合わなかったのだろう。Aura はスクリーン技術の点でハンデをつけられてしまった。 (鎌田、09/05/2013)

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