EPUB3による新世代教育出版プラットフォーム

WB_logo-280x150米国シカゴに本社を置く教育出版社 World Book は9月17日、直販型E-Bookプラットフォーム、World Book eBooks を発表した。20あまりの同社のマルチメディア教材、レファランス・コンテンツを統合的に提供できる。購読制のサービスは、自動的にコンテンツの改訂や新刊の提供を行う。出版社による直販は、最も注目されているビジネスモデルだ。

購読制・直販モデルを採用

World Book Encyclo書店のネットワークが衰弱し、オンラインを使えば(潜在的ライバルでもある)アマゾンへの依存が高まるというジレンマに悩む出版社が、第三の道として選択するとすれば、直販 (Direct-to-Consumer)しかない。DtCはWeb上でのマーケティングと顧客管理とともに機能するものであり、たんに購入決済のインタフェースを取り付けただけでは機能しない。つまり、DtCへの取組みは数年がかりの長期プロジェクトとなる。

ワールドブックの教材は相互に関連した複数のシリーズから成る。動物の生態、数学基礎、科学基礎、人類の創生、宇宙の探求、発明と発見、幼児教材、エコライフ、徒歩旅行などがあり、カリキュラムと連動しているので、学校教育での副読本から個人の学習環境にまで対応する。ユーザーは専用のオンライン・ビューワで利用する。フォーマットはEPUB 3を採用し、デバイスは、PCやタブレット(iPad、Nexus 7、Galaxy Noteなどに対応する。標準フォーマットの重視は同社のポリシーで、PDFや独自フォーマットが多い他社と差別化しようとしている。 (鎌田、09/18/2013)

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