言語圏を横断して拡大するE-Bookに商機

global_pubアマゾンでコンテンツを担当するラス・グランディネッティ副社長は、FBFの中で開催された Publishers Launch カンファレンスで講演し、Kindleのコンテンツ事業について、いくつかの未公開情報を明らかにした。とくにKindleの多国籍展開に伴う、非英語コンテンツの英語圏市場での拡大傾向にあることに注目すべきだろう。日本の出版社は海外でのE-Book販売に対応すべきだ。

KinGnettidleの世界展開は急速に進んでいるが、先行した米英以外の諸国では、すべて同様の成長パターンを示しており、今後も同様の成長を続けていくものと期待されている。Kindle版のリリース動向では、トップ千人の著者が少なくとも1点のKindle本を持っている比率は、米国が98%、英国が95%であるのに対して、ドイツは89%、フランスが77%、日本は64%、スペインは46%となっている。

業界がアマゾンの影におびえる日本、政府が敵視するフランス、という図式を反映しているが、アマゾンがフランス語で提供しているタイトルで、アメリカで販売されているのは5%に過ぎず、スペイン語は71%、ドイツ語は51%と、あまり多くはない。残念ながら日本の数字がないのだが、ほとんどゼロかも知れない。しかし、2009年以来、Kindle非英語コンテンツの英語圏での販売額は倍々で増えている。印刷本のような輸送や現地印刷では割に合わない多くの本が、E-Bookによって商品になる。(10/12/2013)

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