読書端末はクリスマス・ギフトの人気商品

black-friday-2013-logo欧米では年間最大の消費イベントであるクリスマス・シーズンが始まった。米国では、とくに11月第4金曜から翌週の月曜が“ブラック・フライデー”と呼ばれて注目される。アマゾンをはじめとする小売業の売上が跳ね上がるのも第4四半期で、もちろん、代表的ギフト商品の一つになったE-Readerやコンテンツも売れる。今年のシーズンは例年とは別の意味で注目されている。
play-logo1恒例の「ホリデー・シーズンに何を子供に買ってやるか」調査を10月に行ったPlayCollective+Digital Book Worldの発表によると、46%の親たちは新しいリーディング・デバイスを買おうと考えており、昨年比で6ポイントのアップ(DBW, 11/20)。さらにこのうち半数以上(57%)がそれを子供に与え、4分の3 (73%)はE-Bookを買ってやるつもりのようだ (+7)。ただし、調査は、2~13歳の子供を持ち、E-Bookを読んでいる全米の親たち603人をサンプルとしている。これが一般的な親とは言えないが、すくなくともデジタル読書が世代を越えて広がり、市場の成長が止まる兆候は見られない。
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しかし、デバイスについては消費意欲は高いが、コンテンツ消費という点では、あまり期待できないかもしれない。この調査では、シーズン中に計画中の予算は平均$25.11で昨年より$3.15、1割強少ない。1冊単価は7ドル(昨年は$5.29)と見積もっていることを考えると、売れる点数は昨年の5点から3点に減る可能性がある。

機種別では、Kindle Fire (29%)+Kindle (16%)が45%、iPadも、現在のシリーズ(19%)、Mini (14%)、iPad2 (9%)、iPad1 (5%)で計47%なのでほぼ二強といえる。またE-Readerとタブレットとしてみると、前者が46%、後者がほぼ97%なので、1対2以上の開きとなった。タブレットでは、Androidタブレットが11%から20%に躍進したのが注目される。GoogleとSamsungのシェア拡大を反映しているものと見られる。Nook HDも10%あり、第三勢力を形成している。
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先月発表された同じPlayCollectiveの調査では、子供にとってのタブレットがすでにデジタル・プラットフォームとしての地位を確立し、E-Bookを読む子供の84%がタブレットへのアクセスを得ており、60%(半年前は48%)が主としてこれを利用している。専用E-Readerの利用は24%から7ポイントダウンして17%になっている。タブレットが安価になったこと、カラーや動画を必要とするコンテンツへのニーズが広がったことが背景にあるものと見られる。 (11/23/2013)

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