ランダムハウスが料理本紹介のThe Bookshop

tastebookランダムハウス社 (RH)のフードレシピ・コミュニティ+ブログであるTasteBookは4月24日、他社刊行物を含め、料理本や食品関係のタイトル1万点以上に関する情報を提供するオンライン読書ガイド The Bookshop を立ち上げたと発表した。フォーマットを問わず、料理書に関するガイド情報を提供し、各種書店での購入に導くもの。

レシピと関連させ、1万点余の料理本をガイド

The-Bookshop-Screen-510x284新旧の料理・食材関係本は18のカテゴリに分かれ、通常の料理書の分類によるほかに、有名シェフや回想ものなどもある。The Bookshop/TasteBook  が特にフィーチャしたレシピとコンテンツは、Bookshopの料理本へのリンクを持っているので、検索したレシピから本に導かれるようになっている。現在のベストセラー紹介もある。直売はしておらず、購入する場合は、アマゾン、B&N、iBookstore、 Indiebound (ABA/Kobo連携)から選択するようになっている。

レシピ・サイトは数多いが、RHのTasteBookは50万人あまりの会員を擁し、料理本のコレクターを数多く含む。料理の発想を書籍から得ているだけに、料理本の重要なマーケットだ。プロジェクトを担当しているのは、Digital Channel Developmentという部門で、もっぱら本の「見つかりやすさ/見つけやすさ」に関するマーケティングを行っている。他社本を含めたガイドは意外に思われるかもしれないが、それによって貴重なマーケティング情報が得られる意味がある。料理本の市場全体の中での自社のポジショニングを知るにはこれが最も効果的だ。

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「見つかりやすさ/見つけやすさ」はこれまでアマゾンによって担われ、それが同社の強さの源泉となってきたことは周知のとおりだ。The Bookshopは販売収益を目的としたものではないが、50万人の会員から得られるデータは、この分野のトップ・ブランドであるために必要なものを提供するだろう。さらに言えば、料理本は食材、調理器具、家庭用品、飲食業界に至るまで広大な裾野と消費市場を背景にしている。マーケティング的な意味は大きく、アプリ化することで、読者のコンテクストが大きな媒体価値を持つことは言うまでもない。RHとしては、複合的なマーケティング装置としてThe Bookshopを考えているとみてよいだろう。(鎌田、04/30/2014)

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