「デジタル出版クロニクル」シリーズのご案内

announcement本誌を母体としたデジタル・ファーストの出版企画を、近々にスタートすべく、準備しています。素材として記事を使いますが、基本的にオリジナルで、E-Book 2.0 Forumのサイトに「プラットフォーム」を新設し、テーマや問題提起、本文の骨格などを公開し、読者の皆様と共有しつつ、フィードバックを得ながら進めていく、プロジェクト指向の出版となります。

デジタル出版の現在を3点観測で構造的に解明

2009年に始まるE-Book 2.0プロジェクトは、Forum、Magazineを中心に、グーテンベルク以来の転換期を迎えた出版の「現在」を、最前線となった米国の動向を中心に分析・把握し、「明日」への選択を考えようというものでした。すでに7年を経過したことで、歴史を年代記的に記録し、考察するプロジェクトとして継続させるという意図は、非力ながら半ば達成されつつあると考えております。

本シリーズは、今日のデジタル出版に関する「テーマ別集成」を意図しています。構想の詳細は順次お伝えしていきますが、デジタル(技術)、ビジネス(メディア)、歴史(世界)という3つの異なる視点から問題のコンテクストを構造化することで、現実の事象、事件の背景が分かるように出来れば幸いです。個々のタイトルは独立していますが、それぞれ関連を持っており、また共有部分(年表、用語、データ、索引など)の整備も関連プロジェクトとして進めていきたいと考えています。

最初のタイトルのテーマを「自主出版-出版ビッグバンのビジネスモデル(仮題)」として設定しました。本誌は当初から自主出版を注視してきましたが、この1.2年の米国市場の進展により、ビジネスモデルとしての性格を明確にしてきました。Web 2.0のテクノロジーとマーケティングの融合により生まれた自主出版は、「『出版ビッグバン』への最初の適応であり、デジタルのあらゆる可能性を試す役割を担っている」という認識を軸に、執筆を進めています。

本プロジェクトについてはForumサイトにプラットフォームを新設して逐次中間成果物を発表していきますので、ご支援ご協力をお願いする次第です。(鎌田博樹)

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