初のサードパーティ製Alexaデバイス登場

Triby4フランスのテレコム製品デザイン企業、インヴォクシア社は4月末、Alexa対応の汎用音声デバイスTriby(トライビー)を199ドルでリリースした(米国Amazon価格169ドル)。音声エンターテインメントや家族や友人との遠隔会話など、Echoと同様に使用できる。何よりスタイリッシュなので幅広く受け容れられそうだ。

シンプルでシックな非アマゾン・デザイン

Triby-store-rougeアマゾンEchoがユニークな円筒型ラジオであったとすれば、Tribyはインターホンをイメージしていると思われる。壁に掛ければ存在を消してしまうので、どんな部屋でも違和感なくなじむ。E-Inkの表示は人を急かせるところがなく、シンプルでシックなところが、さすがフレンチ・デザインと思わせる。

Tribyを使うには、まずiOS/AndroidのTribyアプリを使ってWi-Fiにアクセスし、アマゾン・アカウントでサービスに接続する。ここでAlexaアプリを取得し、設定を行えば使用可能となる。もちろん、呼び出しのキーワードは 'Alexa' で 'Triby' ではない。主な機能としては以下のようなもの。

  • インターネット・ラジオ局やSpotifyのプレイリストにワンボタンでプリセット登録
  • 5メートル以内ならVoIP電話またはペアリングしているスマートフォンで呼び出し
  • スマートフォンで入力したテクストやいたずら書きをE-Inkディスプレイに表示・共有
  • 背面磁石を使って冷蔵庫などに貼り付け可能
  • 充電なしで最長2日の寿命

Inoxia_logoEchoの成功で知られるようになったアマゾンの音声サービス・インタフェース Alexaは、サービスとデバイスの仕様を公開しているので、サードパーティに開放され、プラットフォームとしてエコシステムが形成されることを期待している。昨年9月にアマゾンが出資したことが発表されているインヴォクシア(Invoxia)の Triby は、アマゾン以外では初のAlexa対応デバイスだが、デザインや操作性も保証されている。とくにVivo Acousticと称する音響設計をセールスポイントにしており、価格とともに、Echoに対する独自性となっている。デザインとともに、音には好みがあるので多様性は必要な要素だ。

invoxia_01._SR600,180_Tribyは、「Aleza対応のポータブル・スピーカー、ラジオ兼スピーカーフォン」ということで販売されている。いずれも形と機能のイメージが掴みにくいものだが、この「多機能音声デバイス」は、ラジカセ以来、久々の室内用音声メディアということになるのだろう。さしあたって、われわれにとっての関心は、ハンズフリーで快適に本の朗読が聴けるか、いやそれ以前に家庭の必須アイテムとして迎えられるかということだ。機能的には評価が確立しているAlexaを、非アマゾン・デザインのデバイスで使えるデバイスの登場は、一歩前進と言えるだろう。 (鎌田、05/10/2016)

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