Amazon RapidsがTVキャラクター投入

Rapidsアマゾンは7月19日、昨年11月に立上げた「チャット型電子絵本」アプリAmazon Rapidsを大幅に拡張し、子供向けTV番組キャラクターからの新しいストーリーを使った Signature Storiesを導入したことを発表した。ポピュラーなキャラクターと人気声優を加え、新しい可能性を開拓しようとしているものとみられる。

コミュニティ路線で拡大するWattpad Tapに対抗

DE_mqWIUIAAjWw9-1024x576今回アプリに追加されたのは、'Niko and the Sword of Light' と 'Danger & Eggs' で、オリジナルの制作チームが担当し、TVのストーリーラインに沿って主人公たちの「冒険」シリーズが見られる。 Amazon Studiosのキャラクターをフルに使っているのが特徴だ。ディズニーやセサミ・ワークショップのような方向を目指していると思われる。

しかし、興味深いことに、対話型ストーリー・アプリではWattpad Tapが大きな成功を収めており、こちらはユーザーが文字、画像、絵文字を組合わせたストーリーを創作・シェアするCreate機能が人気を呼んでいるという。アマゾンがプロのクリエイターによるオーソドックスで教育的な(あるいは出版型の)アプローチをとるのに対して、Wattpadがインディーズが中心になって参加型でやみつきになりやすいコミュニティ・アプローチをとるなど対照的といえる。

TapWattpadはソーシャル出版プラットフォームのグローバル展開に唯一成功しているが、やみつきになるほどのファンを獲得する秘密がどこにあるのかが注目されるところだ。アマゾンが定額モデルとプライムとの組合せという盤石のビジネスモデルからスタートしているのに対して、Tapはまだ手の内を見せていないのも可能性を感じさせる。同じカナダのKoboがミニ・アマゾン風で分かりやすいのにたいして、中国系の創業者によるWattpadが非アマゾン的で発想で混沌を厭わないことはアマゾンも警戒しているだろう。 (鎌田、07/20/2017)

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