進化するホテルのメディアサービス

xl_153089366高級ホテルやブティック・ホテルにメディア・プラットフォームを提供している米国の KEYPRは、Scribdと提携して、定額でのE-Book配信サービスを利用できるサービスを始めた。宿泊客は、最新のベストセラーE-Book/A-Bookタイトルを始めBusinessweek、TIME、People、WSJのような雑誌、新聞を読むことが出来る。

KEYPRが「ホテル向け定額サービス」

KEYPRホテルの客室で電子書籍/雑誌を読めるようにするサービスは、オンライン(モバイル)ではかなり前から普及しているが、徐々にリーダを備品化する例が出てきた。調査 (HT’s Lodging Technology Study) によれば、54%のホテルが顧客ニーズの拡大に対応して、メディア・テクノロジーへの投資を拡大しているとされる。米国の数百ものホテルを顧客とするKEYPRは、ゲスト用タブレットなどを通じて客室のメディア/エンターテイメント・サービスを提供している。

ホテルの客室は、タウンガイドや新聞、ベッドラジオ、ケーブルTVをはじめとして、「メディア」と縁が深い。しかしタブレットを中心としたデバイスの普及が必ずしも早くないのは、Wi-Fiなどインフラの更新、サービスの対応のほかに、顧客の多様な要望や好みに対応するホテル側のメディアとテクノロジー・インタフェースに関する「UXデザイン」へのニーズが定まらないこともあるだろう。しかし、デバイスやWi-Fiインフラは廉価になってきたので、ビジネス系の中価格帯ホテルがハイテクのメディア・サービスを訴求するかもしれない。

注目されるのは、スマート・オーディオがホテルにどう普及するかということだ。コンシェルジェ業務などでのサービス・オペレーションの設計が難しいが、顧客満足に直結するだけに、「サービス・エンジニアリング」としての息の長い取組みが必要になる。2020年は、ホテルのメディア・サービスの先端を見られることになるだろうか。 (鎌田、05/22/2018)

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