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CNBC (9/17)は、アマゾンが今月、Alexa関連の新製品8点を発表することを伝えた。電子オーブンからオーディオ製品、カー・ガジェットまで多岐にわたり、自宅やマイカーでの音声アシスタント機能と音声コンテンツの遍在性を高めるのが目的である。今年もデバイスはAlexa中心となるようだ。
世界のスマートスピーカ市場は、2017年で45億ドルと推定され、2018-2014年に年33%で成長を続け、300億ドルに達すると予測されている (Global Market Insights) 。この新しい音声デバイスの市場は、もちろん「スピーカ」以上に、「スマート・サービス」と「音声コンテンツ」での市場拡大をもたらすと期待されているのだが、それらはアプリケーションごとに、市場を見ていく必要がある。
アマゾンの18年モデルは、Alexa Voice Service (AVS)の家電製品への本格参入として注目されている。対応するのは、GEのスマート・オーブン、Sonosのアンプとサブウーファー、Garminの車載用ダッシュ・カメラなどだ。KindleとKindle Fireは、Bluetooth機能をサポートしたのでAlexa対応の音声デバイスとして使えるが、2018年版のKindleは、その方向を示すだろうか。
出版について言えば、広告を含む雑誌の記事連動サービス、新刊ガイド(販売)、オーディオブック再生などでの利用が考えられている。それが出版市場をどのように変えていくかは不明だが、米国での傾向から、少なくとも音声コンテンツの拡大は確実と考えられている。年率30%で成長する市場をさらに押し上げるかどうかはともかく、それを維持する要因とはなるだろう。◆ (鎌田、09/20/2018)
出版ニュース 2018/10/11号 巻頭記事 「出版人はどう生きるか : - "版"と"読者"をめぐる21世紀出版の挑戦」
アマゾンがAlexa新製品を投入へ
今年も急成長の「音声」市場
世界のスマートスピーカ市場は、2017年で45億ドルと推定され、2018-2014年に年33%で成長を続け、300億ドルに達すると予測されている (Global Market Insights) 。この新しい音声デバイスの市場は、もちろん「スピーカ」以上に、「スマート・サービス」と「音声コンテンツ」での市場拡大をもたらすと期待されているのだが、それらはアプリケーションごとに、市場を見ていく必要がある。
出版について言えば、広告を含む雑誌の記事連動サービス、新刊ガイド(販売)、オーディオブック再生などでの利用が考えられている。それが出版市場をどのように変えていくかは不明だが、米国での傾向から、少なくとも音声コンテンツの拡大は確実と考えられている。年率30%で成長する市場をさらに押し上げるかどうかはともかく、それを維持する要因とはなるだろう。◆ (鎌田、09/20/2018)
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