Viz Mediaが米国でオリジナル・マンガ出版

小学館・集英社グループが米国で展開する Viz Mediaは、クリエイターを対象にした新しいマンガ自主出版ブランド VIZ Originalsを開始する。マンガにインスパイアされたオリジナル・ストーリーを審査・承認し、米国内でのマンガ/アニメ・イベントでの出展を支援するという新しいアプローチだ。創刊は来年の予定。

オリジナル「アメ・マンガ」に期待

Publishers Weekly (03/16)によれば、このプランは開催中の Emerald City Comic Conで発表されたもので、今後もこのイベントがプロモーションの場となる。編集長には米国のマンガ界のベテラン、フォーン・ラウ (Fawn Lau)氏が就任するが、アーチストと対話しながら徐々に立上げていく、としており息の長いプロジェクトとなりそうだ。

日本発のマンガは、独特の表現で海外に市場を開拓してきたが、日本のクリエイターに依存する限り、定着・拡大には限界がある。かといってゼロからの「オリジナル」は「マンガ」から外れてしまう恐れがある。VIZはポートフォリオ・パネルの応募作品を審査し、原作を損なわない、「インスパイア」としてのオリジナリティを審査するのだろう。

うまくいけば「マンガ」表現の領域を拡張し、日本のクリエイターやファンにもインスピレーションを与えることが期待される。米国ではマンガ好きのエンジニア、テクノロジーが分かるクリエイターも多いので、米国発の「マンガ」がグラフィックノベルのトレンド・セッターとなることもあり得る。 (鎌田、03/19/2019)

Scroll Up