Good eReader のマイケル・コズロウスキ編集長によると、E-Ink社は Kaleidoの第2世代のブランドを変更しており、NewKaleido、Kaleido 2、Kaleido Plus などとする可能性がある (03/21)。この「カラー印刷/発色技術」は改善を続けており、発色はより自然で文字も鮮明になった。応答速度などの問題もあるが、カラー動画にも利用可能なレベルに行くかもしれない。進歩は予想外に速い。
カラーリーダーの新世代
技術的には、新しい印刷パターンによって、発色が明るくなり、カラー・フィルターをインク層に近づけ、フロントライトの照明が改善され、色域が3倍以上拡大されたという。また光の散乱が少なくなり、彩度が向上した。白と黒を生成するフィルター (color filter array)の調整で文字が鮮明になった。
E Ink Kaleido Plusは、第1世代製品の6~7.8インチの画面を直接サポートし、様々なサイズとアプリケーション向けの製品を供給するものと見られる。コズロウスキ氏によれば、Kaleido Plusを利用するのに最適な製品は、Pocketbook InkpadColorとOnyxBoox Nova 3Color。Bigmeは、中国市場向けの7.8型製品を開発中。ソニーとEINKの共同パートナーシップであるLinfinyは、Goode-Readerに新しいデジタル・ペーパー10.3インチカラー ’enote’を独占的に提供した。
コメント:
EInk, Johnson Lee(ジョンソン・リーCEO)
PocketBook社CMO(マーケティング責任者)エフゲニ―・ザイツェフ (Evgeniy Zaitsev) 、OnyxBOOX社の キム・ダンCEO (Kim Dan) CEO
EInkのジョンソン・リーCEOは「顧客からのフィードバックを受け取り、新しいアップグレードに組み込み新しいレベルの彩度を実現することができました。将来、KaleidoPlusが電子教科書市場に採用されることを楽しみにしています。」と述べた。
またPocketBookのエフゲニ―・ザイツェフCMO (マーケティング責任者)は次のように述べた。 「eコンテンツの世界市場は、量と多様性で成長しています。子供向けの漫画や本、ノンフィクション、定期刊行物など、カラーを必要とするイラストを含むコンテンツがますます増えています。それらはカラーにより魅力と価値を高めるからです。カラーEインクリーダーの需要が高まっており、弊社は顧客のニーズを満たすために最善を尽くします。新しい7.8インチ製品は、2020年に発売された以前の6インチのPocketBookColorリーダーよりもさらに成功すると確信しています。」
OnyxBOOX社のキム・ダン (Kim Dan) CEOは、「OnyxはEInk社と12年以上協力しており、この成功に興奮を抑えきれません。すべてのBOOX製品はEInkテクノロジーに基づいており、最新のBOOXNova3ColorはKaleidoPlusを使用し、カラーeリーディングと筆記機能がさらに潜在市場を開くことを期待しています。」
◆ (鎌田、03/11/2021)
参考記事
- E INK Kaleido 2 is now called Kaleido Plus, By , Good eReader, 09/0309/2021)