Vol.3, No.30, 11/04/2013

11/04/2013 通巻134号|♥=会員向け記事(有料)|新規申込ログイン
ANALYSIS & COLUMN
サービニスCEO、Koboの現状と戦略を語る(1/2)(♥)

mike-serbinis-300x220最大市場の米英ではあまり目立たないが、B&Nが没落する中で昨年もシェアを拡大させたKoboは、やはりアマゾンを追う存在だ。マイク・サービニスCEOが現状と世界戦略について語ったインタビューが4月5日の Digital Book Worldに掲載された。(1)日本市場、(2)Koboの現状と世界戦略、(3)米国市場、(4)タブレット、価格戦略、DRM、自主出版…など多岐にわたっているが、ここでは日本市場についてのコメントを中心に紹介し、解説してみたい。[全文=♥会員]


読む本によってデバイスの選好は変わる

bisg_consumercover_2013_small米国の出版シンクタンクBook Industry Study Group (BISG)は4月5日、デジタル読書の動向に関する最新の「消費者態度」調査の結果を発表し、いくつかの興味深い傾向を示した(調査=バウカー社)。初めてタブレットが専用リーダをリードし(44-42)、さらに差を広げるのではないかと予測されている。それ以上に注目されるのは、デバイスと出版ジャンルの関係。いくつかのフィクションでは引き続き専用リーダが優位を占めたのに対して、ノンフィクションではタブレットが優勢という具合。[続きを読む]


米国の電子公共人文図書館DPLA近日公開

DPLA「研究図書館、公文書館、博物館が保有するすべての文献をアメリカ人(さらに世界)に」アクセス可能な形で提供することを目的にしたプロジェクト Digital Public Library of America (DPLA)が、3年の準備期間を経て4月18日にスタートする。発足時のコレクションは200~300万点。EUのプロジェクト Europeanaと相互運用性を持たせている。「構想は大きく、最初は小さく」というコンセプトで着手され、当面はすでに各研究機関においてデジタル化済の書籍、草稿、資料、芸術作品などが収録される。[続きを読む]

NEWS & COMMENTS
B&Nが自主出版のブランド化へNook Press(♥)

nook_pressB&NのNook Mediaは4月9日、FastPencil の協力を得て自主出版サービスの PubIt! を強化するとともに、これをNOOK Pressブランドと改称したことを発表した。名称変更が示すことは、すでに自主出版物がE-Bookの売上の25%を占めるエコシステムの柱になったということだ。NOOK Pressでは原稿から配信、マーケティング、販売管理までの環境が使いやすく、強化された。著者の獲得に向けて、機能やサービスの競争が激化している。[全文=♥会員]


英国が法定納本をデジタル・コンテンツに拡大

British_Library17世紀初頭以来400年あまりの納本制度の伝統を持つ英国は、法定納本制度を改訂し、4月6日以降ブログなどのオンライン刊行物を含め、すべてのデジタル刊行物/公開情報に適用を拡大した。これにより、".uk"ドメインの英国出版物は(ペイウォールの内側にある有償刊行物も)、大英図書館をはじめとする6つの法定納本図書館に「納本」することが義務づけられることとなった。英国を活動の場とする個人が公開しているTwitterなどソーシャルメディアの記事も原則として対象とされる。[続きを読む]


世界大手5社決算、デジタル化進展で利益率10%

profit_margin先日ランダムハウス社の2012年度決算を紹介したが、超ベストセラーという特殊要因の後押しがない他の(マクミランを除く)大手4社を含む数字も出揃ったので取り上げてみたい。総じて言えることは、売上が停滞し、営業利益が前年水準を割っている企業も含め、すべて9%以上の利益率を確保していることだ。各社ともコストの安いE-Bookの貢献を強調している。RHを除く各社の決算には、独禁法訴訟の関係の法務費用や和解金による損失が反映されている。[続きを読む]


ペンギンの古典名詩選アプリは新市場を開拓するか

poems-by-heart-emblemペンギンは4月4日、Penguin Classics から Poems by Heart という英米詩のリーディング・アプリをiTunesストアにリリースした(無償)。このコンテンツの新しい読み方を提供するものとして注目されている。TeleReadにジョアンア・キャボット氏のレビューが載っているので、あわせて紹介しておきたい。古典もので堅く稼いできたペンギンも、E-Bookでは無償コンテンツと付加価値で対抗しなければならない。このアプリも一つのトライアルとして評価されている。日本でも同じようなアイデアは使えるだろう。[続きを読む]

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