Vol.3, No.31, 18/04/2013

18/04/2013 通巻135号|♥=会員向け記事(有料)|新規申込ログイン
ANALYSIS & COLUMN
“Kindleクリスマス”は終わったか:12月のAAP統計

kindle_christmas米国出版社協会(AAP)から、昨年12月の統計 (StatShot=1,200社対象) が発表され、昨年の数字が揃った。E-Bookは2012年の総売上の23%を占め、2011年(17%%)、2008年(1%)と比べて一段と存在感を増したが、特に12月の伸び率はかなり鈍化した。事実上12月に始まった2013年シーズンで、さらに鈍化する兆候とも見られる。2008-9年から続いた“Kindleクリスマス”はもう終わりか。なお、E-Bookの貢献は大きく、全体では6.2%増と好調だった。[続きを読む]

REVIEW
「打倒アマゾン」「自炊業者撲滅」…

cat_punch北朝鮮の連発する「無慈悲」「鉄槌」「火の海」といった言葉がTwitterで妙なブームになっているそうだ。「無慈悲な休日出勤による徹底的な残業が行われるだろう」とか、言い換えを競うセンスはなかなかのものだ。他方、出版の世界にも近年、かなり殺伐とした言葉が飛び交うようになった。楽天・三木谷社長が「打倒アマゾン」を叫べば、一部出版関係者が「自炊代行業者撲滅」を唱えるなど、どうやら暗く鬱屈した気分を晴らすカゲキ表現が好まれる時代になってきたのかも知れない。[続きを読む]

NEWS & COMMENTS
PubMatchがオンライン版権市場へCCCと提携(♥)

logo_PubMatch15ヵ国で活動している国際的な会員制著作権取引支援サービスのPubMatchは4月15日、著作権管理機構のCopyright Clearance Center (CCC)と提携し、CCCの RightsLink エンジンを使ったWebベースのサービスに進出することを明らかにした。RightsLinkの高度な検索機能やサンプル、カタログ提供などにより翻訳・販売権を中心としたオンラインでの直接取引、クレジット・カード決済、カスタマーサービスが可能になる。PubMatchでは、多くの著作物に市場機会を提供するとしている。[全文=♥会員]


S&SがNYの図書館でE-Bookの貸出/販売を試行

New-York-Public-Library-300x218サイモン&シュスター社(S&S)は4月15日、ニューヨークの3つの公立図書館との間でE-Book貸出のパイロット・プログラムに関して合意したことを明らかにした(→リリース)。4月30日以降、S&Sはカタログにあるすべてのコンテンツを1年間、回数無制限で利用可能とするほか、1年を経た後は再購入できる。また図書館のWebサイトで小売も行う、という内容。S&Sはこれまで一切の貸出を認めてこなかったが、地元ニューヨーク限定ながら、現実的な方向に転じることになった。[続きを読む]


Koboの“ポルシェ”は疾走するか失速するか

Aura HDKoboは4月15日、新しいコンセプトに基づくE-Readerの新製品、Aura HDを169ドルで発売した。6.8型と大きめの画面に高解像度(1440×1080、265dpi)の前面発光型スクリーンを装備した“高級”リーダは、週に数冊を読みこなすような本の虫、あるいは読書を人生の中での大切なひと時と考える愛書家をターゲットにしたもの。マイケル・タンブリンEVPによると“E-Readerのポルシェ”となることを目指したものという。果たしてデジタル・リーディングにポルシェは必要か。[続きを読む]


アマゾンがKindleマンガ制作ツールComic Creator

comicCreatorアマゾンが4月12日、Kindleストア向けのコミック/マンガ制作ツール Kindle Comic Creator (KC2)をリリースしていたことが明らかになった。著者/出版者は難解なHTML/CSSコードを知らなくても固定ページの見開きや対向関係のレイアウト指定、コマ割りや遷移の設定などの基本操作のほか、各種Kindleデバイスのプレビューが可能なツールで、日本語、中国語を含む7ヵ国語をサポートする。アップルのiBookAuthorと同じく無償。Windows版 (XP/7)とMac版 (OSX 10.6+)が提供されている。[続きを読む]


アマゾンがAppstoreを200ヵ国近くに展開

amazon_appアマゾンは4月17日、アプリ開発者に対し、Amazon Appstore (AA)の販売地域を3ヵ月以内に全世界195ヵ国に拡大させることを明らかにし、アマゾン・エコシステムの世界市場へのアクセス拡大を誇示した(→リリース)。これまで、米国と日本および欧州数ヵ国だけで販売されていたが、これで一気に iTunes (iT)とGoogle Play (GP)をしのぐ地域市場をカバーすることになる。Kindle Fireについての言及はないが、少なくとも重点市場についてはストアの立上げと同時に発売される可能性が強い。[続きを読む]

CLIP BOARD
Scroll Up