Vol.3, No.36, 23/05/2013

23/05/2013 通巻140号|(♥)=会員向け記事(有料)|ログイン
ANALYSIS & COLUMN
米国デジタル出版革命の総括 (1) 出版社

bookstatsvol3_mediumBookStats 2013については、先週号で紹介したが、無料で得られる要約情報としては、BISGが5月15日に開催したセミナー(MIP=Making Information Pay)で調査関係者が発表した資料が、いまのところ最も詳しいので、これをもとに解説してみたい。このデータの意味は、最も包括的で精度が高いものであると同時に、2008年から5年間に米国で起こったデジタル出版革命の実相を、初めて説得力のある形で示しているということだ。デジタル・コンテンツは30億ドルで商業出版の20%に達したが、出版業界はこの激変を乗り切ったと考えている。他方でオンライン流通はさらに拡大し、アマゾンの力が強まった。次には何が待っているのか。[続きを読む]


アマゾンがファンフィク・プラットフォーム(♥)

Kindle_Worldsショートやシリアルなど、出版において革新的なカテゴリを開発しているアマゾン出版は5月22日、重要な市場に成長しつつあるファン・フィクションのプラットフォーム Kindle Worlds とライセンス出版プログラムを発表した。版権所有者からのライセンスを取得することで、ファンが容易に作品を発表、出版することが出来るようにするもの。6月には専用ポータル・サイトを開設するが、すでにVampire DiariesのL.J.スミスやワーナーなどからライセンスを取得している。[全文=♥会員]

NEWS & COMMENTS
世界一タフなアウトドア・タブレットEarl

earl-tablet世界初のサバイバル・タブレットを目指すEarlというプロジェクトが、クラウド・ファンディングを使って着手されようとしている。3Dプリンタなどを使って開発したプロトタイプは、白黒E-Inkを採用し、山岳などの過酷な使用条件、電源制約の下で稼働し、気象センサ、高性能な無線通信機能、ANT+をサポートする。地形図を標準装備。高精度のGPSとeverytrail.comのサービスを組合せることで、30万ものルート情報を利用できる。6月9日までに予約した場合の価格は249ドルと格安。[続きを読む]


ニッチ市場に活路を求める電子ペーパーのE-Ink

spectra電子ペーパー市場の縮小に直面しているトップメーカー、台湾のE-Inkは5月21日、新世代の Spectra、Auroraの2製品を発表し、バンクーバーで開催中のSID Display Week 2013で展示した。Spectraは、黒白赤3種の顔料を使ったディスプレイでESL(電子棚札)システム用製品で、Auroraは冷凍庫や厳冬期の屋外を含む低温での使用を可能とする。直接的には特殊用途のニッチな市場をターゲットにしたようでもあるが、価格によっては一般用にも使えるかもしれない。出荷は今年後半。[続きを読む]


アマゾンよりコミュニティを選ぶ小出版社

Barefoot2米国の児童書出版社ベアフット・ブックス(マサチューセッツ州ケンブリッジ)は5月21日、アマゾンとの取引を終了し、独自の経営哲学に基づく販売チャネルに集中していく方針を表明した(→リリース)。2006年には最大手書店チェーンのB&NやBordersとの取引を停止したこともある出版社だが、米国の全流通量の3分の1、E-Bookでは6割台のシェアを占めるアマゾンを失っても補って余りあるものとは何だったのだろうか。[続きを読む]

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