Vol.3, No.38, 06/06/2013

06/06/2013 通巻142号|(♥)=会員向け記事(有料)|ログイン
ANALYSIS & COLUMN
『ニューズウィーク』とジャーナリズムの運命(♥)

Newsweekニューヨークのメディア研究シンクタンク、ピュー・リサーチ・センター(PRC)は、米国ニュースメディアの年次レポートである "The State of the News Media 2013" を発表し、ニュース誌(6誌)の厳しい現状を映し出したが、なかでも買い手を探しているニューズウィーク誌の危機的な状況が明らかになった。2012年の広告ページは6誌平均で10.4%減少したが、これは全雑誌平均の8.2%より25%高い。店頭売り部数は16%の急落を示し、全雑誌平均の2倍。[全文=♥会員]


サムスンはコンテンツに本格参入するか?

Samsung先週ニューヨークで開催されていた Book Expo Americaにサムスンが出展していたことがちょっとした話題となっている。Galaxy/Note でモバイルデバイス市場をリードしている同社は、Samsung Readers Hub というリーダを提供しており、新たに統合されるSamsung Appストアの本格的展開を準備しているものと考えられるのだ。現在のところ、リーダはタブレットを除くデバイス製品に標準装備されているが、本格的事業展開した場合の影響は少なくない。[続きを読む]

NEWS & COMMENTS
アマゾンが Kindle の“書店営業”を開始か

bookstore_amazonKoboと独立系書店のパートナーシップの成功を横目で見ていたアマゾンが、書店との提携に動き始めたようだ。「編集部注:これは時期遅れのエイプリル・フール・ジョークではありません。」という書き出しで始まる The Digital Readerの記事は、最近米国の複数の書店が、Kindleの販売に関してアマゾンから電話で打診を受けたことを伝えている。Kindle 臨時販売員募集広告も同社のサイトに出ているようで、これはただの予備的調査ではないと思われる。[続きを読む]


明るさを取り戻した米国独立系書店業界

ABA_poster先週開催された米国書店協会 (ABA)の年次総会では、これまでにない活況を呈し、強気のメッセージが発せられた。独立系中小書店は昨年8%の成長を遂げた。Koboとの提携によるE-Book販売も好調で利益率も上がり、21世紀に街の書店が生き残れるかという「存在論」的不安がひとまず解消されようとしていることが背景にある。ABAのオーレン・タイチャーCEOは「この最初の成功は、われわれに達成可能なポテンシャルを強調したものに過ぎない」としてさらなる努力を呼びかけている。[続きを読む]


世界はどちらに向かっているのか?

zerosum大手コンサルティング会社 PricewaterhouseCoopers (PwC)は、6月5日に発表した年次レポートで、米国の一般商業出版市場において、2017年にE-Bookが印刷本を上回るという大胆な予測を披露した。150億ドルあまりの全体規模は変わらないまま、デジタルが現在の成長を維持し、その分紙が消えていくというラフな前提だが、根拠を明らかにしていない。最近 BookStatsで明らかになった事実を踏まえておらず、早くも批判が集まっている。書籍出版市場が成長することはなく、紙はフェイドアウトするもの、という「世間」の認識を示すものではある。[続きを読む]

CLIP BOARD
Scroll Up