Vol.3, No.40, 20/06/2013

20/06/2013 通巻144号|(♥)=会員向け記事(有料)|ログイン
ANALYSIS & COLUMN
書店を超えたTomelyが挑戦するビジネスモデル(♥)

DRM-free label_2DRMフリーの利点については、しだいに共有され始めているが、実装能力、販売力がある一部の出版社以外は、簡単に選べるものではなかった。6月16日に立ち上がったオーストラリアのE-Bookストア Tomely (トームリー)は、「賢い読者と出版社が2013年に望む電子書店」を目ざし、すべてDRMフリーで提供するほか、直接決済、手数料(売上シェア)を20%など、いくかのアイデアを盛り込んだ。アマゾン型プラットフォームは唯一のモデルというわけではない。それどころか、唯一の例外かもしれないのだ。[全文=♥会員]


ペンギンが革新的プログラム First to Readを発表(♥)

F2R_logoペンギンは6月18日、新刊本の“見つかりやすさ”を高める「オンライン・ディスカバリー・プログラム」の一環としてFirst to Read という試読会員サービスを開始した。登録した一般読者は一部の新刊書のデジタル・ゲラの抜粋を発売の数ヵ月前に読むことが出来るが、SNSでの情報共有と拡散によってポイントを獲得する。オンライン・マーケティングの主流となりつつある「エンゲージメント」手法を、個々のタイトルではなく、出版社として導入した点で先駆的なものと言える。[続きを読む]

NEWS & COMMENTS
この時代に「紙だけ」というキング 'Joyland'の選択

joyland-186x300ベストセラー作家のスティーブン・キングが、今度は「書店に足を運んでもらうために」6月4日発売の 'Joyland' (Hard Case Crime) を印刷版に限定したことは、ちょっとした話題となった。売上金額や読者数ではなく、読者の「書店体験」を重視したものだが、やはり注目されたのは、その結果どうなるか、とくに海賊版の登場とその影響だった。書店での売れ行きは(アマゾンを含めて)好調。そして予想通り海賊は数日で出現した。しかし、版元はまったく動じていない。違法コピーによる「損害」など無視しうるものということだ。[続きを読む]


Tolinoの「成功」で活性化するドイツ市場

tolino_shine_wb-shop-330x500ドイツの大手書店がアマゾン対抗のためにドイツ・テレコムと提携して今年3月にリリースした“統一リーダ” Tolino Shine(写真=99ユーロ)について、ヴェルトビルトなど2社は、過去100日間の売れ行きは「大成功」と発表した。数字については「数万台の後半」としか述べていないが、少なくとも「予想を超えるもの」であったらしい。昨年ようやくシェア2.4%となったばかりだが、米国の2008年に近く、ついにドイツ市場も離陸の時を迎えたようだ。アマゾンなども広告を強化している。[続きを読む]


新聞電子版購読料月15ドルは高すぎる!?

pricing2急速な普及により、タブレットはニュースメディアにとって最も重要なデバイスとして浮上しつつあるが、米国のタブレット・ユーザーの圧倒的多数(80%)が、月15ドルの購読料は高すぎると考えていることが、最近の調査で明らかになった。72%は少なくとも1紙以上のアプリをダウンロードしており、読む気、払う気は十分にあるようだから、残るは価格の問題ということになるが、それは同時に情報とサービスの再設計を意味する。80%が納得しない価格はほとんどの新聞にとっても意味をなさない。[続きを読む]

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