Vol.3, No.41, 27/06/2013

27/06/2013 通巻145号|(♥)=会員向け記事(有料)|ログイン
ANALYSIS & COLUMN
ビジネスモデルとしての姿を現したKindle Worlds

Amazon-Kindle-Worlds-300x233アマゾン出版は、先月発表されたKindle Worldsを拡張するべく、2人の“ハイブリッド”作家(ブレイク・クラウチバリー・アイスラー)をはじめヒュー・ハウィニール・スティーブンソンさらに劇画出版社のヴァリアント(Valiant Comics)と5作品について契約したことを発表した。さらに多くの著作権者との契約を進めていくとしており、KWプラットフォームがファンフィク的自主出版の領域を超えて、大掛かりな出版ビジネスモデルに拡張していく方向が見えてきた。[続きを読む]


「“デジタル・ネイティブ”は本など読まない」神話

tabletlead_Pewデジタル世代はますます本を読まなくなる、まして紙の本は…。というのは、多くの人が抱く「実感」だが、きちんと証明されたことはない。米国の権威あるメディア・シンクタンク、ピュー・センターの新しいレポートは、30歳以下の世代の読書行動と図書館利用について調査し、それが偏見に近いことを立証している。回答は意外にも、紙もデジタルも等しく重視し、図書館を積極的に利用し、将来についても建設的な考えを持っている。アメリカの話だけでなければよいのだが。[続きを読む]


ファンフィクによる物語出版の再構築(♥)

doracula5月に Kindle Worlds が静かに始動した時、ファン・フィクション的側面がクローズアップされたが、簡単には腑に落ちない面も残った。通常のライセンス・ビジネス的性格が強く、草の根的なコミュニティのためのプラットフォームを書いていたからだ。第2弾で発表された World は、完全にライセンスビジネスだった。これはKWが最初から2層構造で構想されていたことを意味している。やや分かりにくい点だが、新しいビジネスモデルなので解説を試みる。[全文=♥会員]

NEWS & COMMENTS
B&N Nookタブレット撤退に続いて起こる事態

sinking_shipB&Nは6月25日、Nookタブレットの製造・販売から正式に撤退するとともに、パートナーシップ・モデルの下でカラー・タブレット市場にコミットしていくという方針を表明した(→リリース)。リーディング・プラットフォームと読書デバイス(Simple Touch/Glowlight)の生産は継続する。2013年の決算発表の中で述べたもので、前四半期に続くNook Media事業の危機的事態の中で、ひとまず株式市場を落ち着かせようとしたものだが、これで解決すると考える向きは皆無に近い。[続きを読む]


韓国出版界のデジタル嫌いはいつ変わるか

SIBF東京国際ブックフェアは来週開催されるが、ソウルのフェア(SIBF)は先週開催され、PublishingPerspectivesのロジャー・タグホルム氏のレポートが韓国の現状の一端を伝えている (PP, 6/24)。出版市場は(日本と同様の理由で)芳しくないようだが、韓流文学の海外での評価が高まったことで、政府も輸出に力を入れ始めた。出版社が嫌がっても、普及の手段はやはりデジタルしかない。韓国出版界のデジタル嫌いも、たぶん急速に変わるだろう。日本とどちらが先になるか。[続きを読む]


フランクフルトがデジタル出版のアイデア公募

imgloaderフランクフルト・ブックフェア(FBF)が主宰するソーシャル/グローバルな出版セミナー Frankfurt Academyとフランクフルト大学の起業支援プログラムであるGoethe-Unibatorは6月11日、デジタル出版における創造的アイデアを公募・評価するコンテストを実施することを明らかにした。出版が提供すべき価値(value proposition)はベースとなるテクノロジーとともに変化するという発想のもとに、とくにニーズ(課題)とアイデアに関する提案を求めている。[続きを読む]

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