Vol.3, No.42, 04/07/2013

2013年7月4日 通巻146号|♥=会員向け記事(有料)|ログイン
ANALYSIS & COLUMN
始動する米国大手出版社のデジタル・ブランド戦略(♥)

**7/17まで特別無償公開します。
scream米国の大手出版社がデジタル・ブランドを次々と立上げ、そのすべてがジャンル・フィクションであることが注目されている。各社が同じシフトを採ったということは、これが新しいオーソドックスになりつつあることを意味する。そこで背景を考えてみたい。デジタル・フィクションは21世紀の“パルプ・フィクション”であり、伝統的出版人の眉を顰めさせながらも、産業的、技術的、社会的、文化的に新しい地平を切り開いていくだろう。[全文=♥会員]


成長しグローバル化するショート・コンテンツ市場

51sYtfwWe-L._AA160_ショート・コンテンツは、アマゾン Kindle Singles が定義し、開拓したことで重要なフォーマットの一つに成長しつつあるが、米国の専門メディア Thin Reads は、KSの今年Q2の出版点数が96点となり、Q1に比べて18%増加したことを明らかにした。内訳ではノン・フィクションが50点、フィクションが46点だった。Singles のシリーズは、膨大なE-Bookコンテンツの大河の中の1滴というほどのものだが、2011年の立上げ以来450万以上のダウンロードを達成している。[続きを読む]


W3CのDRM標準EMEは泥沼を避けられるか

Key-to-HeavenW3CのHTML5作業グループが今年の3月、DRMに関するAPI新規格 (Encrypted Media Extensions) のワーキングドラフトを提案し、それに対して「オープンWeb」の理念を共有する27もの団体が公開状 (4/24)で猛烈な反対を表明して大きな論争(とりあえずここを参照)になっている。問題は大きく、しかもEPUBにも直接的な影響があるので、本誌でも逐次紹介していくことにしたいが、その前にとりあえず、問題を概観し、状況を確認してみる。次元の違う議論の衝突は、大きな危険を孕んでいる。しかし、どちら側もハイレベルなテクノロジーのコミュニティを背景にしているので、高次元な解決が期待できるかもしれない。[続きを読む]

NEWS & COMMENTS
デジタル化で進む英語出版物の氾濫

made_in_usa米国の出版社が2012年に海外で販売した英語E-Bookの売上が、前年比63%増の1億2,150万ドルに達したことがAAPの発表で明らかになった。印刷書籍は1.3%増の7億1,180万ドルと停滞。デジタル比率は一気に14.6%となった。アマゾン、アップル、Koboなどのグローバル・プラットフォームの欧州、アジアへの拡大の結果、米国以外でのデジタル・リーディングが普及し始めたことが背景にある。出版社もマーケティング活動を強化しており、出版市場の国際化と世界的企業再編が急速に進むことになろう。[続きを読む]


ふつうの市場への離陸の時を迎えた日本のE-Book

115962567_7a166843d4_zインターネットメディア総合研究所は6月27日、『電子書籍ビジネス調査報告書2013』を7月18日に発行すると発表し、電子書籍に関する昨年の市場規模の推計と5年間の予測を公表した。2012年は15.9%増の730億円。ガラケーから新しいプラットフォームへの移行がスムーズに進み、わずかに逆転したことで、ようやくグローバルな環境での市場の発展が展望されるようになった。後者の成長は228.6%の368億円で、数字の上からは「離陸」を思わせるものがある。[続きを読む]

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