Vol.3, No.45, 25/07/2013

2013年7月25日 通巻149号|♥=会員向け記事(有料)|ログイン
ANALYSIS & COLUMN
静かに離陸を始めた中国電子市場

61G3OupaJJL._SL160_中国の新華社は7月17日、北京の情報サービス企業 OpenBook Co., Ltd. が中国人の読書習慣について行った10回目の調査結果を報じ、E-Bookを購入したことがある回答者は4人に1人と2010年当時と同じであると伝えた。しかし書店内での聞き取り調査で、オンライン書店を主な購入先と回答したのは10%から21.2%と倍増している。Kindle商店も6月にサービスを開始した。単純に「変化なし」と即断するのは地殻変動を読んでいない可能性がある。(写真は莫言『生死疲労』Kindle版の表紙)[続きを読む]


図書館利用情報を出版マーケティングに(♥)

smartsm_logo米国の書籍流通大手 Baker & Taylor(ノース・カロライナ州シャーロット)は7月22日、同社が提供する図書館向け書籍管理ソリューション collectionHQを使って公共図書館での貸出動向データを出版社に提供するWebベースのツールセット circPoint 発表した。定期購読型のサービスとして提供される。小売データと同様に、図書館での貸出利用のデータが利用可能となることで、ブック・マーケティングにおける図書館の役割も正確に理解されるだろう。[全文=♥会員]


Goodreadsが会員2,000万突破

goodreads3月末にアマゾンが買収したソーシャルリーディング・サイト Goodreads は、会員数が2,000万人に達したことを明らかにした。11ヵ月で2倍というペースは、2007年の創業以来「緩慢だが着実な増加」を特徴としてきた同サイトが、出版/読書の社会的プラットフォームとしての独自の機能を果たすことができる「臨界量」をクリアしたことを示している。[続きを読む]

NEWS & COMMENTS
米国出版社がEPUB3普及促進へ動く

epub_logo_s米国の出版社団体 AAPは7月24日、EPUB3の早期普及を促進するための EPUB3 Implementation Project を発表した。小売、コンテンツ流通、デバイス/ブラウザ・メーカー、技術専門家、標準化団体、アクセシビリティ推進団体の協力のもとに推進され、半年内に数回の専門家会議を計画している。AAPではそれにより2014年1QからEPUB3ファイルが大規模に流通を始めることを期待している。小売プラットフォームの参加が注目されるが、現段階で、参加企業は発表されていない。[続きを読む]


海賊取締の暴走でフィンランドが著作権法審議へ

pooh_laptopフィンランドでは最近の憲法改正により、国民投票を通じて市民が議会に法案を提出する権利を認めているが、7月23日、著作権法の適用緩和を求める立法提案が「6ヵ月以内に5万人」という条件をクリアしたことが伝えられた。こうしたイニシアティブとしては世界初。メディア業界のロビイストの世界的活動によって一直線に「強化」に突き進んできた流れを逆転させる契機になるかどうかが注目される。[続きを読む]

E-BOOK KEYWORD
エンゲージメント・マーケティング

engagement2「人間はみずからつくるところのもの以外の何ものでもない。」(サルトル)エンゲージメント (engagement)という英語は、約束や契約のほかに、用事、仕事、債務など様々な意味を持つが、いずれも能動的(自発的、継続的、意識的)関与という契機がコアになっている。その昔、哲学者のサルトルが日本の自称インテリの間に流行させた「アンガージュマン」も同じだと言えば、一驚される方もいるだろう。これがマーケティングに使われるとはね。[続きを読む]

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