Vol.3, No.51, 05/09/2013

2013年9月5日 通巻155号|♥=会員向け記事(有料)|ログイン

ANALYSIS & COLUMN

「紙とデジタル」の最適解へ(♥)

winwinアマゾンは3日の Paperwhite 新製品発表と合わせて、それ以上に重要と思われるプログラムを発表しているが、中でも10月から開始する Kindle MatchBook は、紙とデジタルの今後の関係を考える上でも重要な意味を持つものとなろう。印刷本を購入した(あるいはこれまで買ったことのある)ユーザーが、$2.99以下でKindle版を購入できるというものだ(無償もあり)。紙とデジタルの関係をめぐって5年あまり彷徨ってきた出版界にとって、このことの意味は大きい。[♥=期間限定公開、9/30までどなたもお読みいただけます。]


アマゾンが統合雑誌購読プラットフォーム(♥)

missing linkアマゾンは、デジタルと紙を一括した雑誌定期購読手続のパイロット・プログラム“All Access”を準備している。最初の参加企業はコンデ・ナスト社で、Vogue、Glamour、Bon Appétit、Lucky、Golf Digest、Vanity FairおよびWIREDの7誌で先行スタートし、残りは年内にカバーする予定。また7誌については、期間限定で半年分が各6ドル以下で購読出来るキャンペーンを実施している。[♥=期間限定公開、9/30までどなたもお読みいただけます。]


NEWS & COMMENTS

E-Ink新世代の初採用は Kindle Paperwhite

eink-carta不振を伝えられていた E-Inkは9月4日、新世代の書籍端末用電気泳動式表示パネル E Ink Cartaの量産モデルを発表。これがアマゾンのKindle Paperwhite 新モデルに初めて採用されたことを明らかにした。そうなると Kobo Aura との比較が問題になるが、Aura は Carta を使わず、したがって解像度が同じである以外は別ということになる。


ラガルデール出版は大幅増益

lag_publishing_138アシェット (HBG)の親会社であるラガルデール社は8月29日、2013年上半期の決算を発表し、9億1,700万ユーロ(1.4%)の売上に対して、利益 (EBIT)が24.6%増の7,100万ユーロとなったことを明らかにした。利益率向上には、ベストセラーのほか、米英を中心としたE-Bookが大きく貢献しているが、全世界でのデジタル比率は11.3%となった。


Kindle次世代はデバイスを超えた読書環境

kindle-paperwhite-education-1-380x253アマゾンは9月3日、Kindle Paperwhiteの第2世代機(Kindleとしては第6世代)を発表した(→日本語サイト)。画面解像度は212ppi に向上し、コントラスト比、発光機能を改善。CPUやメモリを増強 (4GB)しつつ、30%の軽量化 (206g)が図られたが、注目は読むための環境機能(ページ番号、辞書、簡易翻訳等)の充実。他方で日本価格は9,800(1,980円分のKindle本クーポン付)に上がった。リリースは10月22日。

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