Vol.4, No.3, 03/10/2013

2013年10月3日 通巻159号|♥=会員向け記事(有料)

ANALYSIS & COLUMN

米国BISGの転換に見るデジタル指向 (♥)

bisg_logo_small米国出版産業のシンクタンクであるBook Industry Study Group (BISG)は9月27日にニューヨークで年次総会を開催し、ケン・マイケルズ会長(マクミラン社)から新しい活動指針が発表された。イノベーションを促進することを前面に押し出し、その表明として「書籍産業」という名称の変更を検討していることを明らかにした。書籍からコンテンツへ、ということか。


EPUB3国際化と電子教科書(2):オープンパブリッシング

open_businessIDPFに参加する日本企業や団体が多くなった。日本におけるEPUBへの関心が、組版フォーマットという入口の話から進んで、固定レイアウトや今回のメインテーマである電子教科書 (E-Textbooks)といった、ビジネスに直結する問題に展開していることが反映している。しかし、ビジネスの問題はIDPFにとっても難問であり、まだ海図のない航海に出たところだ。


NEWS & COMMENTS

デジタル30%と米国出版社の戦略転換

AAP9月19日に米国出版社協会(AAP)から発表された2013年前半の出荷統計によると、成年向けE-Bookの市場規模は6億7,770万ドルで、前年の同期間を5%上回った。最初の4ヵ月が12%増だったので、さらに減速したことになる。強力なベストセラーを欠いた児童・青少年向け分野は45.6%減の8,370万ドルと大幅なマイナスとなった(前年は1億5,370万ドル)。


アップルがE-Book「著者サイン特許」を申請

fat-appleアップルはE-Bookへの著者署名(埋め込み)技術についての特許申請を行った。有力メディアはこれを「アップルらしい先進的イノベーション」と称賛しているのだが、著者サインのための技術とサービスは数年前から存在しており、もちろん iTunes Storeにもある。そして今回の申請技術(下の図を参照)の、具体的にどこが「画期的」なのかについて、メディアは述べていない。


Scribdの参入で購読型モデルに現実性 (♥)

Scribd_logoOysterやeReatah などのスタートアップが着手したばかりの定期購読サービスを、10月1日、ドキュメント共有プラットフォームの Scribd が発表した。月8.99ドルで、対象書籍はOysterとあまり変わらないが、ハーパーコリンズ(HC)が協力し、マルチ・プラットフォーム対応。出版社も結果に満足していると表明している、目立たない形で始めていたものだが、もはやテスト段階ではない。


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