「音声+スマート」の新成長戦略 (1)主役交代

過去10年間、メディアはスマートフォンを中心として回ってきた。E-Bookもモバイル・パラダイムへの対応である。しかしいまEchoのように、ビッグデータ駆動のAIで機能するスマートスピーカが米国市場を席巻しつつある。2018年は「音声とスマート」を推進力とする新しいスタートへの起点となるだろう。21世紀の出版の拠り所は紙でも活字でもない。「言語コンテンツ」である。 … [Read more...]

「音声+スマート」の新成長戦略 (2)音声言語 (♥) 

オーディオブックはスマートフォンによって復活し、スマートスピーカによって飛躍の舞台を与えられたが、そこには必然性も社会的ニーズも十分にある。在来出版社がこの古くて新しいメディアに挑戦するには、この10年が最後の機会になると思われる。音声言語こそ、スマートとともにデジタル出版戦略の中心コンセプトとなるものだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

マーク・コーカーが予測する2018年(♥)

2017年を乗り切ったコーカー氏は、2018年の予想に取組んでいる(記事参照)。先に「悪いニュース」を10項目述べて「よいニュース」7項目を続けるという独特のスタイル。合計すると相当に長文なので、できるだけ原文を参照いただくとして、ここではポイントだけを要約し、筆者なりのコメントを述べてみたいと思う。 … [Read more...]

Smashwords:熱狂と挫折の10年 (前)

アマゾンと協力し、また対抗しながらインディーズ出版の歴史をつくってきたSmashwordsのマーク・コーカー氏が、歴史を振り返りつつ、アマゾンKindle/KUのもとに吸収された観のある自主出版が独立性を回復するための構想を語っている。前半は「裏切られた革命」。後半はもちろん完結してはいないが、気を取り直して再開したことは素晴らしい。 … [Read more...]

Kindleの十大発明 (1)

Kindleは昨年11月に満10歳を迎えた。それによって全体像が理解されるようになったとは必ずしも言えない。それは絶えず進化をやめず、当初のストア+E-Readerのプラットフォームから、コンテンツ出版へと展開し、メディアビジネスに拡大しているためである。それはアマゾン独自の「出版」観を示している。 … [Read more...]

もう一つのデジタル革命 (2):新しい読書体験 ♥

スマートスピーカはオーディオブックにとって「ホームポジション」の獲得を意味する。それは対話型ラジオとして、むしろTV以上に歓迎されるだろう。視覚を占有してきたメディアは後退し、人々は耳を澄ませるだろう。オーディオ・コンテンツは、最小単位のコミュニティにとって最も重要な「アイコンタクト」を取り戻す機会となるからだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

もう一つのデジタル革命 (1):表舞台に立つオーディオブック

米国の公共ラジオ(NPR)とEdison Research (ER)は、音声応答サービスを利用したオーディオメディア・サービスである「スマートオーディオ」に関する全米調査を実施し、レポートを発表した。普及の最初期の段階でこのメディアの性格と可能性を十分に示した点で意義がある。オーディオブックにとっては新しい跳躍台となることを確信させるものだ。 … [Read more...]

「文芸」危機をどう考えるか (2):荒廃か復興か(♥)

「文芸」の危機は、出版の経済的側面と価値的側面で伝統的エコシステムに大きな影響を与えると思われる。英国ACEはそれを懸念して「助成」を問題にしているのだ。手段は国内問題だが、危機そのものは近代以来の出版文化を持つすべての国々が共有している。放置すれば何かが失われる。誰かが何らかの手段を講ずれば、何かが変わるだろう。[全文=♥会員] … [Read more...]

オーディオ・ビッグバンの2017年(♥)

ユーザー人口の拡大と多様化、大型化、そして他メディアとの連携…。2017年のオーディオブック市場は米国を中心に、予想通りのステップを歩み、出版社の予想を超えて巨大市場への道を歩み始めた。デジタルの柔軟性と浸透力が(書店流通に遠慮のいらない環境で)開花したということになる。A-Bookはすでに出版社の版権戦略に影響を与えている。[全文=♥会員] … [Read more...]

書店再生の契機 (2):時計と印刷本 ♥

「独立系書店」というのはなかなか微妙な存在だ。イメージはあるが定義はあいまい。例えば、出版物が売上の半分を超え、資本的に自立し、経営規模が10店舗以下なら当てはまりそうだが、米国ABA会員にはここからも外れる小売チェーンが少なくない。つまり「独立」「書店」にはかなり幅があり、年代や地域によってイメージが異なるのである。「復活」したのが一体どんなものなのかを確認しなくては議論のしようがない。[全文=♥会員] … [Read more...]

書店再生の契機 (1):3つのC

米国で「独立系書店の復活」が注目を浴びるようになったのは2012年頃と記憶しているが、こういう話題は語られるコンテクストによってイジられやすく、誤解を誘因して都市伝説化するので、真面目に考えたい場合には、各種コンテクストの中に生きている各種「専門家」を超えて学者の仕事を検討するしかない。 … [Read more...]

デジタル印刷のビジネスモデル(1):PoD 2.0?

この10年、出版界はもっぱら「紙かデジタルか」について考えてきたが、コンテクスト(5W1H)によって答が異なる問題に二者択一を求めるのは、むしろ現実回避の愚問だったというしかない。いま印刷の側の技術革新が進行し、すべての出版の当事者にとって具体的・現実的な選択が見えてきた。次はビジネスモデルだ。 … [Read more...]

ランダムハウスからアマゾンへ(2):成長と調和(♥)

NYタイムズ (11/18)は「Kindle 10周年」にカナダのジャーナリスト、デイヴィッド・サックス氏の「デジタルとの恋は終わった」と題したコラムを掲載した。彼の結論は、これからは醒めた関係で付き合うということだが、タイムズ紙関係者を含めて、旧出版界には「終わった」と見たい気分が強い。ナガーVPはどう見ているだろうか。[全文=♥会員] … [Read more...]

ランダムハウスからアマゾンへ (1):Kindle

Publishing Perspective (11/19)は、Kindleコンテンツ担当のデイヴィッド・ナガー副社長(VP)とのインタビューを掲載し、10周年を回顧した。世界最大の出版社からアマゾンに参加した彼が、Kindleの成果をどのようにみているかはとても興味深いが、顧客体験 (CX)とコンテンツ中心主義を最も重要な成功要因と見ている。 … [Read more...]

新時代を迎える「ファンタジー」(♥)

アマゾンの2.5億ドルは、ドラマ化による言語コンテンツの商業的可能性を再考するきっかけとなりそうだ。印刷本では考えらえず、映画や従来のTV放送でも考えられないスケール(数10億ドル)のビジネスとなる可能性が示されたからだ。アマゾンはKindleに続いてAmazon Studioで新しいビジネスモデルをフル稼働させようとしている。それは言語出版にも影響するだろう。[全文=♥会員] … [Read more...]