AmazonBooksの店舗デザインの秘密

アマゾンの実書店ビジネス AmazonBooks は、顧客の「買い物体験」にフォーカスしてデザインされているが、それはスペースの経済性を犠牲にした大胆な陳列法が特徴で効果を上げている。これはデータ指向とキュレーションによって最適化した結果だ。現実の仮想化/仮想の現実(仮装)化を切替える手法をニューヨークの若いジャーナリストが分析している。 … [Read more...]

マクミラン社のポッド/オーディオ戦略 (♥)

Publishers Wekly (04/13)が、米国マクミラン社のオーディオブック事業の成功を報じている。科学ライター兼ポッドキャスターとして有名な、ネヴァダ大学のミニョン・フォガティ教授の QDT (Quick and Dirty Tips)と提携したプロジェクトをプラットフォームとすることでヒットを飛ばし、売上を伸ばしている。科学コンテンツでの成功は継続的な成功につながる可能性が高い。[全文=♥会員] … [Read more...]

Kindleの10大発明・各章要旨

本誌の出版プロジェクトとなる『Kindle以後10年 (I) Kindleの十大発明』は予告通り近日発売となりますが、各章の要旨が確定しましたので掲載いたします。「十大発明」をテーマごとに7章の中に構成し、ストーリーとして分かりやすくしました。ご期待ください。 … [Read more...]

「オーディオこそ出版の未来」(♥)

昨年の英国のオーディオブック販売が金額で15%増、部数で12%それぞれ増加したことが Nielsen UK Books & Consumers 調査で明らかになった。商業出版物に占める割合は5%足らずだが、5年間で2倍と期待を持たせるもの。聴取者層の多様化は、すでに伝統的な文字出版物読者の範囲を超えていると見られている。[全文=♥会員] … [Read more...]

ノン・フィクションに ‘Great on Kindle’ プログラム(♥)

アマゾンが2月にGreat on Kindle というノン・フィクション専門のE-Book出版プログラム(ベータ)を立ち上げていたことが伝えられた。当面は1点単位の依頼のみで行われているが、「品質重視」「版権料50%」という以外にも読者へのサポート機能が予定されている。フィクションが先行していたKindle本のバランスを取るためのイニシアティブのようだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

クラウドソース出版 Kindle Scoutが新規募集停止 (♥)

アマゾンが、2015年9月から提供しているクラウドソース・プログラム Kindle Scout での募集を4月3日をもって停止すると発表した。2014年からテスト版の運用が開始され、3年半のプログラム期間中に293点のタイトルが選ばれている。1,500ドルの前渡金とKindle Pressからの50%の印税という好条件を「有望新人」に提供するプログラムは、作家には高く評価されていた。では何が理由か? [全文=♥会員] … [Read more...]

アマゾンが中国SFに「10億ドル」提案か (♥)

映像化版権取得に巨費を投じているアマゾンが、中国の世界的SF作家、劉 慈欣の『三体問題』に10億ドルを投じる意向であることをFinancial Times が伝えた。事実なら ’Game of Thrones’ をも凌ぐ水準だが、単位には疑問の声もある。とはいえ、難解といわれるこの中国SFが版権市場で高評価を得ていることは注目しないわけにはいかない。[全文=♥会員] … [Read more...]

「ヘイト」か「出版」か

今日の出版界が直面する世界的問題の一つに「ヘイト本」や「フェイク本」の問題がある。これは出版につきまとう問題で、それ自体はデジタルとは関係がないが、出版の環境が変わった現代には別の対処が求められる。英国の反レイシズム団体、Hope not Hate は、ホロコースト否定本を販売する書店のリストを公表し、撤回をもとめる運動を始めた。 … [Read more...]

デジタル時代の図書館の価値:公共的読書空間 (♥)

OverDriveの10億冊はデジタル読書における重要なマイルストーンとなるものだ。それにしても大手出版社の非協力によって難航してきた中での成果はけっして容易ではなかった。なぜ協力しないのかといえば、彼らの「市場観」がインターネット以前、印刷本時代の閉鎖的読書空間に形成された錯覚に基づくものであるためだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

「E-Bookはくだらない商品」?(♥)

アシェット・グループの親会社ラガルデール出版のアルノー・ヌーリCEOが、Kindle以後10年を振り返った最近のインタビューで「E-Bookはくだらない商品」と発言してひんしゅくを買っている。出版者としてあり得ないこの発言には、デジタルへの抜きがたい嫌悪感があるが、ではなぜ止められないのだろうか。[全文=♥会員] … [Read more...]

著者の危機、出版社の危機

英国の出版業界専門誌 The Bookseller は、著者印税あるいは出版の収益配分についての出版社側と著者側それぞれの見解を掲載している。格調の高い書き出しの応酬で始まる双方の主張は一読に値するものだが、前渡金の縮小で著者の窮乏化が進む「版元・著者関係」を知る上で貴重なもので、本誌でも継続的にフォローしていきたい。 … [Read more...]

読書空間と出版市場 (2) (♥)最小出版単位

著者と読者の心理的距離はかつてなく接近した。これこそ新時代を迎える前提をなすものと筆者は考えている。著者の生活が成立ち、出版で損をせず、ヒットを出す可能性は高まっている。しかし、現在の市場は過去の遺産(負債)を背負っており、変わりそうで変らない。Singlesというモデルは、著者/読者による「ソーシャル」の形成をみたアマゾンの答だ。(全文=♥読者) … [Read more...]

読書空間と出版市場 (1) 本が生まれる前 (♥)

アマゾンの Kindle Singlesの「プラットフォーム化」の動きが鮮明になってきた。では今回は何のプラットフォームをどこに構築しようとしているのか。これは制作や流通といったものとは違う次世代のプラットフォームだ。それは本がまだ生まれる前の「原始空間」にフォーカスしている。(全文=♥読者) … [Read more...]

「世界最大の書店」はなぜ消えるのか: (2)書店というメディア (♥)

販売可能期間の長さでは、生鮮品とは逆の性質を持つ「本」という商品を扱うだけで書店が店舗を維持してきたのは、さまざまな要因で市場の閉鎖性が保たれていたからである。ネットによって商品の「特殊性」が次第に希薄化され、剥奪される時代に、書店の「特殊性」は「個性」以外に求めることは不可能だろう。物理的なフォーマットの価値は、E-Bookが主流の時代にこそ、訴求できると筆者は考えている。[本文=♥会員] … [Read more...]

「正装した本」の運命:ハードカバー

英国の高級紙 The Guardian (02/25)の文化欄が、出版専門誌 The Booksellerのフィリップ・ジョーンズ編集長に、「なぜ出版社はハードカバーを先に出し続けるのか」と聞いている。英国では印刷本のフィクションで売上7,000万ポンド、シェア20%あまりに低下している背景があり、「なのになぜ」と聞いているわけだ。 … [Read more...]