それが「本屋」の生きる道(2) ♥

新本も古本も、E-Bookもオーディオブックも、すべてを扱う「本屋」は、アマゾンとWebによって再発明された。これが活字出版以前の本屋の仕事と共通しているのは、著者・読者にとって価値があることだったからだ。紙の新刊が本の価値のすべてであるように考えたのは錯覚だった。[全文=♥会員] 【本文要約:本屋の復興への5つのアイデア=1.バーチャル本棚によるメディア化。2.PoD。3. 定価の流動化。50円でも100円でも「気」を流す。4. 古本の販売。5. オーディオブックの視聴と販売】 … [Read more...]

それが「本屋」の生きる道 (♥)

出版というビジネスは古本屋から生まれた、というのは筆者が橋口侯之介さんの『江戸の古本屋』から学んだ最大のことだ。つまり、本の価値を理解し、必要とする人に販売する社会的存在がいなければ、本は本として機能しないからだ。それは活字以前の近世に生まれ、生き抜いてきた。活字印刷の全盛時代は過ぎたが、本屋には未来がある。[全文=♥会員] … [Read more...]

2020年の「リスタート」(2): 書店=出版システムの没落と再生

「商品/市場」と、「情報/社会」という両立困難な性格を産業的に維持してきた活字出版システムは、デジタル/Webの登場とともにほぼ30年あまりで終わりを迎えた。日本においては、このシステムがマンガと雑誌とともに維持されてきたことを忘れてならない。だからこそ、いまがその時だと言えるのだ。 … [Read more...]

Wattpadがインド進出本格化 (♥)

世界展開を強化しているWattpadは7月9日、インドのPenguin Random House India (PRHI)との提携を発表した。インドのライターをWattpadのプラットフォームを通じて紹介すると同時にインドでのWattpadユーザー拡大を図る形で協力関係を拡大する。とくに映画、TV、印刷本、デジタル・プロジェクトを視野に入れている。[全文=♥会員] … [Read more...]

マンスリーレビュー(1):「業界」出版の終り

[EB2マガジン・マンスリー7月号] 前月のランキング・トップは、5月の米国のブックフェアの「衝撃的」な結果を書いた記事で、アクセスを集めた。思わず浮かんだタイトルだが、「業界」の「終わり」を漠然と語った。書くべきことは多いが、なるべく簡潔にまとめてみたい。出版というビジネスは、経済的・社会的・文化的に複雑なエコシステムの上に成立している。それが「唐突」に終わったという印象を与えたのはなぜか。[♥会員記事=期間限定公開7/18まで] … [Read more...]

マンスリーレビュー(2):「版」の出版からWebによる再出発へ (♥)

[EB2マガジン・マンスリー:7月] 「版」をめぐる業界の人々によって維持されてきた出版の時代は、Webというメディア=ビジネスの登場によって終わりを告げた。しかし、フォーマットはともあれ、本が必要とされなくなったわけはないし、経済価値を生まないわけでもない。米国でも中国でも、紙とデジタルは同程度の規模に達している。本のビジネスは10年で約2倍になった。このことは前向きに捉えるべきではないだろうか。[全文=♥会員] … [Read more...]

中国出版の新しい波(2): 外国コンテンツの発見 (♥)

英国でも独自のカテゴリーで語られることが多いスコットランド文学だが、地元でも知られていなかったクレア・マクフォール (35)の中国での成功は驚きを与えた。青少年向けフィクション 'Ferry Man' (渡し守) は、2015年に翻訳刊行され、2年で100万部を超え、三部作へと続いた上に大手による映画化も決まった。中国が世界地図を動かし始めたものと考えられている。[全文=♥会員] … [Read more...]

退屈なデジタル時代の終わり(♥)

米国の在来出版社団体AAPの年次統計報告 (2019 AAPStatShot)は、売上258億2,000万ドルという相変わらずの数字を発表した(2018暦年)。一見し睡魔に誘われたが、別の記事で目を醒ます情報があった。長い、怠惰・退屈な時代はもう終わろうとしている。B&Nの売却(まだ行き先不明)はその序奏に過ぎなかった。[全文=♥読者] … [Read more...]

60歳以上は本を(なぜ)読むか? (♥)

読書行動を定期的に調査している非営利団体の Pew Research Center (PRC)は、過去10年の間に、60歳以上の引退後世代(多くは旧ベビーブーマー)の読書が、かなり減少していることを明らかにした。TVなどの「スクリーン・タイム」が27分増加したのに対し、読書(-13分)や社交(-9分)などが目立って減少している。TV世代の高齢化は、最後の読書世代が消えていくことと重なるようだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

コリンズの新作は「失われる前の世界」

「物語り」には「始まりと終わり」があるが、インパクトが大きい物語には「前篇」や「続篇」を付けて時間的に拡張することがある。『ハンガー・ゲームズ三部作』で全世界1億冊以上という記録を樹立したスーザン・コリンズとスカラスティック社は、来年5月19日に「前篇」を出版すると発表した。他方、傑作映画『シャイニング』の、原作者による続編も11月8日に米国で公開される。 … [Read more...]

出版は「大きな物語」をどうするか (♥)

ビジネスとしての出版は、様々なタイプの「大きな物語」を背景として形成されてきた。皮肉なことに、大きな物語を仰ぐことで他の物語を抑える傾向があるようだ。20世紀の末にWebとともに登場した「大きな物語」は、活字出版という型を超え、最初から「ソーシャル」を「グローバル」を目ざした。それは遅々として歩んできた近代出版の「追体験」ではない。[全文=♥会員] … [Read more...]

ボーダーレスなメディア世界 (♥)

Webは、コミュニケーション上の様々な境界の意味を弱める「ビジネスモデル」を可能とした。注目すべきことは、ストーリー・メディアの核となってきたのが出版であり、フィクションの源流がストーリーテリングにあるということだ。それは同時にオーディエンスを通じてコマースが必要とするUXという経営資源の蓄積につながる。[全文=♥会員] … [Read more...]

ポストWebのコンテンツとコマース (♥)

大型書店B&Nの没落(と再生)の物語は、バーチャル体験のほうがリアル(日常)になった世界で、ディズニーランド的な実物体験をどう構築するかという問題であるように思われる。それは買い物(コマース)と本(コンテンツ)という、近代以来の問題の21世紀的再現なのだが、かつての書店ビジネスの単純な復活ではないことに注意したい。幻想と現実を混同すれば現実を見失う。[全文=♥会員] … [Read more...]

コミックは音/声をどう消化するか(3): ディズニーの回答(2) ♥

プロダクトライン開発は、「組織的かつ体系的なソフトウェア再利用」によって効率を最大化する資産の再利用方法だが、かなり複雑で、プロジェクト・マネージャの能力と権限に依存する部分が大きい(だから分かりやすい成功例は少ないのかもしれない)。しかし、コンテンツ一般はともかく、「キャラクター・ビジネス」のほうはプロダクトライン開発/管理手法がかなり使えそうだ。実際にディズニーはこれを使って21世紀型のコンテンツ・ビジネスモデルを完成させているのだ。マーベルは、それを応用・発展・精緻化させているのだろう。[全文=♥会員] … [Read more...]

コミックは音/声をどう消化するか(2): ディズニーの回答(1) ♥

コミックにとって、オーディオは避けられないものだと思う。技術的には簡単で、アニメーションやゲーム動画がスマートフォンに氾濫する時代に、進めなければ衰退してしまう。それでは、最大の資産管理者であるディズニーはどうしているか。それは一つの回答であることは確かだ。 [全文=♥会員] … [Read more...]

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