「マンガ図書館」が活字本の活用を実験(2):ビジネス(♥)

絶版問題は、伝統的な出版ビジネスモデルの限界(つまりチャネルとしての在来書店とフォーマットとしての印刷本)を露呈していた。問題の中に利益機会(ビジネス)を見つけるという基本に忠実だったのはアマゾンで、Kindleが成功した最大の理由は、絶版本という、著者にとっての資源(関心事)に目を付けたことにあると筆者は考えている。[全文=♥会員] … [Read more...]

ノン・フィクションに ‘Great on Kindle’ プログラム(♥)

アマゾンが2月にGreat on Kindle というノン・フィクション専門のE-Book出版プログラム(ベータ)を立ち上げていたことが伝えられた。当面は1点単位の依頼のみで行われているが、「品質重視」「版権料50%」という以外にも読者へのサポート機能が予定されている。フィクションが先行していたKindle本のバランスを取るためのイニシアティブのようだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

AmazonCrossing:翻訳から「世界文学」へ (2)共感 (♥)

文字と言語に依存する出版は、様々な文化ビジネスの中でもローカルな性格を残してきた。ほかならぬ世界最大の出版市場である米国の出版界もその例外ではなかったが、世紀の転換以来、変化が顕著になってきた。なかでもアマゾンは、晩年のゲーテが構想した「世界文学」を本気で(ビジネスとして)実現することまで考えているようだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

『スター・トレック』が問う21世紀の著作権(♥)

『スター・トレック』のファン製作映画に関し、版権を保有するパラマウント映画が6月23日に厳格な対処方針を発表したが、ファン・フィルムを制作する Renegades が、制限内での製作続行方針を表明して話題となっている。『スター・トレック』は特異な「作品」であり、文化的創作物だが、著作権にはまったくなじまず、本格的な議論に期待が持てる。[全文=♥会員] … [Read more...]

「2016年予測」レビュー:(2)出版の危機の本質

同じ本でも、印刷本を正統と認めてしまうと、E-Bookは疎ましい存在になるようだ。しかし、旧出版の外では境界を越えたグローバルな展開が始まっている。チャーマーズ氏の10大予測には、ちゃんと中国出版社によるM&Aや海外版権取引の拡大などが捉えられているのだが、これらはデジタルによって動いているのだ。旧出版の危機は深いと見た。[特別公開中=1月21日まで] … [Read more...]

ドイツで「E-Book古書」実現に動き

E-Bookというものの法的性格(サービス/プロダクト)は、いまだに定まってはいない。どちらに決めても割り切れない問題が残るからだ。現在は印刷本と連動している価格が、これに絡んでくる。印刷本に認められている再販売権/譲渡権が、「購入者」に与えられないとすれば、E-Bookの価格は不当に高く、EU当局がそれを認めることも不当であるということになる。 … [Read more...]

「デジタルの危機」を好機に変えたFBF

10月8日から開催されていたフランクフルト・ブックフェア(FBF)2014は、12日に会期を終了した。従来のレイアウトで行われる最後のもので、ここ数年続いた展示会じたいの刷新プロセスを締め括るものとして、デジタル色がさらに濃くなったが、出版界はそれを当然のものとして受け入れている。21世紀のグローバル・インフラへの移行は完了したのだろうか。 … [Read more...]

Wattpadが CC4.0の普及促進

会員3,000万人を擁する世界最大のソーシャルリーディング・サイト Wattpadは7月21日、ライターと読者に対し、Creative Commons (CC) 4.0オプションへの移行を呼び掛けた(→リリース)。数百万に達するストーリーを検索し、リミックス/再創造を可能とする環境の構築を目標にしている。ソーシャルメディア・プラットフォームでCC4.0をサポートする試みとしては最大規模となる。 … [Read more...]

「著者の没落」の真相と著作権の妥当性(♥)

一般的に言って、物書きという職業が成り立ちにくくなっていることを実感されている方は多いと思うが、著作権者の経済活動についての調査を行っている英国の団体が、“著者の窮乏化”を裏づけるデータを発表した。コンテンツビジネスの繁栄と著者の没落は事実なのか。そこに不公正は存在するのか。仮にそうならば、著作権制度は(どう)変えるべきか。これはかなり息の長い議論の出発点かも知れない。[全文=♥会員(期間限定公開)] … [Read more...]

ブックフェアの表と裏

衰退する出版に対して、どんなオルターナティブが提起されるのかで期待したのだが、7月4日に開催された、業界有志による「裏ブックフェア」は、ユルさと刺激とが混ざった、全体としては不消化なイベントだった。グーテンベルク出版が漂流を始め、デジタルはアマゾン独り勝ちという形勢の中で、表も裏も方向感を見失っているようだ。 … [Read more...]

ブックフェアの熱気の裏側

Publishers Weekly (10/11)によれば、今年のブックフェアで発表され、話題となった売買案件での、最大の買い手はハーパーコリンズ(HC)、最大の売り手(エージェンシー)は、ウィリアム・モリス・エンデヴァー(WME)だったという。PRHと対抗するHCは、フィクション市場のシェアを上げるべく、版権獲得で積極的な攻勢に出た。日本ではなじみのない、本の取引の世界を紹介してみよう。 … [Read more...]

「著作権は何のためにあるのか」の研究

イリノイ大学ロー・スクールのポール・ヒールド教授が最近発表した統計的研究(→PDF)によれば、著作権は著作の入手を困難にし、パブリックドメインはその逆に働くことが明らかになった。ISBNでアマゾン・ストアからランダムに抽出した7,000点をサンプルに発行年で整理し、ランク付けした。1923年以前の著作権切れ以前のものに比べ、「保護」されているものほど入手は困難になっている。データによって、現行著作権が知的遺産へのアクセスを阻害していることは明らかだ。著作権はカネのことしか考えていない。 … [Read more...]

W3CのDRM標準EMEは泥沼を避けられるか

W3CのHTML5作業グループが今年の3月、DRMに関するAPI新規格 (Encrypted Media Extensions) のワーキングドラフトを提案し、それに対して「オープンWeb」の理念を共有する27もの団体が公開状 … [Read more...]

ビジネスモデルとしての姿を現したKindle Worlds

アマゾン出版は、先月発表されたKindle Worldsを拡張するべく、2人の“ハイブリッド”作家(ブレイク・クラウチ、バリー・アイスラー)をはじめヒュー・ハウィ、ニール・スティーブンソンさらに劇画出版社のヴァリアント(Valiant Comics)と5作品について契約したことを発表した。さらに多くの著作権者との契約を進めていくとしており、KWプラットフォームがファンフィク的自主出版の領域を超えて、大掛かりな出版ビジネスモデルに拡張していく方向が見えてきた。 … [Read more...]

ネット視聴サービス合法化で変わる米国TV業界 (♥)

TVの放送映像をWebで録画/視聴できるAereoの「ストリーミングTV」サービスに対する差止め請求を審理していたニューヨークの米国連邦控訴審裁判所(デニー・チン裁判長)は4月1日、これを適法とする判断を下した(→判決書)。Aereoは1日1ドル、月8ドルでモバイル/インターネット・サービスが提供できるようになり、同時にチャンネルをパッケージ販売する現行の有料TVのビジネスモデルに打撃を与える。これはTVの歴史における新しい1ページを開くことになりそうだ。変化は目前に迫っている。[全文=♥会員] … [Read more...]