Smashwords:熱狂と挫折の10年 (前)

アマゾンと協力し、また対抗しながらインディーズ出版の歴史をつくってきたSmashwordsのマーク・コーカー氏が、歴史を振り返りつつ、アマゾンKindle/KUのもとに吸収された観のある自主出版が独立性を回復するための構想を語っている。前半は「裏切られた革命」。後半はもちろん完結してはいないが、気を取り直して再開したことは素晴らしい。 … [Read more...]

もう一つのデジタル革命 (1):表舞台に立つオーディオブック

米国の公共ラジオ(NPR)とEdison Research (ER)は、音声応答サービスを利用したオーディオメディア・サービスである「スマートオーディオ」に関する全米調査を実施し、レポートを発表した。普及の最初期の段階でこのメディアの性格と可能性を十分に示した点で意義がある。オーディオブックにとっては新しい跳躍台となることを確信させるものだ。 … [Read more...]

書店再生の契機 (2):時計と印刷本 ♥

「独立系書店」というのはなかなか微妙な存在だ。イメージはあるが定義はあいまい。例えば、出版物が売上の半分を超え、資本的に自立し、経営規模が10店舗以下なら当てはまりそうだが、米国ABA会員にはここからも外れる小売チェーンが少なくない。つまり「独立」「書店」にはかなり幅があり、年代や地域によってイメージが異なるのである。「復活」したのが一体どんなものなのかを確認しなくては議論のしようがない。[全文=♥会員] … [Read more...]

書店再生の契機 (1):3つのC

米国で「独立系書店の復活」が注目を浴びるようになったのは2012年頃と記憶しているが、こういう話題は語られるコンテクストによってイジられやすく、誤解を誘因して都市伝説化するので、真面目に考えたい場合には、各種コンテクストの中に生きている各種「専門家」を超えて学者の仕事を検討するしかない。 … [Read more...]

デジタル印刷のビジネスモデル(1):PoD 2.0?

この10年、出版界はもっぱら「紙かデジタルか」について考えてきたが、コンテクスト(5W1H)によって答が異なる問題に二者択一を求めるのは、むしろ現実回避の愚問だったというしかない。いま印刷の側の技術革新が進行し、すべての出版の当事者にとって具体的・現実的な選択が見えてきた。次はビジネスモデルだ。 … [Read more...]

ランダムハウスからアマゾンへ (1):Kindle

Publishing Perspective (11/19)は、Kindleコンテンツ担当のデイヴィッド・ナガー副社長(VP)とのインタビューを掲載し、10周年を回顧した。世界最大の出版社からアマゾンに参加した彼が、Kindleの成果をどのようにみているかはとても興味深いが、顧客体験 (CX)とコンテンツ中心主義を最も重要な成功要因と見ている。 … [Read more...]

Echoを理解するための3つの鍵 (1)Echoへの道

アマゾンEchoが日本でもリリースされ、Alexaの日本語サービスが開始された。これはメディア/コンテンツ・ビジネスのためのインタフェースでもあり、長期的に大きな影響を及ぼすことになるのだが、「AI/スピーカー」といった紹介が多く、Kindleの場合と同様その意味が認識されるには時間がかかりそうだ。そこでアマゾンの戦略をおさらいして、メディアビジネスとしての機会を考えてみたい。 … [Read more...]

アマゾン書店とハイブリッド戦略 (♥)

周知のように、アマゾンの小売帝国は本の通販から始まった。B&Mが書籍だけのものではないとすれば、Amazon Booksは、地域小規模小売店舗のモデルである可能性は強い。つまり食料品+生活雑貨、衣料品+フットウェア、家具+DIY、といった組合せのものだ。地域の雇用に貢献するので、政治的にも歓迎される。[全文=♥会員] … [Read more...]

Kindle 以後10年:(3)継承と断絶

出版におけるデジタルは、活字組版から始まり、ページ制作に拡大し、流通では在庫管理とロジスティクスに始まり、オンライン上の仮想書店で消費者と接点を得たが、これで読書までがデジタルで連結する展望が生まれた。しかし、その先が難しい。アマゾンはデジタルの魔法が通用しない課題に挑戦しなければならなかった。 … [Read more...]

Kindle 以後10年:(1)背景

2007年11月19日、アマゾンは最初のKindleを399ドルで発売した。予定台数は5時間半で完売し、翌年4月まで在庫切れの状態が続いた。とはいえ、同年1月9日に発表され、9月16日の発売を待たずに一大センセーションとなっていたiPhoneと比べれば話題性は小さくさほど注目もされていない。 … [Read more...]

B&N Nookはどこで間違ったのか (♥)

Kindleとほぼ同じビジネスモデルで出発し、2010年時点では並ぶ存在だったNookの敗北は、歴史的な意味を持っている。デジタルはもともと「勝者総取り」という性質が強いが、世界最大の書店が新興のオンライン書店とE-Bookで対決して完敗し、本業も危機に瀕している。その理由を吟味することは、今後5年間に起こることを知る上で重要だ。[全文=♥会員] … [Read more...]

アマゾンのPBはどこが違うか (♥)

ビッグデータ解析をベースとしたマーケティング調査を専門とする1010dataは、今年前半期のアマゾンのプライベートブランド(PB)事業に関するレポートを発表し、ほとんどの消費者市場でメーカーに脅威を与えている、アマゾンPBの拡大をレポートした。アマゾンのPBはその精密なプラットフォームの下で独自に進化している。[全文=♥会員] … [Read more...]

ブック・マーケティングを事業化するオープンロード社 (2) ♥

本誌が2009年の創業以来注目してきたデジタル出版社は、その実証済みのテクノロジーを新事業「ブック・マーケティング」に適用しようととしている。もちろん前例はないが、「デジタルメディア」企業として自己規定するOR/Mとしてはかなり自然なことであり、非販売系の「マーケティング・プラットフォーム」として注目するべきだと思われる。[全文=♥会員] … [Read more...]

「キュレートされたサンプル」の宣材価値 (♥)

E-Bookは10年前にeコマース上で生まれ、Webマーケティングとともに発展してきた。しかし、アマゾンを除いて、そのことを十分に意識されてはいないように思える。つまり、使い切れていないのだ。ジョー・ワイカート氏が指摘するように、サンプルの使い方はその典型的なものと言える。[全文=♥会員] … [Read more...]

AIチャットボットの時代:(1)プラットフォーム

著者が自身の作品や仕事に関心を持つオーディエンスとコミュニケーションを保つことは、Web 2.0とともに一般化し、いまや自主出版はもちろん在来出版でもマーケティングの基本アイテムとなりつつある。そこに新たなテクノロジーが加わった。SNSを通じて昨年に一般ビジネスの世界にデビューしたAIチャットボットである。 … [Read more...]