Amazonは12月30日、米国ポッドキャスト・ラジオのスタートアップ Wondery を買収し、同社Musicグループに加えたことを発表した。アマゾンはすでにインドなどでポッドキャスト放送を提供しているが、音声出版への […]
ANALYSIS & COLUMN
ブックガイド:「もののけの日本史」
かつて「怖れるべきものは恐怖だ」とか勇ましい標語が飛び交ったが、人間の愚かさには限りがないことが分かる。Webが一つの「限界」だという気がしたが、やはり歴史には終わりはない。循環的世界のほうが真実に近いようだ。 実際、わ […]
サブスクはどこへ行くか:(1) 両面出版の意味 (♥)
スウェーデンの大手出版社ボニエ社のサブスクリプション事業 (2015)であるBookbeat は、今年5年目にして最高のシーズンを迎えている。デジタル商品のみを揃えればよく、しかも今年は歴史的に高い需要が見込めると見られ […]
Web出版への道:空白と挑戦の世紀 (1)
グーテンベルク出版は、2020年の「パンデミック」を機会に、出版における中心的な役割を終えた。その後の予想はつかないが、1980年代以前のような繁栄期に復活することはあり得ない。「印刷・製本」モデルは、デジタルによって延 […]
「米中」で進む言語研究 (♥):音声テキスト変換
米国の大手出版社は、オーディオブックの制作に力を入れているが、コストは高く、特にプロの朗読者の確保は簡単ではないので、音源の制作に書かれるコンテンツは少ない。Googleはこの問題の解決に、AIの応用(TTS=自動生成) […]
アマゾンに接近する公共図書館 (♥)
Amazon Publishingは、全米の公共図書館との間で、E-Bookの提供に関して交渉を進めている。出版社と図書館とアマゾンとの「関係」は、Kindleの提供開始以来のことだが、出版社としてのアマゾンが公共図書館 […]
「ロンリープラネット」の復活
旅行ガイド出版社のロンリープラネットは12月1日、親会社のNC2 Media社からRed Venturesに買収された(金額は非公表)。旅行出版は今年、文字通り「春の嵐」に巻き込まれ、ロンリープラネットもリストラから廃業 […]
ベルテルスマンは出版のデジタル化を急ぐか緩めるか?♥
ペンギン・ランダム・ハウス(親会社=独ベルテルスマン: Bertelsmann)が、米国サイモン&シュスター社を約22億ドルで買収したことは「順当」と受止められている。だが、米国の業界には、あまりに強力な米独出版グループ […]
「ブック」がニューヨークで死す: BEA終了
米国で書籍展示ビジネスを行っていたリード社 (BookExpoAmerica: BEA)が、今年でBEA事業を解体すると明らかにした。出版社と地方書店をつなぐ機能を果たしつつ、著者と読書ファンの交流の場として続くと思われ […]
サイモン&シュスター社22億ドルで売却:(3) デジタルの資産化 ♥
出版と金融(価値評価)の関係は、あまり幸せなものではない。それどころか良い印象を持つ理由は思いつかないだろう。印刷は現実的「価格」を扱い、出版は可能的「価値」を扱う。「出版」は希望であるが、金融にはしばしば絶望や不幸しか […]