拡大する世界のオーディオブック

米国のオーディオブック市場は、2017年に25億ドルに達し、18年の数字が間もなく発表されるが、その前に「トレンド分析」のための情報共有が進んでいる。 Good eReader (04/14)のマイケル・コズロウスキ氏が要約を提供しているのは有難い。この市場はマーケティングでいう「初期多数派」から本格的普及期を迎えようとしている。 … [Read more...]

Webと「本・著者・読者」(4): 変わる「本」♥

本好きな人ほど、あらゆる種類の本を愛するが、出版社の関心はもっぱら新本に向けられ、売れない既刊本に与えられる時間は少ない。回転寿司のようだが、これは出版ビジネスの宿命とも考えられてきた。しかし、デジタル=Webは別のビジネスを可能にし、それどころか「新しい常態」として急速に普及させた。本が市場から消えなくなったためだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

Webと「本・著者・読者」(3) :本の「不滅」

Googleの「スキャン・プロジェクト」が出版界に与えた衝撃のことは、前著『Web時代のブックビジネス』でも書いたが、結果として出版に少なからぬ(誰にとっても予期せぬ)影響をもたらした。それは「絶版本」は誰のものか、から「絶版」がなくなった市場で「本」をどう売ったらよいのかまで及び、「自主出版」とともに在来出版を苦しめているが、これらは互いに関連しあっている。 … [Read more...]

オープンソースの世界を聴く(1)

オーディオブック(聴く読書)の世界は、誰にとっても広く、深く、そして楽しいものだが、それをWebで最も簡単に知っていただくため、おカネをかけずに愉しむ方法を探り、共有してみたいと思う。オーディオブックはWebで広がったものだし、Webは誰もが遠い世界を知り、体験するためにあるものだからだ。それは紙の本よりずっと身近なところにある。 … [Read more...]

「Webメディア」ノート(3):デジタルの成熟(♥)

Scribdの「出版」戦略には、十分な根拠と先例がある。ほかならぬアマゾンだ。ゼロから大「出版社」をつくったこの会社は、雑誌から世界を見ていたニューヨークの出版人のアイデアを採用した。これを「雑誌の創造的脱構築」モデルと呼ぼうと思う。「雑誌」と「ライター」、「ショートコンテンツ」から出発する。[全文=♥会員] … [Read more...]

「Webメディア」ノート(2): 雑誌ビジネス

印刷(版)をベースにした(複製)ビジネスモデルは、あまりに万能なものだったので、出版だけでなく、印刷物を必要とする近代の多くのビジネス(新聞、書籍、広告、教育、音楽、各種情報サービス)に普及していた。その結果、関係者の間においても、そのビジネスがどのように「コンテンツ」に関係しているのかについて、明確にわからない状態が続いたように思われる。 … [Read more...]

「Webメディア」ノート(1): 雑誌ビッグバン

筆者はかつて様々なジャンル/タイプの雑誌の仕事をしたことがある。1960-90年は「雑誌の黄金時代」。毎月のように買い求める読者がいて、莫大な広告費が流れ込む雑誌もあった。Webが最も大きなダメージを与えたのは「雑誌」だが、この先どんなビジネスモデルに収斂するかがまだ見えない。 … [Read more...]

Web30年と「本・著者・読者」(1)

この3月12日は、ティム・バーナーズ=リーが1989年、欧州原子核研究機構 (CERN) で「情報管理システムの提案」を提出してから30年となった。これがWebにつながる話は、長いようで短いが、Webは満30歳を迎えたことになる。世に出たのは1995年で、わずかの間に世界がこれほど変わるものか、というのが多くの人の実感だろう。 … [Read more...]

教科書のデジタル化は「経済性」で進む (♥)

米国のライス大学が運営している無料電子教科書提供団体 OpenStaxは3月1日、昨年1年間に提供した教科書が全米の48%の大学で220万人に達したと発表した。2017-18年度に無償教科書で節約された金額は、1億7,700万ドル分にあたるという。出版社団体のAAPは、2018年の大学教材の売上が7.2%下落したと発表しており、平仄が合っている。[全文=♥会員] … [Read more...]

Webを使えない紙時代の習慣

デジタルはアナログを模倣するところから始め、しだいにデジタル本来の可能性を開拓し、機能を使うようになる。とはいえ、新聞や雑誌、書籍などの活字系は、紙出版の伝統的なプロセス(の制約)をそのまま引き摺ったことが多く、立ち止まったまま動いていないところが少なくない。10年を超えているのにということだ。 … [Read more...]

Web出版の荒野:開拓と自立 (♥)

Kindle以後に生まれた「自主出版」という現象は、「E-Book価格問題」と同様、本誌が追いかけ、考え続けたテーマだった。これはいかにもアメリカ的文化・社会現象であると同時に、「Web時代の出版」という世界的テーマへの有力な回答であった、著者/読者は、それまでのような本も出版社も書店もない荒野で、出版が何であるかを体験したのである。[全文=♥読者] … [Read more...]

米国「著者出版」の10年と出版ビジネス

自主出版の10年を回顧して、GoodeReader (02/20)のマーシー・ピルキントン編集長が「出版契約の夢は死んだのか?」という興味深い記事を書いているので紹介してみたい。こういうタイトルが、出版コンサルタントとして活動する同氏から浮かぶとすれば軽いことではないだろう。21世紀に出版社とは何か。それはどうもおカネではないようだ。 … [Read more...]

人類最古のメディア「文字なき声」の復活

30年ほど前から、デジタルで「本」のかたちがどう変わるかが注目され、本誌もそれをテーマとしてきたが、考えていたのは、読める/使える「本」に囚われていたのではないかと最近は反省している。本は同じ「形」とともにだけあったわけではなく、文字・図形とイコールでもなかったからだ。デジタルが復活させたのは、限定なしの言語コミュニケーションだった。 … [Read more...]

文字出版を超える音声出版へ(♥)

米国Audibleは2月7日、新作戯曲作家支援のために2017年に立ち上げた500万ドル基金 Emerging Playwrights Fund の対象者を発表した。「物語りの次の舞台」をキャッチとするAudible Theaterのオリジナルコンテンツを満たすためのものだが、活況を呈する市場で「オーディオ・ファースト」が一大市場になるかどうかが注目されている。[全文=♥会員] … [Read more...]

ビジネスモデルを確立したOpen Road (♥)

バックリスト・タイトルの販売で最も成功したデジタル出版社として知られる Open Road Integrated Media (OR/M)は1月23日、出版社向けに提供を始めたマーケティング・サービスが2.5倍に拡大したことを発表した。2018年は30社以上の6,100タイトルを扱い、WSJやアマゾンのベストセラー・リストに数点をランクインさせている。 … [Read more...]

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