FBF2018:オーディオブック登場 (♥)

オーディオブックが米国で大きなトレンドになっていることは、本誌がお伝えしてきた通りだが、FBFでも今年から Audiobook Conferenceをレギュラー・プログラムに組み込んだ。つまりこれが「ブーム」ではなく、世界的な現象であり、様々な角度から取り上げる必要があるものとして認知したことを意味する。[全文=♥会員] … [Read more...]

Wattpadが「著者支援のための有償」実験

ソーシャルリーディング・プラットフォーム Wattpadは、新しいコンテンツ市場を創造する可能性があるWattpad Nextのベータ版の実験を静かに開始する。期間は短期で、対象は招待制で地域が限定されており、本社のあるカナダ、英国、フィリピンとメキシコの4ヵ国で、最大市場の米国は含まれていない。開始は10月9日、つまり今日だ。 … [Read more...]

出版社を炎上から防ぐWeb使用法 (♥)

この時代、立場のいかんを問わず、活字は何とか守りたいと筆者は思っている。誰であれ活字関係者が石礫を浴びているのを見れば胸が痛む。10年以上Webメディアで情報を発信してきた身として、活字関係者にWebとの「付合い方」を提言してみたいと思う。とはいっても、消費される「話題」のリスク管理は専門外なので、それ以外だ。 (鎌田、09/27/2018) [全文=♥会員] … [Read more...]

「炎上」するWebと「燃え落ちる」紙

「新潮45」の休刊(廃刊)は、Webと活字の関係を考えさせる事件であった。活字出版社がWebというメディアの罠に落ちた。「Web・TV・活字」の炎上サイクルのやり繰りに活路を見出したかに見えた出版社の現場が、焦って下手を打った。版の軽重が問われる、追い詰められた土壇場で…。 … [Read more...]

Kindle以後ノート(19):自由と制約

時に「固定レイアウト」という言葉に強い違和感を覚えることがある。そもそも文字とレイアウトとの堅固な関係を発見し、実体化するのが「出版」ではないかという、活字時代の旧い教義を思いだすからだ。出版においてレイアウトを相対化するには、別の「大義」とルール、スキルが必要になる。それが意識されないと、仕事は安定しない。 … [Read more...]

出版技術の黄金時代:(1)3つのPの最適化

米国のPublishers Weekly (PW)にデジタル関連の記事が載ることは多くないが、学術出版の重鎮ウィリアム・カスドーフ氏が「出版技術の黄金時代」という興味深い寄稿を載せた (09/07)。過去40年以上、出版技術と取組んできた人は少なくないが、出版界にあって現在を「黄金時代」と言い切れる人は人は多くないと思う。 … [Read more...]

Kindle以後ノート(18):PoDの「デマンド」

アマゾンの「KDP Print」のサービスが(日本を除く)数ヵ国で開始され、この会社が一貫して目指してきた出版サプライチェーンのイノベーションが完成に近づいてきた。しかし、PoDの歴史は意外と長く、内容は千差万別だが、KDP Printはそれらと大きく異なる。重要なのはPoDにおける「デマンド」と実現されるビジネスモデルだ。 … [Read more...]

Kindle以後ノート (16):Wattpadの「ストーリー」

Wattpadというソーシャル空間から生まれたベストセラー、映画の世界的ヒットという事例は、21世紀の出版の典型的な形を示している。そこには大出版社が一定の役割を果たしたとしても、基本的にはアマチュアの「クリエイター」と数千万の「読者=ユーザー」がWebメディアを使って起こした「現象」だからだ。 … [Read more...]

アマゾンCreatespaceをKDP Printに吸収 (♥)

米国アマゾンは、制作サービスのCreatespaceをKDP Printと統合することを発表した。KDPには専用のヘルプページが新設され、サービスの移行による影響とユーザーが取るべき作業を説明している。かねて予想されていた通りだったが、PODサービスがKDP Printに吸収されたことは、印刷本の性格が変わることを意味している。[全文=♥会員] … [Read more...]

中国の電書バブルとKindleの体制構築 (♥)

アマゾンが中国での昨年のKindle本販売が12%の増加を達成したことを発表した。タイトルは70万点と多くはないが、着実に伸びており、Kindleデバイスも累計で数(several)百万台に達したとされる。Kindleの中国進出は日本と同じく2012年。2016年には最大の地域市場となったと発表された。2016年以降の成長の加速は、定額モデルと中国企業との提携である。[全文=♥会員] … [Read more...]

Kindle以後ノート (15):デジタルのゴール

Kindle/KDPが、米国で「自主出版」の爆発的拡大をもたらした時、これこそデジタルの結果だと確信した。しかし、その意味は分からなかった。無数の「著者」が産み出す「出版物」の洪水。ゼロはいくら足しても掛けてもゼロ…のはずだ。この考えを改めたのは5年以上を経てからだった。ゼロはやはり偉大だ。 … [Read more...]

「マンガ図書館」が活字本の活用を実験(2):ビジネス(♥)

絶版問題は、伝統的な出版ビジネスモデルの限界(つまりチャネルとしての在来書店とフォーマットとしての印刷本)を露呈していた。問題の中に利益機会(ビジネス)を見つけるという基本に忠実だったのはアマゾンで、Kindleが成功した最大の理由は、絶版本という、著者にとっての資源(関心事)に目を付けたことにあると筆者は考えている。[全文=♥会員] … [Read more...]

出版の課題は同じ、チャンスも同じ

出版は歴史的な転換期にある。しかも不況期だ。「頭を隠しても元には戻れない」と語るケイラブ・メースン氏は、エンゲージメントと読者を減らさないことの重要性を説く。本をまったく読まない人口が3割近くに達したかつての読書大国の米国は、歴史的な挑戦に立ち上がる人がいる。これは出版関係者から聞く久々に力強いメッセージだ。 … [Read more...]

Kindle以後ノート (13):オーディエンスづくり

版から生まれる複製物の金銭価値を基準とした旧出版は、21世紀に入って確実に衰退してきた。E-Bookは版に依存しない出版の経済モデルだが、日本などを見ている限り、経済モデルの移行は(漫画を除いて)スムーズではないし、出版活動全体を衰退から救うにはほど遠い。最も避けるべき(しかし高い)可能性は、赤字出版の消滅である。 … [Read more...]

アマゾンが目ざすマンガ市場の復興 (2):出版を超える (♥)

アマゾンのマーケティングは、コンテンツのオーディエンスが得る「体験価値」をもとに市場をデザインすることを特色としている。その起点となるのはクリエイターで、作品と読者とのグローバルな接触だ。スケールが大きい分、リスクは少なく果実は大きいだろう。出版の枠を離れることでチャンスは大きくなる。[全文=♥会員] … [Read more...]