Amazon Publishingは、全米の公共図書館との間で、E-Bookの提供に関して交渉を進めている。出版社と図書館とアマゾンとの「関係」は、Kindleの提供開始以来のことだが、出版社としてのアマゾンが公共図書館 […]
コンテンツビジネス
サイモン&シュスター社22億ドルで売却:(3) デジタルの資産化 ♥
出版と金融(価値評価)の関係は、あまり幸せなものではない。それどころか良い印象を持つ理由は思いつかないだろう。印刷は現実的「価格」を扱い、出版は可能的「価値」を扱う。「出版」は希望であるが、金融にはしばしば絶望や不幸しか […]
サイモン&シュスター社22億ドルで売却:(2) デジタル版権時代 ♥
金属活字と紙の本が素晴らしい「発明」であったことは、いまさら言うまでもない。本は紙幣のように使われ、工芸品のように読まれ、そして教育を普及させた。それが出版産業に与えた貢献は偉大だった。問題は、その保存と資産化・継承の手 […]
サイモン&シュスター社売却「一式22億ドル!」を考える: (1)
11月25日、米国サイモン&シュスター(S&S)社の売却が、買手となるペンギン・ランダムハウス(PRH)から発表された。金額は22億ドルで、当局の承認を経て、21年早々にも売手のメディア企業 Viacom […]
英国の文学的伝統とJKRのビジネス
『ハリー・ポッター』のJ.K. Rowling女史 (JKR) が、新作短編 ‘Ickabog’の構想を発表し、すぐにオンライン・ストーリーを更新し始めたのは、コロナ禍の影が世界を覆いつつあった頃だった。そしてクリスマス […]
米国出版の再生と新生
米国出版社協会(AAP)は、小売市場の混乱が続いた8月の売上が、前年同月比0.3%増を確保したことを伝えた。これはデジタルの貢献が紙のロスを補った結果だが、本の市場を前年並み+まで押上げたことは大健闘と言えるだろう。厳し […]