Audible「キャプション」の意味 (♥)

Audibleは9月11日、独立系出版社団体 (IBPA)の要請に回答する形で、Captions プログラムの適用は、AAPの版権提訴が司法的に決着するまで、パブリック・ドメイン(PD)コンテンツ利用のベータテストなどに限定することを明らかにした。教育プログラムは、米国の約15万人の高校生に対して提供されるというが、版権者の「オプトアウト」については言及していない。[全文=♥会員] … [Read more...]

成長を続けるデジタルの「大道」(2):秘密?(♥)

江戸の本屋は、知識や知恵の「もと」となる本を売る「古本屋」から始まった。出版は、本屋と読者と同時に誕生した。「復刊」は本質的に「新刊」と同等以上の重みをもつものであるはずだ。それが社会とともに考え、歩んできた本の大道であるとすると、近現代の出版は、工業化とともに、少しづつそこから外れていった。「絶版」問題は、出版人を悩ませ続けてきた。(全文=♥会員) … [Read more...]

成長を続けるデジタルの「大道」(1): 新しいエンジン

E-Book復刊/マーケティング専門出版社のオープンロード社(Open Road Integrated Media:  OR/M)は、今年前半の業績を発表し、前年同期比の売上が36%増、EBITDA (税引き前利益)では72%増という数字を発表した。売上で30%台はこの会社の「巡航速度」だが、利益は「復刊ビジネス」と独自の顧客マーケティングによるものだ。一見すると退屈なほどだが、なぜそんなことが続けられるのだろうか。 … [Read more...]

19年前半の米国「出版社市場」は漸増

米国出版社協会 (AAP)は月28日、今年前半(01-06月)の統計サービス StatShot のデータを発表した。商業出版は前年同期比で3.8%増の34億5,390万ドル、教育・学術系は11.6%増の25億2,000万ドル。合計で60億ドルあまりとなった。E-BookとA-Bookを合計したオンライン・コンテンツは、前者で22.3%と4分の1に近づいている。 … [Read more...]

アマゾン「キャプション」は大出版社を「パス」

Audible は8月30日、Caption機能では当面、大手出版社が権利を保有するオーディオブックを対象としないと発表した。同社の正式な意見表明は9月13日に行われる。しかし、権利問題が発生する可能性がないコンテンツに関しては9月10日にもサービスを開始する。もともと出版社には説明はなされていたというが、出版社との「認識」には差があった可能性が強い。 … [Read more...]

21世紀の「世界=国家戦略」としての出版!? (♥)

中国は古代以来、ユニークな言語文化の伝統を持っている。「中国」という文明概念じたいが、出版を通して共有されたものと言っても過言ではない。世界的規模に達したブックフェアは、したがって、出版の市場的成長を見守る機会にとどまらない。21世紀に再生した「中国」文明の戦略を発見する機会でもある。幸か不幸か、隣にいるわれわれは遣唐使派遣以来の「世界」を見ている。[全文=♥会員] … [Read more...]

北京ブックフェア、最大規模で開催

北京の第26回国際ブックフェア(BIBF)は、8月25日に3日間の会期を終了した。参加32万人、出展2,600社、展示面積10万6,800平米という規模以上に、欧米の参加者の実感として市場のエネルギーを伝えるメディアに注目しているが、今年前半の欧米の低調と中国市場の成長を対比させ、ポーター・アンダーソンは、その違いが、テクノロジーにあると見ている。 … [Read more...]

「Caption訴訟」で出版社側に勝ち目はあるか? (♥)

AAP vs. Audible「Caption訴訟」はそれぞれの立場(属する世界)によって、まるで違うものに見えるようだ。しかし、裁判所は法律(著作権)というものの「社会性」を、時間をかけて判断を下すか、直近の確定判例を引用して、人々の再確認を求めるだろう。「Caption訴訟」は、まったく新しいケースのようにも見えるし、そうでないようでもある。[全文=♥会員] … [Read more...]

21世紀の「クロス・フォーマット版権」訴訟

Audible Captionsは、文字言語と音声言語がAIによって互換性を獲得して初めての重要な機能となりそうだ。米国出版社協会(AAP)は8月23日、Audibleを被告として著作権法に基づいた提訴を行った。原告にはAAPのほか、ビッグファイブの大出版社などが含まれている。AAPのマリア・パラントCEOは、「著者、出版社、そして著作権法を計画的に蹂躙・侵害したことに失望した」と述べている。 … [Read more...]

米国学術出版社の戦略転換(3): 中国の台頭 (♥)

大出版社による高等教育出版の「改革」のコアは、「版」を土台とするビジネスからの脱却ということだ。版がデジタルになって久しいが、これが「破壊的イノベーション」となるのは、あまりにも「版」と紙にビジネスのすべてが懸ってきたためで、それが「オンリーワン」商法による繁栄を支えてきたこと、もう続かないことは誰でも知っている。誰も知らないのは、それが続くかどうかだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

米国学術出版社の戦略転換(2): アメリカの没落 (♥)

「ディスラプト」というものは、事業環境と「社会」の変化が同時にくる場合に起こる。「写真」というものが現像・印刷と切り離された世界を20年前の人々は想像できなかった。紙と離れた本も同じだ。紙は本にとって高価になりすぎているが、変化は最も価格が高く、重く、手堅い本のジャンルでも起きている。現在、新しい時間線が現実化される最終局面だ。[全文=♥会員] … [Read more...]

米国学術出版社の戦略転換(1): 紙からサービスへ

高等教育・教科書出版がこれまで数十年にわたって前提としてきたモデルは、出版社にとっても学生にとっても機能しなくなった。その結果、高等教育出版は最も破壊的な変化を経験している。変化はあらゆる方向から押し寄せており、変革の時を迎えている、と出版テクノロジー・コンサルタントのビル・ローゼンブラットが書いている (Publishers Weekly, 08/16/2019)。 … [Read more...]

出版の転換に成功した中国(2): 斯文在兹?(♥)

中国出版のデジタル転換は、米欧日がアマゾンを例外としてスローダウンしている状況で、それに急かされることなく、コンテンツとテレコムにまたがるビジネスモデルを含めてデザインされている点で、共産党体制のリーダーシップと機能性を発揮したものと言えるだろう。イデオロギーではなく、テクノロジーにおいてだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

出版の転換に成功した中国(1): デジタル

世界規模での出版の基盤のデジタル転換は、かなりの確率で今年になるだろう、というのが筆者の仮説的な予想なのだが、それには、米国と中国という世界の2大市場の帰趨が関わり、信頼性のある情報の入手に依存する。米国の場合、それはほぼ見えたのだか、中国の場合はどうか。北京の民間調査会社OpenBookが発表した2019年7月のレポートは、まさにそれを告げたものと言えそうだ。 … [Read more...]

B&Nはファンドによる買収で決着 (♥)

エリオット・アドヴァイザーズは8月7日、バーンズ&ノーブル社の発行済み株式の81%以上の取得を完了したことを発表し、これで同社による買収(上場廃止)が発効した。6年あまりの迷走の末に、B&Nは英国のウォーターストーンズ書店と同じファンドの傘下で、NYに転居する英国人ドーント氏の手腕に委ねられるが、さてここから先は「再上場」か「転売」か。[全文=♥会員] … [Read more...]

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