米国で書店卸2社が合併を模索

日本でも「取次制度の崩壊」(あるいは「独禁法の適用除外」的現実の終焉)が現実的問題として語られるようになってきたが、そうしたものがない米国でも、流通再編の動きが始まったようだ。二大卸企業のイングラム社は先月、ベーカー&テイラー社(B&T)の卸部門買収の可否について公正取引委員会 (FTC)に要請(「軽い予備的検討の依頼」)を行った。 … [Read more...]

2016-18年米国「新旧メディア内戦」の結果 (♥)

米国人のメディア行動の変化を観測しているメディア・シンクタンク、ピュー・センター(PRC)は12月10日、人々のニュース情報源の変化を示す年次レポートを発表した。ソーシャルメディアが20%で新聞印刷版の16%を初めてリードし、最下位となったテレビは49%で下げ止まり、Webニュースは33%で足場を固めた。[全文=♥会員] … [Read more...]

「出版」はいかにして復興するか:ロシア (♥)

ロシアでは、大規模書店チェーン(ネットワーク)の合併で、流通主導の市場拡大が進行している。これまではオンラインが成長の鍵を握るという見方が強かったが、これまでインフラの整備が遅れていた書店=印刷本市場が成長機会を与えられたことが理由のようだ。伝統的な「読書大国」の成長は、ビジネスを超えた本の力を示している。 … [Read more...]

「どや」デザインのAudibleヘッドフォン

米国アマゾンは、Kindle Paperwhite 4 にAudibleの3ヵ月定額と特製「ポップ」ヘッドフォンをバンドルして139ドルで販売するセールを始めた。オーディオブック機能は米国などの新世代に搭載されたもので、Bluetoothに対応し、Audibleアプリが使える。このキャンペーンの目玉は、ヘッドフォンだろう。 … [Read more...]

メディア「読書欄」の変容と復活 (2) (♥)

ニュース系出版社が、本との関係を変えるきっかけとなったのは、マスメディアの地位が低下し、Webの影響力が上昇したことだ。しかしWebにおいても、持続的に影響力を増しているノードが「本」である。出版社は読者と彼らの活動をつなぐのは、自分でも信じられない「ニュース」ではなく共通のノードであることを知った。[全文=♥会員] … [Read more...]

メディア「読書欄」の変容と復活 (1)

米国の主要メディアが競って「読書欄」を拡張している。本の市場が急に活性化したわけではない。それどころか、景気も出版も停滞し、余暇の読書は減少し、フィクションは売れない。暗い気分が広がっているのだが、これはどう考えたらよいのだろうか。コロムビア大学の評論誌CJR (12/03)では、ライターのサム・アイクナー氏が考察している。 … [Read more...]

E-Inkが新しい手書き入力JustWrite

E-Inkは11月30日、独自の電子インク技術を使った新しい手描き入力技術 JustWriteを発表した。東京で開催された、デジタルインク+文具のイベント Connected Ink 2018で公開されたもので、商品化の方法は未定だが、電子ペーパーとスタイラスを用いる方式より自然な体験を提供するもので、さまざまな可能性がある。 … [Read more...]

AR版ピーターラビットは何を目ざすか (♥)

作品への集中を支援するAR/VR出版アプリを提供するインセプション (Inception)は11月7日、 ペンギン・ランダムハウス社からライセンスを得て、ピーターラビット(『ベアトリクス・ポター・シリーズ』)を含む最初のARアプリ6点を発売した。PRHのリストの中からアプリを開発する Penguin Ventures がアレンジしたもの。[全文=♥会員] … [Read more...]

出版ブロックチェーンの可能性 (♥)

米国の出版シンクタンク BISGは11月8日、「ブロックチェーン技術の出版への適用」と題するパネル・ディスカッションをニューヨークで開催した。定義にも、応用にも但し書きが付く、「重い」テーマだ。スタートとしては、とても分かりやすい問題提起なので、紹介しておきたい。[全文=♥会員] … [Read more...]

「出版社」は復活するか

出版は秋冬に活性化する産業のはずだが、米国出版界は日本に続いていよいよ萎縮症状が顕著になってきた。週間データ(NPD BookScan)でみる印刷本の発売部数は、前年同期比で5.3%減。大家の作品が並ぶリストを見る限り、衰退を感じさせるものはないのだが、読書家によると「表紙を付け替えただけの旧作が多く、新鮮さがない」という。 … [Read more...]

カナダで著者収入が「危機的水準」に?

日本では「作家の収入」が話題になることはほとんどない。カイシャである出版社の収入は問題になっても、「業界」を持たず、「巨額」にならない個人の収入(あるいは印税総額)などはどうでもいい、というのが慣習なのだろう。しかし、出版の伝統がある国ではそう考えられていない。著者は出版を支える重要な存在で、文化行政の関心事でもある。 … [Read more...]

Kindle以後ノート(21):E-Reader問題 (後)

Kindleの初代 (2007)はミニ・キーボードを、Nookの初代(2009)は、コントロール用のカラー・パネルを付けていた。どちらも今日見られないものだ。コストの割に実用性が低かったためと思われる。定着したのは最もシンプルな「スレート」だった。それでも印刷された冊子本と比べて劣るとされたのは「表紙」である。 … [Read more...]

出版市場とデータの歴史 (1):Webの霧

出版における「版元・取次・書店」の安定した関係は、歴史的に最も強固なものだった。これは出版業が発達した国に共通する世界的なもので、産業革命以前には成立していて、木版印刷の江戸期日本においてそうだったように、活字印刷以前にさかのぼる。この「鉄の三角形」が出版活動の全体を意味しなくなる時である。 … [Read more...]

出版市場とデータの歴史 (2):闇から光明へ(♥)

何によらず、正体が分からないものはまず疑う。これは健全なことだ。まして「出版」という社会の共有環境に関してはそうだ。しかし、旧いものが信じるに足らず、すべて自分で見極めなければならない時もある。Webで物理的世界の常識が通用しないいまのメディアはそうだ。Web25年で起きたことを振り返ってみよう。[全文=♥会員] … [Read more...]

「退屈な話」は終り、出版は新しいラウンドへ

Bookstatが新しい市場データ・プラットフォームとしての土台を固めつつある中で、米国出版社協会AAPの統計データが異変を示している。読書シーズンの秋に「小説が売れない」のだ。いくら「小説より奇」なノン・フィクション(トランプ本!)が売れすぎたにせよ、これは世紀の椿事で理由がなくてはすまない。 … [Read more...]

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