マーク・コーカーが予測する2018年(♥)

2017年を乗り切ったコーカー氏は、2018年の予想に取組んでいる(記事参照)。先に「悪いニュース」を10項目述べて「よいニュース」7項目を続けるという独特のスタイル。合計すると相当に長文なので、できるだけ原文を参照いただくとして、ここではポイントだけを要約し、筆者なりのコメントを述べてみたいと思う。 … [Read more...]

Smashwords:熱狂と挫折の10年 (前)

アマゾンと協力し、また対抗しながらインディーズ出版の歴史をつくってきたSmashwordsのマーク・コーカー氏が、歴史を振り返りつつ、アマゾンKindle/KUのもとに吸収された観のある自主出版が独立性を回復するための構想を語っている。前半は「裏切られた革命」。後半はもちろん完結してはいないが、気を取り直して再開したことは素晴らしい。 … [Read more...]

専門出版社ローデールの解体 (♥)

健康分野を中心にした米国の雑誌・書籍出版社ローデール社 (Rodale Inc.)は昨年10月、250億円あまりでハースト社の手に渡ったが、さらに書籍資産がペンギン・ランダムハウス(PRH)に売却されたと報じられた。約2,000冊の既刊本と200冊の新刊本から成る Rodale BooksはPRHのCrown Publishing Group傘下のライフスタイル・ブランドの一つとなる。[全文=♥会員] … [Read more...]

近づく旧出版エコシステムの解体

2017年の国内出版物(書籍+雑誌)販売額(予想値)が出版科学研究所から発表された。前年比7%減の1兆3,700億円と、過去最大の落込み幅。1996年をピークとして減少を続けてきた出版業界は、20年で半減した。7%もの減少を続ければ5年で1兆円を切る。産業としてのエコシステムを維持できる規模はとうに割り込んだと言えよう。 … [Read more...]

Kindleの十大発明 (1)

Kindleは昨年11月に満10歳を迎えた。それによって全体像が理解されるようになったとは必ずしも言えない。それは絶えず進化をやめず、当初のストア+E-Readerのプラットフォームから、コンテンツ出版へと展開し、メディアビジネスに拡大しているためである。それはアマゾン独自の「出版」観を示している。 … [Read more...]

もう一つのデジタル革命 (1):表舞台に立つオーディオブック

米国の公共ラジオ(NPR)とEdison Research (ER)は、音声応答サービスを利用したオーディオメディア・サービスである「スマートオーディオ」に関する全米調査を実施し、レポートを発表した。普及の最初期の段階でこのメディアの性格と可能性を十分に示した点で意義がある。オーディオブックにとっては新しい跳躍台となることを確信させるものだ。 … [Read more...]

出版のもう一つの未来:A-Book

オーディオブックに関してよい情報を提供している Good eReaderは、今年もこの市場の動向をまとめたレポートを掲載した。デジタル出版の中で最大の成長市場は、20%近い成長を遂げて25億ドルに達した。業界団体のAPAのレポートによれば、米国人口の26%が12ヵ月以内に1回以上聴き、出版タイトル数は前年比で33.9%増加したとしている(集計時点)。 … [Read more...]

Wattpadがファンフィクの人気データ公開

世界最大のソーシャルライティング・プラットフォームWattpadは、2017年のファンフィクション人気トレンドを発表した。数十万ものファンフィク作品を輩出した3つの作品は、SF/ホラーの 'Riverdale`、ファンタジーの 'Game of Thrones'、ティーン/ミステリの 'Stranger Things' で、いずれもTVシリーズだった。 … [Read more...]

2018年のブックカバーのトレンド

表紙が売行きに影響するのは紙でもデジタルでも変わりはない。そしてプロのデザイナーの価値はかなりの確率で実証されている。米国のインディーズ出版である程度以上売れているタイトルのほとんどはプロのデザイナーと編集者が関わっている。問題はその先、どんなデザインが成功するかということだろう。まずはトレンドの確認を。 … [Read more...]

digiPubはハイブリッド・メディアとなるか

11月16日にニューヨークで、出版系B2BメディアのNAPCO Media の主催により、データ駆動型印刷にフォーカスした digiPub という最初のイベントが開催された。PoDに関連した話題なので、こちらの紹介をしておきたい。雑誌・書籍・広告を中心に、デジタルによって印刷媒体のコスト上の弱点を低減することを本気で目指しているイベントだ。 … [Read more...]

教育系出版に広がる定額制 (♥)

アマゾンが始めた定額制サービスは、Oysterなどのスタートアップの挫折を経て中堅/専門出版社に拡大し始めた。教育出版のセンゲージ社は、70教科、675コース、2万点以上を1学期間(半年)120ドルで読み放題にする Cengage Unlimited (CU)というサービスを始めた。印刷教科書価格の高騰に対しては有効だが、利用環境の最適化には時間がかかりそうだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

Futurebook 2017:A-BookとEdtech ♥

英国の The Bookseller誌が主催する Futurebook 2017というイベントが、12月の最初の2日間ロンドンで開催された。今年は特にオーディオブックとEdtech(教育IT)についてトラックが設定されて、これらが出版の明日における大テーマであることを示した。しかし、E-Bookとデジタル出版技術についての議論や提案は乏しい。[全文=♥会員] … [Read more...]

アマゾン出版がショートの新ブランド

実質的には大出版社としての規模に達しつつあるアマゾン出版は11月28日、短編小説と短文ノン・フィクションを中心とした新しいブランド Amazon Original Stories (AOS)を18番目のインプリントとして立ち上げた。一律2ドルでKindle Singles ストアから販売されるほか、PrimeやKindle Unlimited会員には無償で提供される。 … [Read more...]

雑誌のタイム社が28億ドルで売却(♥)

市場の縮小に伴って雑誌出版社の統合が進む中、タイム社が買収された。同社の「漂流」は昨年末から続いており、本誌が伝えた通り、買収は時間の問題だったが、やはり業界を代表する名門ともなればこのくらいの時間は当然かもしれない。それにしても、当事者は仕方ないとして、事情を知りすぎていたはずのメディアが静かなのが気になる。[全文=♥会員] … [Read more...]

ランダムハウスからアマゾンへ(2):成長と調和(♥)

NYタイムズ (11/18)は「Kindle 10周年」にカナダのジャーナリスト、デイヴィッド・サックス氏の「デジタルとの恋は終わった」と題したコラムを掲載した。彼の結論は、これからは醒めた関係で付き合うということだが、タイムズ紙関係者を含めて、旧出版界には「終わった」と見たい気分が強い。ナガーVPはどう見ているだろうか。[全文=♥会員] … [Read more...]