ICTと「第4次産業革命」という言葉は、1980年代に続く経済社会変革として総務省が提唱したものだ。つまり、2010年代の基盤を土台に、より知識集約的で自然再生的、能力拡張的な文明観を表現したものと言える。21世紀初頭の […]
出版・製作
サイモン&シュスター社22億ドルで売却:(3) デジタルの資産化 ♥
出版と金融(価値評価)の関係は、あまり幸せなものではない。それどころか良い印象を持つ理由は思いつかないだろう。印刷は現実的「価格」を扱い、出版は可能的「価値」を扱う。「出版」は希望であるが、金融にはしばしば絶望や不幸しか […]
サイモン&シュスター社22億ドルで売却:(2) デジタル版権時代 ♥
金属活字と紙の本が素晴らしい「発明」であったことは、いまさら言うまでもない。本は紙幣のように使われ、工芸品のように読まれ、そして教育を普及させた。それが出版産業に与えた貢献は偉大だった。問題は、その保存と資産化・継承の手 […]
サイモン&シュスター社売却「一式22億ドル!」を考える: (1)
11月25日、米国サイモン&シュスター(S&S)社の売却が、買手となるペンギン・ランダムハウス(PRH)から発表された。金額は22億ドルで、当局の承認を経て、21年早々にも売手のメディア企業 Viacom […]
英国の文学的伝統とJKRのビジネス
『ハリー・ポッター』のJ.K. Rowling女史 (JKR) が、新作短編 ‘Ickabog’の構想を発表し、すぐにオンライン・ストーリーを更新し始めたのは、コロナ禍の影が世界を覆いつつあった頃だった。そしてクリスマス […]