出版の転換に成功した中国(2): 斯文在兹?(♥)

中国出版のデジタル転換は、米欧日がアマゾンを例外としてスローダウンしている状況で、それに急かされることなく、コンテンツとテレコムにまたがるビジネスモデルを含めてデザインされている点で、共産党体制のリーダーシップと機能性を発揮したものと言えるだろう。イデオロギーではなく、テクノロジーにおいてだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

出版の転換に成功した中国(1): デジタル

世界規模での出版の基盤のデジタル転換は、かなりの確率で今年になるだろう、というのが筆者の仮説的な予想なのだが、それには、米国と中国という世界の2大市場の帰趨が関わり、信頼性のある情報の入手に依存する。米国の場合、それはほぼ見えたのだか、中国の場合はどうか。北京の民間調査会社OpenBookが発表した2019年7月のレポートは、まさにそれを告げたものと言えそうだ。 … [Read more...]

出版社が反対するCaptionsとアマゾン (1)版権 (♥)

Audibleのキャプション機能 (Captions)は、教育目的で実験的な段階のもの、として発表されたものだが、予想通りと言おうか、出版社の版権関係者などから強い反撥が出ている。Publishers Weekly (07/19)は、「言語道断」「版権侵害」と言った声を紹介しているが、Audibleの意図が通じていない可能性も強い。[全文=♥会員] … [Read more...]

マンスリーレビュー:「来るべきもの」の兆候 (2)(♥)

[EB2マガジン・マンスリー8月号] 米国の大出版社「ビッグファイブ」はE-Bookの図書館貸出しについて、その社会的役割を事実上拒否する方針を示した。これも紙の上に築かれた出版の経済=社会モデルの風化を示すものだ。著者は自ら出版者となる選択肢があり、アマゾンのチャネルを使って図書館に流すことも可能だ。出版社は社会的負担を逃れる代わりに、著者・読者を逃していくかもしれない。[全文=♥会員] … [Read more...]

それが「出版」の生きる道 (1): アマゾン (♥)

デジタル/Web時代の「出版」について、アマゾンが無数のサービスを開発し、ビジネスにしたことを知らない人はいない。しかし、出版そのものについてはどうか。ビジネスを超えたビジョンを持っているのか、あるとすれば、それは何か。この会社がそんな構想を語ったことはないが、筆者はそれに近いものを推定できると思う。[全文=♥会員] … [Read more...]

それが「出版」の生きる道 (2): 編集者 (♥)

ディーン・クーンツのアマゾンでの実験的初仕事となった Kindle in Motionタイトル ’Ricochet Joe' (跳返りジョー)で編集を担当したのは、ミキラ・ブルーダー編集長だった。それによって、アマゾン出版にはクリエイティブな編集者がいることが業界に知れ渡った。もちろん、編集者を尊重する出版者であることも。[全文=♥会員] … [Read more...]

出版の転換:事実確認 (♥)

筆者は、自ら意識してきた長い「出版のデジタル転換史」の大きな節目が今年になると感じてきたが、それは旧出版の衰退や倒産などではなく、新出版への切替を告げるものであるはずだ。出版は「ディスラプト」してはならないものだからだ。大作家の「本拠地の」移転は、おそらく秩序ある切替えである。(※ベストセラー作家ディーン・クーンツがアマゾン出版部門と大型契約を行ったこと。本誌記事参照) [全文=♥会員] … [Read more...]

「時代は変わっている」とクーンツは言った。

翻訳や短編、ノン・フィクションなどで独自の領域を開拓してきたアマゾンの出版部門 (Amazon Publishing、以下=AP)が、米国を代表する作家の一人で日本でもファンが多い、ディーン・クーンツとの間で5つの契約を行ったことをPublishers Weekly (07/22)が報じた。創作力の頂点にある作家がアマゾンを選んだことは、出版の新時代を象徴するものだ。 … [Read more...]

米国出版社のオーディオブックが躍進

Audio Publishers Association (APA)は7月17日、有力出版社20社分についての2018年のオーディオブック販売統計を9.4億ドル(対前年比24.5%)と発表した。今回の調査の数字は出版社の卸販売額を集計したものだが、ストリーミングは売上の91.4%を占め、有力出版社だけでほぼ10億ドルに達したことになる。 … [Read more...]

Audibleに「キャプション」機能が登場

Good eReader (07/15)は、Audibleが近々オーディオブックで「字幕」が読める標準機能 (Audible Captions)を提供すると伝えた。朗読を聴きながら、スクリーンで本文・辞典・訳文などを読めるものだが、AndroidやiOSのアプリから使用できるので、他社の対応によっては70%以上のシェアを持つAudibleがさらに優位を強める可能性は大きい。 … [Read more...]

マンスリーレビュー(2):「版」の出版からWebによる再出発へ (♥)

[EB2マガジン・マンスリー:7月] 「版」をめぐる業界の人々によって維持されてきた出版の時代は、Webというメディア=ビジネスの登場によって終わりを告げた。しかし、フォーマットはともあれ、本が必要とされなくなったわけはないし、経済価値を生まないわけでもない。米国でも中国でも、紙とデジタルは同程度の規模に達している。本のビジネスは10年で約2倍になった。このことは前向きに捉えるべきではないだろうか。[全文=♥会員] … [Read more...]

中国出版の新しい波 (1):海外出版への視点

米国と並ぶ出版市場となった中国は、国内出版物を除いても独自のトレンドを発信し、世界に影響を与えるまでになっている。ポーター・アンダーソン氏は最近の中国出版情報から、フィクションとノン・フィクションのヒットをそれぞれ紹介している。印象としては、大国の出版市場として成熟し、新しい国際化を強く志向していることだ。 … [Read more...]

60歳以上は本を(なぜ)読むか? (♥)

読書行動を定期的に調査している非営利団体の Pew Research Center (PRC)は、過去10年の間に、60歳以上の引退後世代(多くは旧ベビーブーマー)の読書が、かなり減少していることを明らかにした。TVなどの「スクリーン・タイム」が27分増加したのに対し、読書(-13分)や社交(-9分)などが目立って減少している。TV世代の高齢化は、最後の読書世代が消えていくことと重なるようだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

高成長が続く米国のスマートスピーカ

米国の音声読書市場でスマートスピーカの位置が徐々に上がっている。NPRとEdison Researchが行っている Smart Audio Reportが19年春のレポートは、18歳以上の米国人の保有率は前年から35%増えて、保有数にして21%(5300万人)に達した。スマートフォンで始まったオーディオブックは、音声デバイスの多様化とともに新しい段階に入っている。 … [Read more...]

出版は「大きな物語」をどうするか (♥)

ビジネスとしての出版は、様々なタイプの「大きな物語」を背景として形成されてきた。皮肉なことに、大きな物語を仰ぐことで他の物語を抑える傾向があるようだ。20世紀の末にWebとともに登場した「大きな物語」は、活字出版という型を超え、最初から「ソーシャル」を「グローバル」を目ざした。それは遅々として歩んできた近代出版の「追体験」ではない。[全文=♥会員] … [Read more...]

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