Web出版の荒野:開拓と自立 (♥)

Kindle以後に生まれた「自主出版」という現象は、「E-Book価格問題」と同様、本誌が追いかけ、考え続けたテーマだった。これはいかにもアメリカ的文化・社会現象であると同時に、「Web時代の出版」という世界的テーマへの有力な回答であった、著者/読者は、それまでのような本も出版社も書店もない荒野で、出版が何であるかを体験したのである。[全文=♥読者] … [Read more...]

米国「著者出版」の10年と出版ビジネス

自主出版の10年を回顧して、GoodeReader (02/20)のマーシー・ピルキントン編集長が「出版契約の夢は死んだのか?」という興味深い記事を書いているので紹介してみたい。こういうタイトルが、出版コンサルタントとして活動する同氏から浮かぶとすれば軽いことではないだろう。21世紀に出版社とは何か。それはどうもおカネではないようだ。 … [Read more...]

Kindle「インディーズ無料マンガ」第2ラウンドへ

アマゾンジャパンは2月13日、昨年夏に始まった「Kindleインディーズマンガ」に合わせて設定した「インディーズ無料マンガ基金」を19年も継続すると発表した(新たに総額5,000万円を分配する)。「読者と収入」という、クリエイターがまず必要とする2つのものを提供するプログラムは継続されることになった。アマゾンのブログ 'Day One' で紹介されている。 … [Read more...]

アマゾンが駆動する「贈与の経済」(♥)

サッカーという巨大ビジネスでは、新興国から先進国まで「育成システム」が明確に意識されてきた。選手一人の移籍金が100億円を超えても誰も驚かない時代に、才能発見と育成と移籍(販売)は、超国家レベルの関心事となって当然ということだ。ではなぜ「クリエイティブ」には僅かな投資を惜しむのだろうか。アマゾンはそう考えない。[全文=♥会員] … [Read more...]

オーディオブックまたも米国出版社を救う

米国出版社協会 (AAP)は、会員1,375社分の2018年販売実績を発表した。かつては米国出版界を代表した在来の大手・中堅出版社で、AAPに売上情報を提供している企業という限定付だ。売上は前年比4.6%増の78億3610万ドル(8,620億円)。紙は堅調、E-Bookは生彩なく3.6%減だが10億ドルを確保。A-Bookは37.1%と躍進を続けている。デジタルの合計は約19%。 … [Read more...]

没落する紙、付き合うデジタル:平成30年の出版

出版科学研究所は1月25日、『出版月報』1月号で2018年(1~12月期累計)の出版市場規模を発表した。紙(書籍・雑誌計)は5.7%減の1兆2,921億円。デジタル市場は前年比11.9%増の2,479億円。全体で1兆5,400億円で、デジタルが紙の減少幅を緩和したことになる。デジタル比率は16%で前年から2ポイントあまり増えた。 … [Read more...]

ビジネスモデルを確立したOpen Road (♥)

バックリスト・タイトルの販売で最も成功したデジタル出版社として知られる Open Road Integrated Media (OR/M)は1月23日、出版社向けに提供を始めたマーケティング・サービスが2.5倍に拡大したことを発表した。2018年は30社以上の6,100タイトルを扱い、WSJやアマゾンのベストセラー・リストに数点をランクインさせている。 … [Read more...]

Wattpadの「AI駆動出版」(♥)

英国の出版情報誌 The Bookseller (2/4)が、Wattpadの新しい出版部門Wattpad Booksについて同社のアシュリー・ガードナー氏にインタビューをしている。小説投稿サイトが出版に向かうのは自然だが、Wattpadは巨大なコミュニティを持ちながら、なぜ異常なまでに長い時間を費やしたかに注目が集まっている。[全文=♥会員] … [Read more...]

「再販制は死んだ。出版万歳!」

アマゾンジャパンは1月31日、取引出版社(現在約3000社)との間で「買切条件で仕入」、同時に「自動発注システム」を全商品に対して試行するという新方針を記者会見で発表した。返品率を現在の20%から引下げるのが目標というが、在庫品の値下げ販売(協議制)を含んでおり、事実上の「卸販売」への移行を意味する。 … [Read more...]

Wattpad出版の狙いはアマゾン対抗!?

Wattpadは1月24日、映像制作の Wattpad Studiosに続いて初めての出版部門となるWattpad Books の創設を発表した。E-Bookのほか、印刷本は北米の大手書店チェーン(IndigoやBarnes and Noble)でも販売されるという。YA向けとなる最初の6タイトルは、Wattpadで高い人気を博したコンテンツで今秋発売される。 … [Read more...]

「作家の収入激減」の犯人:(2)時代?(♥)

残念ながらTAGの調査は、設計からデータ・チェックまでの厳密性に欠け、会員の窮状は窺えるものの、結論(「アマゾン悪い!」)への飛躍が大きすぎて説得力に欠ける。出版社に依存した伝統的な職業作家の生活が悪化しているのは確かなので、調査のフレームワークを再考する必要があると思われる。とくに著者自身の選択肢と「戦略」だ。[全文=♥会員] … [Read more...]

「作家の収入激減」の犯人:(1)アマゾン?

米国作家協会 (The Authors Guild)は先週のレポートで、作家の収入減の原因の大半はオンライン書籍市場の72%を占めるアマゾンに原因があるとして非難した。同社は1月16日の声明で、これに真っ向から反論し、TAGのレポートはデータ解釈の誤りによって誤った結論を導いていると述べた。著者の「戦略」によって生じる違いを無視しているという主張だ。 … [Read more...]

出版界から予想が消えた理由 (♥)

2015-6年を境に、米国の出版界は新旧の2つに分裂した、と本誌は考えている。旧世界はデジタルを忘れることで時間を止めようとした。紙と書店の健在がニュースとなり、デジタルで憂鬱な未来予想は出版系メディアから消えていった。その結果、共通の話題としての年末恒例の行事が消えたのだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

2019年の10大予想 (1):予想の終焉?

数年前から、米国でも出版の「10大予想」的記事は激減しており、それらを下敷きにコメントしてきた本誌も頭を悩ませていた。理由を説明するのは簡単ではないからだ。唯一発見したのがWritten Word Media (WWM)のリッチ・ウルマンCEOの予想である。とても考えさせられ、参考になったので、ご紹介しておきたい。 … [Read more...]

2018年の誌面から:出版の再構築 (♥)

[EB2 Magazineマンスリー・レビュー 1月号] 昨年の本誌アクセスランキング1位は、ちょうど1年ほど前に書いた「近づく旧出版エコシステムの解体」(01/04)だった。2017年の国内出版物(書籍+雑誌)の販売額が前年比で過去最大の落ち込み幅(7%減の1兆3,700億円)となったデータにコメントしたものだ。その後を別の観点から振返ってみよう。 ※マンスリー記事は会員向けです … [Read more...]

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