SF百科事典第3版で注目の“無償”ビジネス (♥)

英国のオライオン社(Orion Publishing Group)は7月5日、SFにおけるリファランスとして最も権威のある『SF百科事典第3版』(ベータ)を、同社のSFブランド、ヴィクター・ゴランツ(Victor … [Read more...]

ハリー・ポッターと魔法の「完全自主出版」 (♥)

J.K.ローリング女史が Pottermore という専用サイトを開設して『ハリー・ポッター』の全巻 E-Book 版+αを直販していく計画を6月23日に発表し、出版界に大きな波紋を生んでいる。それは過去最大規模のこの電子出版プロジェクトが、(事実上)出版社はおろか書店さえも通さず、アマゾン、アップル、 Google も無関係という完全「自主」型のものだからだ。とうとう作家が自主出版・自主販売する時代がやってきた。これを例外中の例外と考えたい人は多いだろうが、そうとは思えない。一般化できる合理性があり、しかも「完全自主」を選択肢として持つ作家の立場はますます強くなるからだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

Pages: 1 2

E-Reader用地図帳が無償で

読書の際に地名・地図を確認したくなる機会は少なくないが、eBookMaps.comは、多くのE-Readerに対応する無償の世界都市地図帳コンテンツの提供を始めた。Kindleで使用するmobiとその他多くのE-ReaderでサポートするEPUBの2つのフォーマットで提供され、現在は世界200あまりの都市(米国、欧州、アジア、アフリカ、豪州、南ア)をカバーしているが、日本は含んでいない。 … [Read more...]

ハーレクイン社がE-Bookの印税引上げ:競争激化か?

E-Bookに最も早くから取り組んできたハーレクイン社は6月24日、著作権料率の改訂を発表し、2012年1月1日以降、印税率を実質的に値上げし、純販売収入に対して、シリーズ作品で15%、単発作品で25%をそれぞれ支払うと発表した。これまでは定価に対する印税率で計算されてきたが、今後は販売部数などの透明度の高い数字が著作者に提供される。既存の契約を維持したい著者に対しては、これまでの条件が維持される。 … [Read more...]

アマゾン出版が「エド・マクベイン全集」刊行へ

アマゾン出版(Amazon … [Read more...]

中小出版社と書店のE-Bookマーケティング

米国書籍商協会(ABA)がアンブライドルド・ブックス(Unbridled Books)と提携して行った、6月9-11日の3日間限定で25冊の書籍コンテンツ(Google eBooks)を各25セントで販売するプロモーションについて、ABAはこれが大成功だったと伝えている。このセールは、独自のプラットフォームを持たない独立系書店がE-Bookビジネスに参加できるかどうかを占うものとして注目されてきた。ABAはGoogle eBooksと提携することで書店が窓口を開設できるようにしたが、実際に一定数の顧客が購買を行う流れを確認する必要があったためである。 … [Read more...]

新趣向のデジタル冒険小説:Book Surfers (♥)

狂える悪の天才とその助手の手によって、名作冒険小説の世界に投げ込まれた4人の子供(ブックサーファーズ)の冒険を通して、少年少女読者を読書に誘う、という手の込んだ枠物語の形式を使った Kindle 向けデジタル冒険小説『ブックサーファーズ』シリーズが英国で刊行された(→専用サイト)。読み進むうちに、原作の対応個所にハイパーリンクで飛べるようになっているなど、簡単な E-Book の機能を使っている。児童文学でのオリジナル E-Book … [Read more...]

T.S.エリオット『荒地』iPadアプリ版が話題

拡張型E-Book出版社のタッチプレス(Touch Press, London)は6月7日、初の文学コンテンツとなるT.S.エリオットの長詩『荒地』(1922)のiPad版を発売した($13.99)。20世紀の最も重要な詩作と言われる原作のほか、詳細な注釈、草稿のファクシミリ、フィオナ・ショウによる全作品朗読、エリオット自身や俳優アレック・ギネス、俳優兼詩人のヴィゴ・モーテンセンによる朗読、専門家による35篇ものビデオ解説も収録。単なるマルチメディア・コンテンツではなく、難解な原作から多くのことを引き出すための様々な仕掛けが組込まれ、出版界の話題となっている。 … [Read more...]

ブリタニカが教育書のオンライン配信開始

ブリタニカ社の教育図書部門、Britannica Digital Learning(BDL)は6月9日、初等中等学校、大学、公共図書館を対象に、数百点のコンテンツを提供するWebサイトを立ち上げた。当面はオンラインでスタートし、年内にオフラインのE-Bookでも提供するとしている。販売されるライセンスには、シングルユーザーとマルチユーザーがあるが、購読購入した教育機関は恒久的にコンテンツを所有することになり、購読料やプラットフォーム使用料などは徴収されない。教育コンテンツ出版では、サービス型の料金システムを採用するものが増えているが、ブリタニカは売切り型を採用した。 … [Read more...]

米国推理作家協会が求めるE-Book出版社 (♥)

エドガー賞で知られる米国推理作家協会(MWA)は6月1日、従来の書籍出版社、定期刊行物出版社に加えて、 E-Book 出版社のカテゴリーを新設し、メンバーとして迎えることを発表し、新規約を公開した。 MWA は認定出版社となるための要件をかなり詳細に規定しているが、 E-Book … [Read more...]

「iPad雑誌にのめり込むのは愚の骨頂」!? (♥)

米国の広告専門誌 AdAge (5/30)に掲載されたローリング・ストーン誌発行人のジャン・ウェナー氏(写真)のインタビューで、 iPad 雑誌について述べた発言が大きな話題となっている。デジタルに関しては業界きっての“守旧派”として知られてきた彼だけに、雑誌業界が iPad … [Read more...]

Pages: 1 2

21世紀型モデル目ざすアマゾン出版 (前)

アマゾンは5月18日、5番目となる出版ブランドThomas & Mercerを立ち上げた(リリース)。このミステリーとスリラー専門ブランドは、今秋まず4冊の新刊でスタートする。Kindle版のほか、印刷本、オーディオブックで提供され、アマゾン以外の書店でも販売される。「アマゾン独占」にしなかったのは賢明で、幅広い流通を望む著者や読者の要求に応えたものと言えるだろう。逆にますます「出版社」らしくなってきたとも言える。同社はすでに恋愛小説(Montlake Romance)、SF、翻訳 (Amazon Crossing)、新進作家 (AmazonEncore)、ビジネス(Domino … [Read more...]

21世紀型モデル目ざすアマゾン出版 (後) (♥)

なぜ自ら出版するのか、どこが違うか アマゾンがなぜ出版に進出するのか、それは今日の出版が成功するために必要な資源を蓄積したからだ。資源とは Kindle … [Read more...]

紙を喰うE-Bookと出版社の選択 (♥)

E-Bookの拡大が、全体としての印刷本を侵食しているかどうかは、まだ明らかではない。それが出版市場が拡大させるということも。しかし、ほぼ確定しそうなことは、ペーパーバック市場の減少と関係があるということだ。これは日本の「文庫」と同じではないが、刊行後約半年が過ぎて評価が定まった既刊本を、造本コストを落として量産した廉価版で、E-Bookとの競合が最もありそうな商品だ。本の大量消費時代をリードし、大手書店チェーンとともに発展してきたペーパーバックは、その使命を終えつつあるかもしれない。[全文=♥会員] … [Read more...]

Pages: 1 2

定価販売で中世に退行するフランス出版界

世界的な市場調査会社であるGfK Groupは、無作為に抽出されたフランス人のインターネット・ユーザー1,000人を対象に行った読書傾向調査の結果を発表し、14%がE-Bookを読み、うち約半数がもっぱらE-Bookばかりを読んでいる、という結果を発表した。面白いのは、コンテンツの消費は平均3ユーロで、39%がオンライン書店を利用し、34%がアプリを使用する一方で、34%がもっぱら無償E-Bookだけを利用し、じつに29%が海賊版の利用を認めていることだ。デバイスは圧倒的にPCで、スマートフォンも多くはない。 … [Read more...]

Scroll Up