B&Nの未来はどちらに?:Readerlinkの登場

Barnes & Noble の方向は、ヘッジファンドによる買収で決着し、あとは英国人のドーント氏の手腕に期待することにした人は多かったと思うが、総額4億7,580万ドル($6.5/株)の価格に「安すぎる」とクレームを付けた株主が応札権を主張して登場して、決着が延ばされた。Readerlink LLC は、シカゴ近郊の出版・流通サービス企業で、B&N株を3.4%保有している。 … [Read more...]

ボーダーレスなメディア世界 (♥)

Webは、コミュニケーション上の様々な境界の意味を弱める「ビジネスモデル」を可能とした。注目すべきことは、ストーリー・メディアの核となってきたのが出版であり、フィクションの源流がストーリーテリングにあるということだ。それは同時にオーディエンスを通じてコマースが必要とするUXという経営資源の蓄積につながる。[全文=♥会員] … [Read more...]

B&Nの救世主に英国WSのドーント氏

先週末からの米英の主要経済メディアは、Barnes and Noble (B&N)が大手ヘッジファンド Elliott Management Corp. に最高値で買収されることを伝えた。金額は6億8,300万ドル。EMSは英国のWaterstones書店の最大手株主でもあることから、英国Daunt Books 創業者でWSの経営を再建したことで知られるCEOジェームズ・ドーント氏が経営を引継ぐことが期待されている。 … [Read more...]

「業界」の時代は終わった

「歩調には活気があるが、駆け回る音はない…」。 5月27-29にニューヨークで開催された BookExpo  2019を伝えたPublishing Perspectives (Porter Anderson=05/29)の記事だ。ロゴは変わり、出版社が占めていた場所は「非書籍商品」のショウのためのテーブルと椅子で占められていた。あとは「お客さん」を待つだけだったが。 … [Read more...]

オープン学術E-Bookの利用方法開発へ

出版シンクタンクの The Book Industry Study Group (BISG) は5月6日、「オープンアクセスE-Bookの活用法」に関するホワイトペーパーを刊行した。漠然とした原理だけで、具体的な共有ルールに至っていないオープンアクセス・コンテンツの活用を促進するためのイニシアティブの一環で、NPOのAndrew W. Mellon Foundationが資金援助して行われたもの。 … [Read more...]

米国書店商協会(ABA)がB&T撤退への緊急プログラムを発表

ドイツの取次最大手KNVグループが2月に「突然」倒産したように、出版流通では規模や歴史に関係なく撤退を考えておくべき時代となった。重要なことは、出版において「著者と読者」以外のすべての出版関連ビジネスは、Webを意識した再構築を迫られる時代となった。出版社と書店は「取次」なき時代に出版をどう立て直すか。 … [Read more...]

米国二大取次会社のベイカー&テイラー「廃業」へ

米国最古参の出版流通企業ベイカー&テイラー社(B&T)は、卸事業からの撤退を発表した。教育出版の親会社フォレット社との分野調整を理由としている。昨年12月にイングラム社への売却の可能性を匂わせて間もないが、やはり独禁当局の判断をうかがうほどの余裕はなかったことになる。最近、こういう話は多くなっている。選択の余地なし。 … [Read more...]

「LINEノベル」はWeb出版の潜在性を解放するか

LINEは4月16日、新しいコンテンツ・ビジネスの一環として、オンライン小説提供サービス「LINEノベル」を発表した。小説とマンガのオリジナル作品のほか、提携出版社の既存作品のデジタル版も、サイトとアプリで提供する計画で、小分けにして、無料提供分からスタートし、途中から課金する形をとる。今夏からスタートする予定。 … [Read more...]

中国を考える:「ブック・バブル」の虚実 (♥)

2018年の中国の出版産業は、前年比5.9%増の704億元(547億ドル)と発表された。単純計算では6兆円で、これをもって「世界最大の出版市場」とは確定できないまでも、投資の対象でありまた主体として、世界的に最も注目される巨大な成長市場であることは間違いない。とくにデジタル読書の成長と裏腹な書店のバブルが著しい。[全文=♥会員] … [Read more...]

AuthorEarnings からデータブティックへ (♥)

[EB2Magazineマンスリー4月号] 2014年から4年あまりにわたって継続した AuthorEarnings Report が、サイトを停止していることが確認された。「データ・ガイ」ことポール・アバッシ氏の個人的な尽力により、オンライン解析データを定期公開してきたAEだが、BookStatという出版社向けサービスを開始したことで、両立が困難になったものと思われる。[全文=♥会員] … [Read more...]

フランスでもオーディオブックが普及

E-Bookは英語圏から大陸欧州へと拡大してきた。オーディオブックも同様に展開しているが、最新の欧州の調査によれば、推定ユーザーは約770万人、15歳以上の人口の8分の1あまりに達している。フランスでの普及は、E-Bookよりは速くなるかもしれない。 … [Read more...]

アマゾンが書店展開を強化へ

アマゾンは、Amazon Booksを20ヵ所以上に展開する一方で、87の「ポップアップ・ストア」を2013年以来維持してきたが、最近同社のスポークスマンが、Good eReaderなどに対して、後者を閉店し、書店に力を入れることを明らかにした。これは店舗のオペレーションの有効性が実証され、大規模な増設へ進むことを意味するものと受け止められている。 … [Read more...]

Bookbubがオーディオブックに参入

BookbubはE-Bookのキャンペーン・プラットフォームで、出版社やインディーズを中心に広く利用されているが、3月5日の発表で新たにChirp というオーディオブック対象のプログラムを開始すると発表した。なお高成長を続ける唯一の出版市場に目を向けるのは当然だ。Audibleが8割近いシェアを持つ市場でパートナーとしたのは配信サービスの Findaway。 … [Read more...]

あとワン・ストライクで「アウト」のB&N

米国最大の書店 (Barnes & Noble)の名前は2019年の出版メディアの「予想」からは完全に消えていた。十分「予定」に組入れているものの、話題にするにはまだ気持の整理がついていないというあたりだろう。しかし、米国の投資情報サイトInvestorPlace は、「もう1Q悪い数字を出せば破産申請」と評価した。次の4Q (2019年2月末まで) の発表は3月7日と予告されている。 … [Read more...]

没落する紙、付き合うデジタル:平成30年の出版

出版科学研究所は1月25日、『出版月報』1月号で2018年(1~12月期累計)の出版市場規模を発表した。紙(書籍・雑誌計)は5.7%減の1兆2,921億円。デジタル市場は前年比11.9%増の2,479億円。全体で1兆5,400億円で、デジタルが紙の減少幅を緩和したことになる。デジタル比率は16%で前年から2ポイントあまり増えた。 … [Read more...]

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