出版社が反対するCaptionsとアマゾン (1)版権 (♥)

Audibleのキャプション機能 (Captions)は、教育目的で実験的な段階のもの、として発表されたものだが、予想通りと言おうか、出版社の版権関係者などから強い反撥が出ている。Publishers Weekly (07/19)は、「言語道断」「版権侵害」と言った声を紹介しているが、Audibleの意図が通じていない可能性も強い。[全文=♥会員] … [Read more...]

ボーダーレスなメディア世界 (♥)

Webは、コミュニケーション上の様々な境界の意味を弱める「ビジネスモデル」を可能とした。注目すべきことは、ストーリー・メディアの核となってきたのが出版であり、フィクションの源流がストーリーテリングにあるということだ。それは同時にオーディエンスを通じてコマースが必要とするUXという経営資源の蓄積につながる。[全文=♥会員] … [Read more...]

「作家の収入激減」の犯人:(2)時代?(♥)

残念ながらTAGの調査は、設計からデータ・チェックまでの厳密性に欠け、会員の窮状は窺えるものの、結論(「アマゾン悪い!」)への飛躍が大きすぎて説得力に欠ける。出版社に依存した伝統的な職業作家の生活が悪化しているのは確かなので、調査のフレームワークを再考する必要があると思われる。とくに著者自身の選択肢と「戦略」だ。[全文=♥会員] … [Read more...]

出版ブロックチェーンの可能性 (♥)

米国の出版シンクタンク BISGは11月8日、「ブロックチェーン技術の出版への適用」と題するパネル・ディスカッションをニューヨークで開催した。定義にも、応用にも但し書きが付く、「重い」テーマだ。スタートとしては、とても分かりやすい問題提起なので、紹介しておきたい。[全文=♥会員] … [Read more...]

Kindle「システム」をつくった男 (♥)

復刊ビジネスで最も成功を収めているオープンロード社の副社長兼発行人のジョン・ファイン氏が、11月15日をもって在任一年あまりでこのポストを辞すことになり、米国出版界の話題になっている。もちろん唐突だったことが理由だが、いま一つは、彼がKindle登場以来のE-Bookビジネスで果たしてきた役割にある。法律家で、アマゾンに9年あまり在籍してKindleの草創期に関わってきたのだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

「マンガ図書館」が活字本の活用を実験(2):ビジネス(♥)

絶版問題は、伝統的な出版ビジネスモデルの限界(つまりチャネルとしての在来書店とフォーマットとしての印刷本)を露呈していた。問題の中に利益機会(ビジネス)を見つけるという基本に忠実だったのはアマゾンで、Kindleが成功した最大の理由は、絶版本という、著者にとっての資源(関心事)に目を付けたことにあると筆者は考えている。[全文=♥会員] … [Read more...]

「マンガ図書館」が活字本の活用を実験 (1):絶版本

赤松健氏のJコミックテラス(メディアドゥ)が、実業之日本社の参加を得て「マンガ図書館Z」を絶版本に応用する実証実験を開始したと発表した。死蔵されている絶版本の電子化は、ビジネスモデルとの結びつきが得られず、ほとんど進んでいないが、海賊版マンガ問題で動き出すきっかけが与えられるかもしれない。瓢箪から駒。 … [Read more...]

アマゾンの大型企画で高騰する版権市場

Wall Street Journal によれば、アマゾンがオーディオ出版権の大規模な買い付けに乗り出した。これはAudibleなどでの独占販売権を含むもので、定額サービスと結びつけることで、版権市場に大きな影響があると見られる。市場の急拡大とともに、アップルなどの新規参入によって米国のオーディオブック市場におけるアマゾンのシェアは40%台にまで低下したと言われる。 … [Read more...]

アマゾンがトールキン版権料に2.5億ドル

アマゾンは11月13日、J.R.R. トールキン (1892-1973)の大ベストセラー長編『指輪物語』の前日譚にあたる『中つ国』(Middle-earth)をもとにしたTVシリーズへの映像化に関して、版権管理団体やハーパーコリンズ社、ニューライン・シネマ社などとの間で合意に達したことを発表した。詳細は明らかでないが、契約総額は2億5,000万ドル。『スター・ウォーズ』級と言われる。 … [Read more...]

アマゾンKDP「ページ詐取」退治に成功か

アマゾンは、9月分のKindle Unlimited Global Fund (KU-GF)が1,950万ドル、米国でのページ当たり印税単価 (KEN-PC)が$0.0044253になったと発表した。KENPC v3.0を導入した8月以来、2ヵ月連続の上昇。これが「ページ詐取とのたたかい」に勝利したことを示すどうかは即断できないが、7月に記録した低水準 ($0.00403)は脱したものとみられる。 … [Read more...]

年2千タイトルを刊行した「分担校正」プロジェクト

日本の「青空文庫」にあたる Project Gutenberg (PG)は、デジタルが出版にとって何であるかを最初に示した事業だが、無数のボランティア校正者によって支えられている。最大の校正者グループ Distributed Proofreaders (DP)は7月1日に3万4,000点目の作業を完了したことを発表した。ボランティアの一人がDPの仕事についてブログ (08/01)で述べている。 … [Read more...]

自主出版作品はなぜハリウッドと相性がいいのか(♥)

英国の犯罪小説作家マーク・ドーソン氏のことは、本誌でも自主出版に関連して何度か取上げたことがあったが、The Guardian (05/15)は、このほど「女殺し屋べアトリクス・ローズ」の米国TVドラマ・シリーズ化のための契約にサインしたことを伝えた。有名プロデューサーと俳優を起用した大型企画だが、ハリウッドが自主出版作品に目を付ける例が目立っている。 … [Read more...]

デジタル・ルネッサンスの予感

グッゲンハイム美術館を運営するニューヨークのグッゲンハイム財団は、2012年以来、美術書、図録の電子化を進めているが、このほど200点以上をパブリック・ドメインとして無償公開した。全世界に通用する新しい著作権放棄ルールであるCC0 (zero)を利用したもので、NPOなどでのデジタル出版に利用が拡大しそうだ。 … [Read more...]

拡大するオープンアクセス学術誌出版(2) ♥

OAJの普及は不可避であり、出版と流通のビジネスモデルは確立されるだろう、という予測はかなり説得力があるが、大義が勝った構想は、細部に利害調整の問題が多く、簡単に進むこともあれば、一世代以上かかることもある。しかし、学術出版社はデジタルで失敗した商業出版社の轍は踏まないだろう。[全文=♥会員] … [Read more...]

英国出版社「古典ブーム」の背景 (♥)

英国出版界で「古典」市場の再発見が進み、再投資・再開拓競争が活発になってきたことを、The Guardianがレポートしている (By John Walsh, 9/17)。直接的には名作のTV映像化やマーケティングの深化と結びつけられるが、著者死後70年超の「版権切れ」タイトルの魅力に目が向けられている。当然にもデジタルより紙だ。[全文=♥会員] … [Read more...]

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