出版と金融(価値評価)の関係は、あまり幸せなものではない。それどころか良い印象を持つ理由は思いつかないだろう。印刷は現実的「価格」を扱い、出版は可能的「価値」を扱う。「出版」は希望であるが、金融にはしばしば絶望や不幸しか […]
著作権
サイモン&シュスター社22億ドルで売却:(2) デジタル版権時代 ♥
金属活字と紙の本が素晴らしい「発明」であったことは、いまさら言うまでもない。本は紙幣のように使われ、工芸品のように読まれ、そして教育を普及させた。それが出版産業に与えた貢献は偉大だった。問題は、その保存と資産化・継承の手 […]
サイモン&シュスター社売却「一式22億ドル!」を考える: (1)
11月25日、米国サイモン&シュスター(S&S)社の売却が、買手となるペンギン・ランダムハウス(PRH)から発表された。金額は22億ドルで、当局の承認を経て、21年早々にも売手のメディア企業 Viacom […]
ブックフェアの「違う形式」とは何か?
コンテンツ=広告融合の新時代:(2)変換 ♥
北米マンガ市場の嵐の前の静けさ(♥)
北米のコミック流通の7割を握る Capital City Distribution (CCD)が発行する ICv2 は、ニューヨークで開催されるコミック・イベントに合わせて2019年の数字を発表した。グラフィックノベルが […]
Audible「キャプション」の意味 (♥)
Audibleは9月11日、独立系出版社団体 (IBPA)の要請に回答する形で、Captions プログラムの適用は、AAPの版権提訴が司法的に決着するまで、パブリック・ドメイン(PD)コンテンツ利用のベータテストなどに […]
「Caption訴訟」で出版社側に勝ち目はあるか? (♥)
AAP vs. Audible「Caption訴訟」はそれぞれの立場(属する世界)によって、まるで違うものに見えるようだ。しかし、裁判所は法律(著作権)というものの「社会性」を、時間をかけて判断を下すか、直近の確定判例を […]
21世紀の「クロス・フォーマット版権」訴訟
Audible Captionsは、文字言語と音声言語がAIによって互換性を獲得して初めての重要な機能となりそうだ。米国出版社協会(AAP)は8月23日、Audibleを被告として著作権法に基づいた提訴を行った。原告には […]
出版社が反対するCaptionsとアマゾン (1)版権 (♥)
Audibleのキャプション機能 (Captions)は、教育目的で実験的な段階のもの、として発表されたものだが、予想通りと言おうか、出版社の版権関係者などから強い反撥が出ている。Publishers Weekly (0 […]