Goodreads:21世紀の出版と読書 (♥)

出版という社会的活動は、読まれることで完結し、次の読書につなげることで再生産される。売買という経済行為は重要だ(売れなきゃ意味がない)が、それは読書に従属するものである(読まれなければ続かない)ことを忘れてはならないだろう。読書はコンテンツをめぐるコミュニケーションの空間と時間を決定する。[全文=♥会員] … [Read more...]

大学教科書市場の激変の予感 (♥)

米国の大学書店で構成する全米大学書店協会(NACS)は、2016-17学年度の教科書・教材の購買行動に関するレポートを発表し、必修教材が平均579ドルと前年より4%近く(23ドル)低下したことが明らかになった。技術書および学校提供の教材は506ドルだった。しかし、購買点数は維持されており、古書やE-Bookで補っていいると述べている。[全文=♥会員] … [Read more...]

拡張E-Bookにキラーコンテンツはあるか

1億部のベストセラー『ハリー・ポッターと賢者の石』がKindle in Motion (KiM)版で9月5日にリリースされると発表された。拡張E-Bookは2015年にiBooks版でリリースされたが、このタイトルとしてはあまり話題にもならなかった。アマゾンはKiMフォーマット昨年8月にリリースしたが、ごく控えめな発表に留めている。 … [Read more...]

出版とp13n:(1)ポストWebの出版 (♥)

出版においてパーソナライゼーションが課題として認識され始めたのは比較的最近のことだが、UI/UX、マーケティング、ビッグデータなどが錯綜してまだ方向性が見えていない。筆者なりに原点である「読者」との「コミュニケーション」という観点から考えてみたい。今回はとりあえずイントロまで。[全文=♥会員] … [Read more...]

21世紀の出版エコシステムと図書館E-Book

米国図書館協会 (ALA)の年次カンファレンスの前週、ハーパー・コリンズ社がE-Bookの貸出に利用課金モデルを提案するサービスベンダーとの合意を表明したことで、この新しいモデルへの注目が高まっている。出版における「非アマゾン・モデル」の余地はほとんどないが、図書館は21世紀の出版/読書の基盤を提供しうると考えている。 … [Read more...]

「自主出版」から「チーム出版」へ (♥)

Digital Book World (06/16)でコンサルタントのべス・ベーコン氏が 'self publishing author'(自主出版著述家)という呼称が意味をなさなくなったと書いた。著者が出版社の手を借りずに出版をするのはごく一般的なこととなり、そうする著作者をとくに他と区別、限定することは無用ではないか、という尤もな主張である。[全文=♥会員] … [Read more...]

「ベストセラー」を使ったマーケティング

米国の新聞は、書評とともに週間ベストセラー・ランキングを提供し、販売に大きな影響力を持っていた。なかでも“New York Times Bestseller”は閲覧される機会も多く、最も権威を持っているはずなのだが、それは街の書店がランキング書籍を展示し、自動的にメディア機能を果たしていた時代までであったようだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

ニュースにプラットフォームは必要か(♥)

英国の日刊紙The Guardian は、アップルのApple Newsと Facebook Instant Articles (IA)への記事提供を打切ると発表した。メディアとプラットフォームとの提携関係は立上げ時からのもので、打切りはビジネスモデルの実験が不調に終わったことを示していると見られる。これはメディアのビジネスモデルという本質的な問題だ。[全文=♥会員] … [Read more...]

サブスクリプション・モデルの復活 (♥)

アマゾンSWAは、モノやコンテンツ、サービスの販売におけるサブスクリプション・モデルを様々なビジネスに広く開放する契機となると思われる。デジタル時代に復活を遂げたこの商法が、販売を超えるものとなるかどうかまでは不明だが、出版業界として真剣に考える必要は十分にあるだろう。[全文=♥会員] … [Read more...]

自主出版はどこまで行くのか (♥)

アマゾンが育てた自主出版は、大方の予想を裏切って、E-Bookでの有力なビジネスモデルとして成長した。AERは今回、KUが自主出版にとって新しい成長機会を提供し、さらにこのモデルがグローバル展開でも他より有効であることが確認されたとしている。つまり、デジタルにおいて最適なモデルということになる。[全文=♥会員] … [Read more...]

出版デジタル機構とは何だったのか

産業革新機構(INCJ)傘下の「公的企業」であったはずの(株)出版デジタル機構(2012年4月設立)が、民間企業のビットウェイを買収した時(2013年7月)には、「民業圧迫」でルール違反という声も上がった。その「機構」の持株(70.52%)が逆に民業の大手のメディアドゥに「譲渡」されることになったが、これは何と言えばよいのか。 … [Read more...]

「世界最大の書店」は何に負けたのか (♥)

現状で転換期の米国出版市場に関する最も包括的で客観的な俯瞰情報を提供しているAuthorEarningsのレポートが明らかにしたことは、「紙かE-Bookか」という問題設定がいかに業界をミスリードしてきたかということだった。Kindle登場以来10年も続いた幻想を終わらせるのは容易ではないが、B&Nの没落は最も分かりやすい事例だろう。[全文=♥会員] … [Read more...]

出版エコシステムの近未来:(1)アマゾンの戦略

先週の記事で紹介したアマゾン KDP Printは、キンドル出版者のためのオプションとして「簡易印刷本」を加えたものだが、紙とデジタルの両方を同時に選択肢とする、統合された出版プロセスという方向性を示した。そこでその関係がKindle/Amazonにおいてどう扱われるのかに関心が集まっている。 … [Read more...]

KDP Print=紙とE-Bookの統合:(2) 価格/品質革命(♥)

「紙 vs. デジタル」が無意味であること、どちらもオンラインに吸引されていることは米国市場の実態が示している。アマゾンは、フォーマットの選択を読者に近づけることでさらに多くの出版者を惹きつけようとしている。価格を下げれば市場はより大きくなる。それは消費者を喜ばせ、出版者は新しい現実に適応するだろう。それは「1かゼロか」ではない。[全文=♥会員] … [Read more...]

出版とWebの融合を考える

IDPFとW3Cの合併がようやく発効したが、デジタル出版の標準化とWebでの出版の標準化の活動が統合されただけで、そう喜んでいるわけにはいかない。在来の出版ビジネスのデジタル転換は停滞しており、何よりも商業出版社に戦略がなく、方向性を見失っている。何がしたいのか、するべきなのかを知っていないと、EPUBは使えないし進化もしない。 … [Read more...]