E-InkがPlastic Logicに投資する理由

Plastic Logicの電気泳動方式電子ペーパー技術については本誌創刊以来、何度か登場しているが、いまだに商用化されていない。しかし、E-Inkはこのほどウェアラブル用有機TFT電子ペーパー技術とサプライチェーン構築に関する戦略的提携と投資を発表した。次世代とは2020年代後半のようだが、数百億ドルの市場であれば、そのくらいの時間単位となる。 … [Read more...]

Webには「便利屋」にチャンスがある(♥)

デジタル出版サービスの StreetLib は5月29日、ニューヨークのBook Expo Americaの会場で、イタリアのオーディオブック製作企業イル・ナラトーレ (Il Narratore audiolibri)と提携し、製作・配信サービスを開始することを発表した。世界初の、グローバルなマルチフォーマット・デジタル出版配信サービスを著者/出版者に提供するとしている。[全文=♥会員] … [Read more...]

オーディオブックのパートナー:(1)ポッドキャスト(♥)

20世紀前半のラジオの普及に、本の朗読はかなりの貢献を果たしたと同時に、出版のマス・マーケットの拡大に果たしたラジオの貢献も大きかった。つまり活字と音声メディアとの相性は、もともとベストカップルだったのだ。米国では、TVのラジオは衰退せず、出版との関係はそのまま維持された。そしてWebは、ラジオと本の関係を、まったく新しい形に変えた。[全文=♥会員] … [Read more...]

教育は出版かサービスか?: (2) (♥)

教育は、人を相手にしたサービスで、公共的、事業的な様々な性格を持つ。出版は、これまで版の製造と印刷本の複製・販売という「絶対的な制約」の陰で、サービス的発展を拒んできた。しかし、デジタルとWebの時代には、出版の制約を盾にした姿勢が通用しない。高等教育市場の人材を相手にしたビジネスは、多様なコンテンツやサービスを含むだけでなく、他のビジネスモデルと関わりを持つからだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

教育は出版かサービスか? (1) (♥)

情報のデジタル化が始まって、最初に紙から離れたのは「データ」だった。データは最も単純で、5W1Hによって価値が決まる。デジタルの発展は複雑な情報を扱えるようになり、Webはコンテクストを価値に変えた。19世紀以来の情報化をリードしてきた教育出版3社(マグロウヒル、センゲージ、ピアソン)は、21世紀最大の挑戦に直面している。[全文=♥会員] … [Read more...]

「気弱な巨人」の合併:マグロウヒルとセンゲージ

米国のマグロウヒル (McGraw-Hill Education :略称MGH-E)とセンゲージ (Cengage)社の2大教育出版社が、合併することで合意したと発表された。合併が実現すると、ピアソン社(85億ドル)に次ぐ、売上高50億ドル規模の大出版社が誕生する。合併後の名称は、(-)なしのマグロウヒル (McGraw Hill)。CEOはセンゲージのマイケル・ハンセン氏、MGH-EのCEOナーナ・バネルジー博士は退任するとみられている。 … [Read more...]

Wattpadが仏語コンテンツで仏社と提携

Wattpadとアシェット系のLagardere Studiosは4月29日、フランス語コンテンツの映像開発に関して提携したことを発表した。「ストーリー」を核としたWattpadのグローバル展開は、フィリピンからフランスに及んだ。Wattpadのようなプラットフォームは各国で続いており、ここは出版社と提携して足場を固くする戦略と思われる。 … [Read more...]

「医は出版なり」米国名門病院の新ブランド (♥)

全米有数の総合病院として知られるミネソタ州ロチェスター市のメイヨー・クリニック(Mayo Clinic)は、一般市民向けの出版部門を設置することを発表した (Publishers Weeekly, 05/06/2019)。同病院の医師が執筆や監修に携わった医学書は数多いが、独自の出版は初めて。理由は「医療業界が求める高度な品質基準に商業出版社が対応するのは困難」なためという。[全文=♥会員] … [Read more...]

「Webメディア」ノート(2): 雑誌ビジネス

印刷(版)をベースにした(複製)ビジネスモデルは、あまりに万能なものだったので、出版だけでなく、印刷物を必要とする近代の多くのビジネス(新聞、書籍、広告、教育、音楽、各種情報サービス)に普及していた。その結果、関係者の間においても、そのビジネスがどのように「コンテンツ」に関係しているのかについて、明確にわからない状態が続いたように思われる。 … [Read more...]

「学術出版社 vs. 大学」が直接対決へ

Publishers Weeklyの記事 (Andrew Albanese, 02/28)によれば、カリフォルニア大学は、学術出版の世界最大手のエルセヴィア社の学会誌の購読契約を打切り、Open Accessの活用を推進すると発表した。高騰する購読料に頭を痛めた大学側が要求していた要求内容に、出版社が応じなかったためとされる。これは今年最大の事件となるかも知れない。 … [Read more...]

教科書のデジタル化は「経済性」で進む (♥)

米国のライス大学が運営している無料電子教科書提供団体 OpenStaxは3月1日、昨年1年間に提供した教科書が全米の48%の大学で220万人に達したと発表した。2017-18年度に無償教科書で節約された金額は、1億7,700万ドル分にあたるという。出版社団体のAAPは、2018年の大学教材の売上が7.2%下落したと発表しており、平仄が合っている。[全文=♥会員] … [Read more...]

Webを使えない紙時代の習慣

デジタルはアナログを模倣するところから始め、しだいにデジタル本来の可能性を開拓し、機能を使うようになる。とはいえ、新聞や雑誌、書籍などの活字系は、紙出版の伝統的なプロセス(の制約)をそのまま引き摺ったことが多く、立ち止まったまま動いていないところが少なくない。10年を超えているのにということだ。 … [Read more...]

ピアソンが米国教科書事業から撤退

英国に本社を置く世界最大の総合教育出版社ピアソン社は2月18日、米国のK-12(高校までの無償教育)教科書部門を投資ファンドNexus Capital Managementに2.5億ドルで売却すると発表した。教科書電子化を反映した決定となる。同社は、「シンプルに、効率よく、そしてより大きな成長機会に取組む」と述べている。 … [Read more...]

サードパーティ販売の増加で不況知らずのアマゾン決算

アマゾン本社は2018年の決算を発表し、売上が31%増の2,329億ドル、利益は3倍増の124億ドルであったことを明らかにした。成長の増加分は主にサードパーティ販売の貢献が大きく、Q3のホリデーシーズンの販売件数では通常販売分を上回った。アマゾンの「購入ボタン」を使用する出版社や著者が増えていることとも関係がある。 … [Read more...]

マンスリー・レビュー:印刷の21世紀 (♥)

[EB2 Magazineマンスリー・レビュー 2月号] 1月に最も読まれた記事の1本は、「アメリカの「大凸」が年内に合併!」という年明け早々の記事だった。出版印刷の最大手2社のことを「大凸」と呼ばせていただいたのだが、すぐに意味は通じたようだ。印刷は近代出版の母体であり、聖書の印刷で始まった「出版」は「紙幣」とともに印刷の社会的地位を象徴していた。 … [Read more...]

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