米国の教育出版社マグロウヒル社 (MGH) は、コロナ禍の昨年3Qも好調な業績を記録した。すでに売上の60%以上はデジタルが占めているが、同社の「デジタル」の特徴は、事業の中心が冊子体でのコンテンツ事業ではなく、「ラーニ […]
教育
世界最大の「アカデミック・出版ビジネス」で合意♥
エルセヴィア社 (ES)と米国カリフォルニア大学(UC)は今週、オープンアクセスに関する画期的な4年協定を締結したことを発表した。4月1日に発効するこの契約では、UCの研究者と教員は、エルセヴィアのジャーナル・コンテンツ […]
日本語と読解力: (2)閉じられた言語空間? (前編)
筆者は「読解力」という言葉(日本語)にも疑問を覚えていた。そもそも、読解に「力」が必要なのでは、コミュニケーションが楽でない。読んで理解し、表現につなげる、つまりOECDが期待しているのはリーディング・リテラシーで、一般 […]
大学教科書の憂鬱
Audible「キャプション」の意味 (♥)
Audibleは9月11日、独立系出版社団体 (IBPA)の要請に回答する形で、Captions プログラムの適用は、AAPの版権提訴が司法的に決着するまで、パブリック・ドメイン(PD)コンテンツ利用のベータテストなどに […]
アマゾン「キャプション」は大出版社を「パス」
Audible は8月30日、Caption機能では当面、大手出版社が権利を保有するオーディオブックを対象としないと発表した。同社の正式な意見表明は9月13日に行われる。しかし、権利問題が発生する可能性がないコンテンツに […]
21世紀の「クロス・フォーマット版権」訴訟
Audible Captionsは、文字言語と音声言語がAIによって互換性を獲得して初めての重要な機能となりそうだ。米国出版社協会(AAP)は8月23日、Audibleを被告として著作権法に基づいた提訴を行った。原告には […]
高成長が続く米国のスマートスピーカ
米国の音声読書市場でスマートスピーカの位置が徐々に上がっている。NPRとEdison Researchが行っている Smart Audio Reportが19年春のレポートは、18歳以上の米国人の保有率は前年から35%増 […]
E-InkがPlastic Logicに投資する理由
Plastic Logicの電気泳動方式電子ペーパー技術については本誌創刊以来、何度か登場しているが、いまだに商用化されていない。しかし、E-Inkはこのほどウェアラブル用有機TFT電子ペーパー技術とサプライチェーン構築 […]
教育は出版かサービスか?: (2) (♥)
教育は、人を相手にしたサービスで、公共的、事業的な様々な性格を持つ。出版は、これまで版の製造と印刷本の複製・販売という「絶対的な制約」の陰で、サービス的発展を拒んできた。しかし、デジタルとWebの時代には、出版の制約を盾 […]