マンスリーレビュー:「来るべきもの」の兆候 (1)

[EB2マガジン・マンスリー8月号] 出版は技術とビジネスと社会の活動であって、デジタル/Web時代の出版(明日)は、実際のものを見てからでなければ分からない、と観念してE-Book2.0 Magazineを始めて10年経つが、今月は結論を言うべき時が来たと感じている。それはやはり最大市場の米国で始まり、信頼できるアナリストから伝えられ始めた。[全文=♥会員, 特別公開8/8まで] … [Read more...]

クァッドがLSCとの合併を断念、次はdtx!? (♥)

米国の大手印刷2社 (クァッド・グラフィックスとLSCコミュニケーションズ)の合併案件は、司法省の審査で承認を得られなかったために当面不可能となり、関係者は7月23日に断念したことを正式発表した。翌週に発表されたクァッド社の2Q決算は、印刷業界の現状を反映して冴えないものだった。「受注型製造業」からの脱却を目指す両社にとっては、ゴールが遠ざかったと言えよう。 … [Read more...]

マンスリー・レビュー:印刷の21世紀 (♥)

[EB2 Magazineマンスリー・レビュー 2月号] 1月に最も読まれた記事の1本は、「アメリカの「大凸」が年内に合併!」という年明け早々の記事だった。出版印刷の最大手2社のことを「大凸」と呼ばせていただいたのだが、すぐに意味は通じたようだ。印刷は近代出版の母体であり、聖書の印刷で始まった「出版」は「紙幣」とともに印刷の社会的地位を象徴していた。 … [Read more...]

21世紀のメディアとマーケティング(♥)

[EB2 Magazineマンスリー・レビュー 2月号] Web時代にマーケットはコンテンツではなくコンテクストに感応するようになった。印刷という「高信頼、非同期、低精度」のメディアは「低信頼、同期、高精度」のWebソースに広告を奪われ、有効なコンテクストを再発見する戦略を必要としている。そこで今年の page 2019のテーマは、「デジタル×紙×マーケティング」となった。問題はその先だ。「お客様」探しの連鎖にどう対応するか。[全文=♥会員] … [Read more...]

印刷会社の「アマゾン戦略」(♥)

印刷ビジネスが21世紀にも安泰であることは、疑われていなかった。文字とグラフィックに関わるすべての技術はコントロールしていたはずだった。予想外だったのは、その技術が常識を超えた速度で紙を超え、ケーブルを超えて遍在するメディアとなったことだろう。[全文=♥読者] … [Read more...]

アメリカの「大凸」が年内に合併!

2018年の米国出版界では、目立ったM&Aが出版社にはあまり無く、逆に流通と印刷での大型案件が相次いだ。イングラムとB&Tの話は長くなりそうだが、関係者はそれほど多くない。一方で、出版印刷トップの2社の合併は今年半ばにも決着しそうだ。しかし、こちらはメディア全体への影響が大きいとみられる。印刷ビジネスモデルの再構築の過程にあるものだからだ。 … [Read more...]

「過去」が失われつつある現実 (1)

USA Today紙 (12/18)が、統計上過去10年で大幅に雇用を減らしている24業種をリストアップした中に、本のインフラに直接関連したものが少なくとも3つあった(書籍・雑誌流通卸、書店・新聞販売、印刷支援)。歴史的に「紙の出版」を支えてきた印刷と流通において、崩壊的な事態が進行中であることを示すものだ。とりあえず事実を共有していただきたい。 … [Read more...]

「過去」が失われつつある現実 (2)♥

米国社会では、2000年代後半以降、目立った社会の変化が始まった。それは個々の産業や活動でではなく、産業・社会活動を動かす知識とコミュニケーションに関わるものだったために、変化は連続し、加速し、限度を知らないものとなった。紙の本の精妙なエコシステムは狂い始めて有効性を失った。[全文=♥会員] … [Read more...]

アマゾンCreatespaceの明日? (♥)

アマゾンは、Createspace のAVディスク製作サービスDisc on Demand が、間もなく Amazon Media on Demand (AMoD)に移管されることをユーザーに告知した。制作サービスの廃止に始まる Createspaceにおける一連の事業整理の一環となるものとみられる。これまで実質的に少なからぬ役割を果たしてきたこのサービスを振り返ってみたいと思う。[全文=♥会員] … [Read more...]

KDPに新しい印刷本プログラム (♥)

米国アマゾンは7月10日、KDPを一般書店流通に拡大した新プログラム Expanded Distributionを発表した。これを使うことで、ペーパーバック書籍をオンライン、書店その他に配布できるが、著者の取分は小売価格の40%から印刷費用等を除いたものとなる。[全文=♥会員] … [Read more...]

出版印刷のデジタル転換に異状

北米の出版印刷(書籍・雑誌)第5位の有力企業 エドワーズ・ブラザース・マロイ社 (EBM)が今月、125年の歴史を閉じた。オフセット印刷市場の需要急減と「オンデマンド化」によるデジタル売上の伸び悩みが理由だが、直接的には年金支払いのダメージにリストラ努力が追いつかなかったものと見られる。出版と印刷の伝統的関係が継続するにはビジネスモデルの再構築が必要とみられる。 … [Read more...]

EPUB 3のReadiumに初のデスクトップ実装

EPUB 3のオープンソース実装プロジェクト (Readium 2) のデスクトップ版が3月21日、EDR Labからリリースされた。2012年2月の発表以来、6年の歳月が経過している。Chrome版に続いて、Windows、Linux、macOSでも利用可能となり、実装されていない標準機能などの普及が進むことも期待される。ここまでは長かった。 … [Read more...]

アマゾン Createspaceが今春サービス停止する理由は?

アマゾンの自主出版サービス会社 Createspaceは1月24日、現在の顧客に対して同社が今春4月20日をもって営業を停止すると通知した。受託したファイルの更新は3月15日まで受け付け、すでに発行されたタイトルには影響しない。同サービスは印刷本の出版を希望する著者に、編集・デザイン、印刷、製本までのサービスを提供していた。 … [Read more...]

digiPubはハイブリッド・メディアとなるか

11月16日にニューヨークで、出版系B2BメディアのNAPCO Media の主催により、データ駆動型印刷にフォーカスした digiPub という最初のイベントが開催された。PoDに関連した話題なので、こちらの紹介をしておきたい。雑誌・書籍・広告を中心に、デジタルによって印刷媒体のコスト上の弱点を低減することを本気で目指しているイベントだ。 … [Read more...]

クォークとDTPの伝説 (♥)

かつてはDTPを代表し、日本でもよく知られていた米国の Quark Software(デンヴァー)が、7月13日Parallax Capital Partners (PCP)という投資ファンドに買収された。1980-90年代を通じて出版のデジタル化に最も影響力を持っていたクォークは、2011年にPlatinum Equityファンドに買収されており、今回は初の「転売」となる。[全文=♥会員] … [Read more...]

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