音楽「販売モデル」の凋落は何を語るか

CD売上の定常的減少はもはや常識だが、最近ではダウンロード(DL)もCD販売を追っている。替って増えているのは定額のストリーミング(ST)とアナログLPという両極である。これにYouTubeも加えるべきだと思うが、これは業界の売上に入っていない。この現象は書籍の将来に何を暗示しているのだろうか。 … [Read more...]

定額サービスは販売を補完していた

先日、アマゾンのグランディネッティ副社長が、Kindle Unlimnitedについて、サービス利用者の消費額が増えていると発言したことを紹介したが、このほどNeilsen Bookという中立的調査会社からそれを確認する消費者データが一部公開された (The Digital Reader, 1/27)。販売市場と違う傾向が出ているのは、定額制が販売を損なうものでないことを示している。 … [Read more...]

雑誌帝国の世界戦略の一石二鳥(♥)

出版ビジネスの国際化とはローカライズのことであり、コンテンツ、制作、流通、広告、ブランドも含めて地元のパートナーと組む形がとられた。莫大な投資をして成功したか見えても継続性にはつねに疑問符が付く。しかし、そうした20世紀の常識はもはや通用しないのかも知れない。デジタルでは読者に訴求するものさえあれば80%の問題は解決しているのだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

拡大する自主出版世界 (2):実用書への拡大 ♥

アップルが、iPad→iBooks Author→iBooks Storeという、完結したiOSエコシステムを前提としているのに対して、アマゾンはKDPプログラムの教育系への拡張のためにTextbook Creatorを提供した。しかもターゲットはモバイル系だけでなくMac/PCも開かれている。このモデルは教育系だけでなくB2B/実務系にも拡張されそうだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

拡大する自主出版世界 (1):教科書エディタKTC

アマゾンは1月22日、KDPの新部門KDP EDUを通じて教材用オーサリングツールKindle Textbook Creator (KTC)ベータ版を公開した(→リリース)。アップルiBooks Authorに相当するもので、それ以上が期待できるわけではない、EPUB3でなくPDFをベースにKindleのE-Textを構成する点も前向きではない。しかし、KDPを背景にし、かつ複数のデバイスをサポートする点が大いに違う。 … [Read more...]

デジタルの根本命題:セス・ゴディン氏の提言(3)♥

「読者」とは近代が生み出した概念で、ざっと300年余りの歴史がある。日本でもほぼ江戸時代には誕生したと考えてよいだろう。出版が大量生産・大量消費の時代を迎えた20世紀後半に、読者は大きく変容した。デジタルは20世紀の延長でもあり、断絶でもあるのだが、20世紀に育った出版社はここでどちらの方向を選択すべきなのだろうか。[全文=♥会員] … [Read more...]

デジタルの根本命題:セス・ゴディン氏の提言(2)♥

セス・ゴディン氏の提言は、出版社に<書店=書籍>から<読者/コンテンツ>へと戦略の再設定を求めるものだ(<アマゾン/電書>ではなく)。しかし、ソーシャルメディアを使った販促や話題の定額制モデルについては本質的に重要なものではないとしている。出版社の読者はたんなる(著者→)ファンや(書店→)消費者とは違う。[全文=♥会員] … [Read more...]

学術出版の世界的再編が始まった

学術書(STM)出版の世界的大手であるシュプリンガーとマクミランの当該部門の合併が1月15日に、親会社のBCPとホルツブリンクから発表された。この分野におけるペンギン・ランダムハウスの誕生を意味するが、デジタルによる市場の流動化、グローバル化に対応した戦略的再編で、STMという枠も超えている。 … [Read more...]

iBooks 4年目のリスタートの成果

Nookの凋落は止まらず、アップルiBooks StoreにKindle対抗としての期待がかかることになった。iOSバンドルにより広大なユーザーベースが確保されたことで、ようやく出版界が期待してきた本来のプラットフォームとして登城しつつあるiBooksの現状を担当者が語った(PP, 1/16)。すべてはアップルがどれだけ本気でやるかにかかっている。 … [Read more...]

デジタルの根本命題:セス・ゴディン氏の提言(1)

ベストセラーの著者にしてマーケティングのカリスマ、セス・ゴディン氏が先週のDigital Book Worldに登場して出版社への提言を行った。目新しい内容ではないが、抜群のコミュニケーション能力による明快さと説得力はさすがのものがある。顧客と商品を理解することがビジネスの基本だが、人々はまだゲームが変質したことを知らない。 … [Read more...]

定額サービスの持続性を考える(♥)

流通におけるアマゾン優位が揺るがない米国市場で、第2のチャネルとして定額制サービスへの取組みが活発化している。大手出版社はScribdとOysterへの供給を拡大、他方で著者との間で混乱を生じているアマゾンは貸出が販売へのプラス効果を持つことを強調している。このモデルが定着することは間違いないが、その形には大きな未知数がある。[全文=♥会員] … [Read more...]

子供E-Book市場は急成長へ

子供は将来の読書人口を確保する上で重要な存在であり、米国ではE-Bookの成長市場としても脚光を浴びている。子供のデジタル読書傾向を継続的にフォローしている調査会社 PlayCollective は、Digital Book Worldと共同で4回目のレポートを発表した。消費者としての子供の意思がより多く反映されるようになったのが特徴で、ビジネスでも対応が必要になっている。 … [Read more...]

日本市場の展開を読む

1月からスタートする年間購読会員版「E-Book 2.0 ビジネスレポート」を特別公開記事としてお届けします。「日本市場の現状を読む」とペアになる分析で、コミックの優位と書籍の停滞という「アンバランスのバランス」が崩れる可能性を考えいています。今後も継続してウォッチする視点を提供しています。この機会に年間購読をぜひお勧めします。[特別公開記事2] … [Read more...]

日本市場の現状を読む

今月から月刊の「E-Book 2.0 ビジネスレポート」を年間購読会員向け記事としてお届けします(月払いの方は試読)。主としてE-Bookビジネスに携わる方のために、短期的・長期的な判断に資する内容をご提供するものです。読者との対話を重視しますので、ご意見・ご質問などがあれば、ぜひお寄せいただければ幸いです。[特別公開記事1] … [Read more...]

Wikipediaが自動翻訳機能を拡張

Wikipediaを提供しているWiki Mediaは先週末、現在試験的に提供している自動翻訳機能をさらに拡充していく計画を明らかにした。ベータ・プログラムは間もなく8つのWikipediaで順次提供される。翻訳エンジンはオープンソース・プラットフォームのApertiumが使用されているが、日本語、中国語、韓国語はサポートされていない。 … [Read more...]