米国で書店卸2社が合併を模索

日本でも「取次制度の崩壊」(あるいは「独禁法の適用除外」的現実の終焉)が現実的問題として語られるようになってきたが、そうしたものがない米国でも、流通再編の動きが始まったようだ。二大卸企業のイングラム社は先月、ベーカー&テイラー社(B&T)の卸部門買収の可否について公正取引委員会 (FTC)に要請(「軽い予備的検討の依頼」)を行った。 … [Read more...]

「どや」デザインのAudibleヘッドフォン

米国アマゾンは、Kindle Paperwhite 4 にAudibleの3ヵ月定額と特製「ポップ」ヘッドフォンをバンドルして139ドルで販売するセールを始めた。オーディオブック機能は米国などの新世代に搭載されたもので、Bluetoothに対応し、Audibleアプリが使える。このキャンペーンの目玉は、ヘッドフォンだろう。 … [Read more...]

E-Inkが新しい手書き入力JustWrite

E-Inkは11月30日、独自の電子インク技術を使った新しい手描き入力技術 JustWriteを発表した。東京で開催された、デジタルインク+文具のイベント Connected Ink 2018で公開されたもので、商品化の方法は未定だが、電子ペーパーとスタイラスを用いる方式より自然な体験を提供するもので、さまざまな可能性がある。 … [Read more...]

AR版ピーターラビットは何を目ざすか (♥)

作品への集中を支援するAR/VR出版アプリを提供するインセプション (Inception)は11月7日、 ペンギン・ランダムハウス社からライセンスを得て、ピーターラビット(『ベアトリクス・ポター・シリーズ』)を含む最初のARアプリ6点を発売した。PRHのリストの中からアプリを開発する Penguin Ventures がアレンジしたもの。[全文=♥会員] … [Read more...]

カナダで著者収入が「危機的水準」に?

日本では「作家の収入」が話題になることはほとんどない。カイシャである出版社の収入は問題になっても、「業界」を持たず、「巨額」にならない個人の収入(あるいは印税総額)などはどうでもいい、というのが慣習なのだろう。しかし、出版の伝統がある国ではそう考えられていない。著者は出版を支える重要な存在で、文化行政の関心事でもある。 … [Read more...]

「退屈な話」は終り、出版は新しいラウンドへ

Bookstatが新しい市場データ・プラットフォームとしての土台を固めつつある中で、米国出版社協会AAPの統計データが異変を示している。読書シーズンの秋に「小説が売れない」のだ。いくら「小説より奇」なノン・フィクション(トランプ本!)が売れすぎたにせよ、これは世紀の椿事で理由がなくてはすまない。 … [Read more...]

「オーディオ」が起動する出版の世界再編

米国の大手出版社の四半期決算が発表され、オーディオブックの成長の勢いは止まるところを知らない。すでに出版社の成長の原動力となっているが、紙あるいは活字と比較されるレベルに届くのも遠くはないだろう。欧州的秩序のもとにあった出版産業の再編がここを起点として始まる可能性は高い。 … [Read more...]

新しいUI/UXの誕生:フォルダブル

Googleやサムスンなどスマートフォン各社から折り畳める機能とデバイスが発表され、2019年はAndroid OSが「フォルダブル」をネイティブでサポートする。これでE-Readerも含めて、モバイルのフォルダブルがUIのパラダイムとなりそうだ。個人的にはこれが読書のモバイル化への推進要素となるように思われる。 … [Read more...]

レン・リッジオと大型書店チェーンの終焉

B&Nの売却をめぐる新しい情報が Wall Street Journal (WSJ, 11/06)から伝えられた。パーネロス前CEOが売却交渉をしていた相手が、英国の大手小売 WHスミス社だったということだ。当事者は確認していないが、この情報は舞台裏を垣間見せてくれて、さらに多くの情報を誘引するものと考えられている。 … [Read more...]

米国出版社の「鏡の国の戦争」は続く

米国出版社協会 (AAP)は10月29日、今年の3四半期の出版統計を発表した。売上は前年同期比で4.4%増の2億2,830万ドル。成長はもっぱら成年向け (+4.4%)だが、青少年向け (+3.5%)、宗教 (+7.6%)。教育・学術出版、実務書、教材などは5~10%減少した。フォーマット別では、E-Book (-3.9%)の減少とA-Book (+37.4%)の急伸が目立っている。 … [Read more...]

パリ都心区書店のサバイバル (♥)

10月26日、パリに住む2人の女性が、有名なグラン・ブールヴァ-ルの一角に新しい書店を開業した。ICI(イスィ=ここ)という名前の店は面積500平米(約150坪)で約40,000冊を擁する、独立系書店としてはこの都市で最大である。高家賃地区から書店が減少しつつある中で、なぜ可能になったのかをPublishing Perspectivesなどが報じている。[全文=♥会員] … [Read more...]

B&N「退職金払え」「給料返せ」の泥沼

B&N問題は、買い手と金額などに移行したと考えられていた。売却の準備のために、外部法律事務所に依頼して「社外特別機関」を設置する届をSECに提出したりしたからである。しかし、これは売却を急ぐためではなかったようで、リッジオ氏は、売却よりも年末商戦よりも、追放した前CEOの「責任」を追及する損害賠償を裁判所に提訴した。 … [Read more...]

Digital Book World、南へ行く

F+W Mediaが放棄したDigital Book World (DBW)は、昨年新興の Score Publishingに売却されていたが、10月3日からカントリー音楽の中心都市で開催された。基調講演に立ったのは、Author Earningsで知られる出版データのアナリスト、「データ・ガイ」。BookStatという出版データサービスを立上げた人物だ。 … [Read more...]

アマゾンKDPのインドでの挑戦

インド市場を重視するアマゾンは10月16日、5つの言語でKDP出版を対応させたことを発表した。「多言語」を利点に変えることは「出版市場から始める」独自の基本戦略のひとつで、話者3,000万人以上で13を数える言語市場の3分の1あまりをカバーしたことは、最初のゴールを達成したことになる。多様性こそ力なのだ。 … [Read more...]

「実用的進化」の道を歩むKindle Paperwhite

アマゾンが10月16日、Kindleの中心機種 Paperwhite を全世界的に発表し、受注を開始した。E Ink の Carta HD 6型 (300ppi) スクリーンを採用、LEDを5個採用したことで目に優しくなった。軽量 (182g) 薄型 (8.18mm)を進めながらハードは強化され、さらに初の防水 (IPX8)仕様となった。価格は13,980円 (Wi-Fi/8GB/広告付)。 … [Read more...]

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