EPUB3停滞の原因と’3.2’の登場

W3Cは5月、久々の更新となる EPUB 3.2仕様を採択した。思わず日付を確認したほどの更新だが、いったい何があったのか(なかったのか)、納得のいく説明を、Publishers Weekly (06/21)のビル・カスドーフ氏の記事で読むことができる。ともかく、IDPFからW3Cへの移管の前後で停滞していた問題が片付き、リスタートが期待できそうだ。 … [Read more...]

Kindle Oasis最新版で調光機能搭載

アマゾンは6月19日、Kindle Oasisの最新版を発表し、予約を開始した。最新のe-ink と色調調節ライトを採用した300ppi の高解像度7型画面を採用したのが最大の特徴で、8GBモデルが29,980 円(税込)、32GB が32,980円。防水機能などその他は前世代を継承している。出荷は7月24日を予定。なお、Audible/Bluetoothは搭載していない。 … [Read more...]

E-InkがPlastic Logicに投資する理由

Plastic Logicの電気泳動方式電子ペーパー技術については本誌創刊以来、何度か登場しているが、いまだに商用化されていない。しかし、E-Inkはこのほどウェアラブル用有機TFT電子ペーパー技術とサプライチェーン構築に関する戦略的提携と投資を発表した。次世代とは2020年代後半のようだが、数百億ドルの市場であれば、そのくらいの時間単位となる。 … [Read more...]

B&Nの未来はどちらに?:Readerlinkの登場

Barnes & Noble の方向は、ヘッジファンドによる買収で決着し、あとは英国人のドーント氏の手腕に期待することにした人は多かったと思うが、総額4億7,580万ドル($6.5/株)の価格に「安すぎる」とクレームを付けた株主が応札権を主張して登場して、決着が延ばされた。Readerlink LLC は、シカゴ近郊の出版・流通サービス企業で、B&N株を3.4%保有している。 … [Read more...]

中国映画市場が2020年、米国を抜く!

米国映画産業の代表的ニュースメディアであるThe Hollywood Reporterは6月5日、中国の映画市場が2020年に映画産業発祥の地である国を凌駕して首位を占めるという米国調査会社の予測を伝えた。今年の興行収入(BOR)は米国の121.1億ドルに対して110.5億ドルと推定しており、成長率からみて、119億ドルと122.8億ドルと逆転するとしている。 … [Read more...]

B&Nの救世主に英国WSのドーント氏

先週末からの米英の主要経済メディアは、Barnes and Noble (B&N)が大手ヘッジファンド Elliott Management Corp. に最高値で買収されることを伝えた。金額は6億8,300万ドル。EMSは英国のWaterstones書店の最大手株主でもあることから、英国Daunt Books 創業者でWSの経営を再建したことで知られるCEOジェームズ・ドーント氏が経営を引継ぐことが期待されている。 … [Read more...]

「業界」の時代は終わった

「歩調には活気があるが、駆け回る音はない…」。 5月27-29にニューヨークで開催された BookExpo  2019を伝えたPublishing Perspectives (Porter Anderson=05/29)の記事だ。ロゴは変わり、出版社が占めていた場所は「非書籍商品」のショウのためのテーブルと椅子で占められていた。あとは「お客さん」を待つだけだったが。 … [Read more...]

アマゾンが「繁体中文出版」ポータル (♥)

アマゾンは5月24日、中文繁體字サポートと2万タイトルを含む多言語サービスの追加を発表した。今年はこれまでアフリカーンズ語、アラビア語、カタルーニャ、アイスランド語、スウェーデン語、ウェールズ語などを追加してきたが、今回はベストセラー作家ジョージ・R・R・マーティンの『氷と炎の歌』シリーズや村上春樹『刺殺騎士團長』も含まれている。[全文=♥会員] … [Read more...]

オープン学術E-Bookの利用方法開発へ

出版シンクタンクの The Book Industry Study Group (BISG) は5月6日、「オープンアクセスE-Bookの活用法」に関するホワイトペーパーを刊行した。漠然とした原理だけで、具体的な共有ルールに至っていないオープンアクセス・コンテンツの活用を促進するためのイニシアティブの一環で、NPOのAndrew W. Mellon Foundationが資金援助して行われたもの。 … [Read more...]

「気弱な巨人」の合併:マグロウヒルとセンゲージ

米国のマグロウヒル (McGraw-Hill Education :略称MGH-E)とセンゲージ (Cengage)社の2大教育出版社が、合併することで合意したと発表された。合併が実現すると、ピアソン社(85億ドル)に次ぐ、売上高50億ドル規模の大出版社が誕生する。合併後の名称は、(-)なしのマグロウヒル (McGraw Hill)。CEOはセンゲージのマイケル・ハンセン氏、MGH-EのCEOナーナ・バネルジー博士は退任するとみられている。 … [Read more...]

Wattpadが仏語コンテンツで仏社と提携

Wattpadとアシェット系のLagardere Studiosは4月29日、フランス語コンテンツの映像開発に関して提携したことを発表した。「ストーリー」を核としたWattpadのグローバル展開は、フィリピンからフランスに及んだ。Wattpadのようなプラットフォームは各国で続いており、ここは出版社と提携して足場を固くする戦略と思われる。 … [Read more...]

米国のオーディオブック普及が50%を突破

米国オーディオブック協会 (APA)は4月29日、12歳以上の米国人を対象とした2019年の年次調査の結果(pdf)を発表した。普及率は前年の44%から6ポイント上がり、初の50%を記録。A-Book利用者の56%は、新たに車内で聴く読書の時間を確保したと回答し、コンテンツの購入も増えたと述べている。聴取機会では、車載ナビ (IVI)の進化で自動車が69%→74%と5ポイントの急上昇を記録した。 … [Read more...]

米国二大取次会社のベイカー&テイラー「廃業」へ

米国最古参の出版流通企業ベイカー&テイラー社(B&T)は、卸事業からの撤退を発表した。教育出版の親会社フォレット社との分野調整を理由としている。昨年12月にイングラム社への売却の可能性を匂わせて間もないが、やはり独禁当局の判断をうかがうほどの余裕はなかったことになる。最近、こういう話は多くなっている。選択の余地なし。 … [Read more...]

「医は出版なり」米国名門病院の新ブランド (♥)

全米有数の総合病院として知られるミネソタ州ロチェスター市のメイヨー・クリニック(Mayo Clinic)は、一般市民向けの出版部門を設置することを発表した (Publishers Weeekly, 05/06/2019)。同病院の医師が執筆や監修に携わった医学書は数多いが、独自の出版は初めて。理由は「医療業界が求める高度な品質基準に商業出版社が対応するのは困難」なためという。[全文=♥会員] … [Read more...]

「LINEノベル」はWeb出版の潜在性を解放するか

LINEは4月16日、新しいコンテンツ・ビジネスの一環として、オンライン小説提供サービス「LINEノベル」を発表した。小説とマンガのオリジナル作品のほか、提携出版社の既存作品のデジタル版も、サイトとアプリで提供する計画で、小分けにして、無料提供分からスタートし、途中から課金する形をとる。今夏からスタートする予定。 … [Read more...]

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