読み/書きツールとしてのE-Reader (♥)

E-Readerは、紙に近いインタフェースを提供するE-Inkによって生まれ、10年前のKindle発売とともに成長軌道に乗った。しかし、Kindleとの関係が深すぎるせいか、出版業界からは、愛され期待されることが少ない。いまだにタブレットと間違った比較をされることはご存じの通り。ではE-InkとE-Readerは、10年目をどう迎えたのだろうか。[全文=♥会員] … [Read more...]

自主出版のISBN登録が緩やかに拡大

米国のISBN発行機関であるバウカー社は、ISBNに登録された印刷本とE-Bookの自主出版物の発行状況(2011-16年)に関するレポートを発表した。2016年の出版点数は、印刷本が前年比11%増(2015年は34%増)、E-Bookが3%減(2015年は11%減)となっている。同社はこれらの数字が自主出版市場の成熟を示すものと考えている。 … [Read more...]

アマゾンKDP「ページ詐取」退治に成功か

アマゾンは、9月分のKindle Unlimited Global Fund (KU-GF)が1,950万ドル、米国でのページ当たり印税単価 (KEN-PC)が$0.0044253になったと発表した。KENPC v3.0を導入した8月以来、2ヵ月連続の上昇。これが「ページ詐取とのたたかい」に勝利したことを示すどうかは即断できないが、7月に記録した低水準 ($0.00403)は脱したものとみられる。 … [Read more...]

FBF 2017と「政治」化する出版

フランクフルト・ブックフェアが開幕し、ゲスト国フランスのマクロン大統領を選挙を終えたメルケル首相が迎え、独仏両首脳が表現の自由と本の価値を共有する「欧州の文化的団結」を訴える政治色の強い開幕となった。基調講演ではペンギン・ランダムハウス(PRH)のマルクス・ドーレCEOが、市場の「安定」をいつになく強調したが、これも動揺を隠す政治的表現と言える。 … [Read more...]

アマゾンKindle Oasisにオーディオと防水機能

年末に向けたアマゾンKindle Oasisの最新モデルが発表された。300ppi・7型防水仕様で価格は249ドル国内価格 3万3980円~、今月末にリリースされる。同社はKindleについては、偶数年に大幅改造、奇数年に小幅改訂する方針を5年前から継続しており。今年は「新製品」は期待できないと見られていた。10周年に当たる今年も記念モデルなどを出さないところがこの会社らしい。 … [Read more...]

クラウドファンディング出版の可能性:(1)公共性

出版資金の調達のためにKickstarter のようなクラウドソースを利用するのは、日本でもかなり広がりそうだが、人気作家の中村うさぎ氏が社会的キャンペーンの性格を持つ2冊のムックの出版プロジェクトをポット出版プラスとともに進めている。英国ではLGBTの著者が、多くの出版社から30回以上も「ゲイすぎ」として却下された原稿を自主出版する。 … [Read more...]

米国出版業界がいま知る「失われた5年」

米国出版社協会(AAP)は9月28日、会員1,200社の5月の販売統計を発表し、E-Bookの売上が2年以上ぶりに前年比でプラスとなったことを明らかにした。2.4%とごくわずかなものだが、AAPの発表はハードカバー(+6.7%)ではなく、これをリリースの見出しとした。E-Bookの数字が再び注目されるようになったことを示している。これはただごとではない。 … [Read more...]

デジタルの脅威は「外」からだった

出版界は、これまでデジタルを内なる脅威とみて嫌悪してきた。それが近視眼であることを本誌は主張してきたのだが、米国ではようやくそれが外からのものであることが認識されてきたようだ。Publishers Weeklyが出版人を対象に行った調査では、24%が「他のメディア」との競争が火急の問題であると回答した。 … [Read more...]

B&NがついにNookギブアップ宣言

B&Nの創業者兼大株主であるレン・リッジオ氏が初めてNook事業の失敗を公式に認めた。Kindleから2年遅れて(2009年11月)スタートしたNookは、世界最大の書店のE-Book事業として始まり、2013年まではシェア2位で期待と注目を集めたが、マイクロソフトとの提携に失敗したあたりから急坂を転げるようになっていた。 … [Read more...]

Goodreadsが10周年

ソーシャルリーディング・プラットフォームGoodreadsが10周年を迎えた。4年前 (2013)のアマゾンによる買収当時1,600万人だったユーザーは6,500万人に達しており、この買収がアマゾンにとってもユーザーにとって成功だったことを物語っている。しかし、GoodreadsがKindleに先行して生まれその成功の要因となったことを知る人は少ないと思う。 … [Read more...]

アマゾン第2世代Echoはホームオートメーション志向

アマゾンは9月27日、新製品発表のプレス・イベントを開催し、Echoシリーズを中心としたラインナップと4KのFire TVを公開した。10周年を迎えるKindleが含まれなかった理由は不明だが、おそらくメディアのフォーカスがぶれることを警戒したためとみられる。AlexaとEchoはアマゾンの明日をリードするものだ。 … [Read more...]

米国出版界の変貌(1):沈黙する出版社

著者から見て、出版の世界がどう変わったのかについて、日本でも人気があるクリス・キャサリーン・ラッシュ氏がブログで貴重な観察と分析を述べている。在来出版社はそれまで売上げに貢献してきた作家たちとの関係を減らし、出版点数を絞り込んだ。機会を失った著者たちはE-Bookに市場を求めた。 … [Read more...]

ガジェット時代が終わり、出版の時代が始まる

アマゾンは9月19日、10型タブレットFire HD 10の最新版を発売した(出荷は10月11日)。1080pのフルHD (2K)で1万5,000円(プライム限定)という価格は、対抗メーカーが見当たらず、かなりのインパクトがあると見られる。なお国内版にはAlexa Hands-Freeは付いていないが、これはAlexaのサービス開始とともに対応するだろう。 … [Read more...]

KDPカウント水増しでアマゾンが初の「摘発」

Kindle Unlimited (KU)の開始以来問題になってきた例の「イタチごっこ」に新展開。アマゾンは、このほどKDPの著者・出版社に対してページ数欺瞞の手口を教えるサービスを提供する5人の個人を相手取り、「仲裁申立て」(arbitration complaints)を行った。「差止め救済」「アカウント差止め」「3倍の賠償金」を求めている。 … [Read more...]

Kickstarterと出版ファンディングの可能性

Kickstarter 日本版が9月13日に公開され、約650のプロジェクトが公開されている。出版関連はコミックも含めてかなりの数を占めるものと期待される。注目は「北斗の拳(究極版全18巻)+ 我が背に乗る者(特別読切)x 日米版」で、バッカー数432ながら、すでにファンディングゴール (FG) の300万円を軽くクリアした。 … [Read more...]