スマートフォンの再来は本当だった

米国の公共ラジオ放送NPRがEdison Research と年末に行った調査で、休暇期間中にスマートスピーカを入手した米国人は7%に上り、普及率は16%となった。そして保有者の30%はTV/ラジオでの消費時間を減らしたと回答している。この傾向は昨年夏の調査でも確認されており、この音声駆動デバイスが旧放送メディアにとっての脅威となることは確実とみられる。 … [Read more...]

ディズニーの「ソーシャル」な読書普及

ディズニーの出版部門 Disney Publishing Worldwide (DPW)は、読書普及のための慈善団体 First Book を通じて世界数十ヵ国の学校に児童図書を寄贈する新たなキャンペーンを開始する。「本へのアクセスで生活を変え、教育を向上させ、貧困からの脱出につなげる」というコンセプトだが、この財団の特徴は企業戦略と連携することだ。 … [Read more...]

近づく旧出版エコシステムの解体

2017年の国内出版物(書籍+雑誌)販売額(予想値)が出版科学研究所から発表された。前年比7%減の1兆3,700億円と、過去最大の落込み幅。1996年をピークとして減少を続けてきた出版業界は、20年で半減した。7%もの減少を続ければ5年で1兆円を切る。産業としてのエコシステムを維持できる規模はとうに割り込んだと言えよう。 … [Read more...]

「抜粋」共有のプラットフォーム化の可能性

The Digital Reader (11/16)が、本の抜粋を共有するためのプラットフォームBukを紹介している。まだ開発段階だが、これまでKindle環境以外に有効なクラウド・ツールがなかっただけに注目してよいだろう。本をめぐるコミュニケーションの重要なノードである抜粋を管理することで多くの情報が得られ、マーケティング上での価値を持つ。 … [Read more...]

「未来」への対話 W3C Publishing Summit:(3)宿題 ♥

ティム・オライリー氏は、さすがに本質を理解している。出版者の課題は、どんな小さな分野にせよ、アマゾンよりうまく読者と結びつくことなのだ。でないと、テクノロジーの成果はほとんどアマゾンに持っていかれる。その意味で、ビジネスと直結するテクノロジーの議論が出版関係者によって十分になされていないのが気になる。筆者なりに 整理してみたい。[全文=♥会員] … [Read more...]

B&Nの「特別な冬」

Barnes & Nobleにとって、たぶん今年のホリデー・シーズンは特別なものとなるだろう。同社は先週ニューヨークで戦略発表会を開催し、Nookの新製品や、ホリデーギフトにフォーカスした対話型アプリを披露した。「弊社はテクノロジー企業ではない」とNookからの離脱を宣言したばかりだが、やはりニュースにできるものはデジタルなようだ。 … [Read more...]

21世紀のシステム本屋 Amazon Books

アマゾンは11月3日、サンフランシスコ郊外ウォルナット・クリークのショッピング・モールに13番目のAmazon Books (AB)を開店した。見かけはふつうの本屋だが、Webサイトと同じく、表紙をブラウズできる展示方式で、全3,800点ながら、星4つ以上の、地域の顧客属性で絞り込まれたものだけ、というデータ駆動で効率化を目ざしている。 … [Read more...]

Audibleが「ホット」な定額サービスを開始

Audibleは、恋愛小説ファンにフォーカスした定額サービスAudible Romanceをスタートさせた。月15ドルと高めだが、約1万タイトルを読み放題というもの。これまでこのジャンルは定額制サービスでは外される傾向があったが、この場合は、様々な定額制サービスが複線化したことで可能となったものと思われる。 … [Read more...]

AlexaとAWSをエンジンに高成長維持

アマゾンは10月26日、7-9月の第3四半期の決算を発表し、売上が前年同期比34%増の437億ドルとなったことを明らかにした。営業キャッシュフローは直近12ヵ月で14%増の171億ドル、フリー・キャッシュフロー (FCF)は、同じく90億ドルから81億ドルに減少した。純利益は2億5,600万ドルといつもながら配当にはほとんど残していない。 … [Read more...]

アマゾンがKindleアプリを全面刷新

アマゾンは10月24日、AndroidとiOS、WindowsのKindleアプリを全面刷新し、最新のKindleデバイスのアプリに近づけた。モバイルやデスクトップの主要プラットフォーム上ででKindleを読めるようにすることは10年前からの「公約」のようなものだが、これを忠実に守って読書環境/体験の一貫性を維持するいくことは、容易なことではない。 … [Read more...]

「後悔させない」支払い手段

広告ブロック・ツールAdblock Plus (ABP)で知られるドイツのAyeo GmbHが、少額(一時)決済サービスのFlattrを5月に買収していたが、新たに定額決済に対応するFlattr 2.0を立ち上げた。「好きな金額で決済」(Pay what you want=PWYW)を簡単にするサービスで、コンテンツ・クリエイターを主なターゲットにしている。 … [Read more...]

自主出版のISBN登録が緩やかに拡大

米国のISBN発行機関であるバウカー社は、ISBNに登録された印刷本とE-Bookの自主出版物の発行状況(2011-16年)に関するレポートを発表した。2016年の出版点数は、印刷本が前年比11%増(2015年は34%増)、E-Bookが3%減(2015年は11%減)となっている。同社はこれらの数字が自主出版市場の成熟を示すものと考えている。 … [Read more...]

B&NがついにNookギブアップ宣言

B&Nの創業者兼大株主であるレン・リッジオ氏が初めてNook事業の失敗を公式に認めた。Kindleから2年遅れて(2009年11月)スタートしたNookは、世界最大の書店のE-Book事業として始まり、2013年まではシェア2位で期待と注目を集めたが、マイクロソフトとの提携に失敗したあたりから急坂を転げるようになっていた。 … [Read more...]

Goodreadsが10周年

ソーシャルリーディング・プラットフォームGoodreadsが10周年を迎えた。4年前 (2013)のアマゾンによる買収当時1,600万人だったユーザーは6,500万人に達しており、この買収がアマゾンにとってもユーザーにとって成功だったことを物語っている。しかし、GoodreadsがKindleに先行して生まれその成功の要因となったことを知る人は少ないと思う。 … [Read more...]

「世界最大の書店」に買い手は見つかるか

Barnes & Noble (B&N)が自身の売却について投資銀行筋と交渉を行っている、という噂を金融情報メディアのDealReporter (DR)が伝えた。B&Nが否定したことで噂に火が点くことはないが、株主を中心に低迷する株価に不満が高まっていることが背景にあると思われる。問題は、買い手が(アマゾン以外に)見つかりそうもないことだろう。 … [Read more...]