Googleが本の探索に自然言語技術 (♥)

Google Researchは4月13日、自然言語研究の成果の公開デモとして、本に話しかけられる 'Talk to Books' 機能とテトリス型語彙連想ゲーム 'Semantris' の2つを公開した。前者は「本を探す新しいやり方」として提案されたもの。伝統的なタグではなく「文章による探索」が実用化すれば、読書を必要とする人々に大きな影響を与える可能性がある。[全文=♥会員] … [Read more...]

アマゾン・プライム会員が1億人突破

アマゾンのジェフ・ベゾスCEOは、株主への手紙の中で全世界のプライム会員が1億人に達したことを明らかにした。これは会員数に関する最初の公式発表となる。2017年の出荷は50億品目、例によって米国でも米国外でも新規会員は前年を上回ったとされる。会員の平均消費金額は非会員の2倍弱と推定されおり、デジタルメディアを有力な手段とする戦略はさらに積極化するだろう。 … [Read more...]

消費者から顧客へ

楽天が出版取次3位の「大阪屋栗田」を子会社化することが新聞で報じられた。「ネットとリアルの融合」をキャッチフレーズにしているが、合わせたところで融合するものではなく、そもそも書店の「顧客」などは融通できるものではない。「顧客」は軽い言葉ではないのだ。それを可能とするビジネスモデルはあるのだろうか。いやあり得るのだろうか。 … [Read more...]

OverDriveが図書館貸出10億冊を達成 (♥)

OverDriveは3月20日、2003年以来のE-Book貸出総数が10億冊に達したことを発表した。2007年に100万冊、2012年に1億冊を経ての大台達成で、ほぼ5年で10倍というペースが守られていることは高く評価される。2022年に100億冊は可能だろうか。それはなお様々な障壁を残している大手出版社の協力に懸っていると思われる。[全文=♥会員] … [Read more...]

Amazon Books 大量出店の可能性 (♥)

アマゾンは3月13日、首都ワシントンのジョージタウンの一角に米国で15店目となる Amazon Booksをオープンした。一連のシリーズの中では大き目の1万平方フィート(≒281坪)に、ガジェットや玩具用の展示テーブル、小さなコーヒーショップと書籍が5,600点。The Digital Readerのネイト・ホフェルダー氏は、「素っ気ない」ながらも「使える」点に驚いている。[全文=♥会員] … [Read more...]

E-Bookはどこから普及するか

米国のメディア研究機関ピュー・リサーチ・センター(PRC)は3月8日、フォーマット別読書行動調査の結果を2年ぶりに発表した。1年以内に本を読んだことがある人(読書率)は74%で、16年調査(73%)とほぼ同水準。P-Bookは67%(+2)、E-Bookが26%(-2)、A-Bookが18%(+4)となっている。活字読書率が停滞しているなかで、A-Bookが2割に近づいたことが注目される。 … [Read more...]

プラットフォームを目ざすKindle Singles

アマゾン出版(APub)が独自性を本格的に発揮し始めたのは、Kindle Singlesあたりからだと思われる。ビッグネームとの提携で Singles Storeというストア・ブランドを成功させたジュリア・サマーフェルド編集長はさらに、Amazon Original Stories (AOS)というオリジナル短編を立上げた。予想通り、Singlesじたいがプラットフォーム化してきたということだ。 … [Read more...]

NYTがオーディオブック・ベストセラー発表

活字本全米のベストセラーを発表しているニューヨーク・タイムズ紙が、今週木曜からオーディオブックの月間リストを発表する。フィクション/ノン・フィクションの各15位までが前月の売上をもとにランクされるという。「信頼できる複数の独立したデータ・ソースに基づく」としか述べていないが、市場は歓迎するだろう。 … [Read more...]

B&Nの「時間との戦い」

B&Nが四半期決算 (3Q)の発表に続いて「長期戦略プラン」を発表した。昨年就任したデモス・パーネロスCEOは「顧客満足の向上と長期的な利益率の向上の実現」を表明している。同時に5月からスタートする新年度に5つのプロトタイプ店舗を開店する計画を明らかにして挽回への意欲を見せた。問題は(彼が言うように)どれほどの時間が与えられるかのようだ。 … [Read more...]

「世界最大の書店」はなぜ消えるのか: (1)本という商品

世界最大の書店、Barnes & Noble (B&N)の大量解雇の波紋が広がっている。有効で戦略なき「選択と集中」は清算プロセス、ということは常識だが、やはりB&Nともなると意味は大きい。一つの業態が寿命を迎えたことを意味するからだ。出版社は大型書店が激減することを想定して行動しなければならないだろう。それはチャネルに与える以上の問題だ。 … [Read more...]

ウォーターストーンズ起死回生のゴール

英国最大の書店チェーン、ウォーターストーンズが見事な復活劇を演じて注目されている。300に近い店舗を持ち、それまでは規模だけで抜けた存在だったが、構造的な赤字に陥り再起不能と思われていた。しかし、2011年に経営を任せられたジェームズ・ドーント氏のリーダーシップで奇跡の完全復活。英国の出版界を狂喜させた。どんなマジックを使ったのか興味が尽きないところだ。 … [Read more...]

米国でも書店販売は減少

米国政府統計局は2月14日、2017年の書店売上が前年比3.6%落ち込んで107億3,000万ドルとなったとを発表した(速報値)。前半にやや上昇したものの、後半に減少に転じ、年末のセールは前年末のような活況を見せることはなかった。12月は8.5%(1.1億ドル)の減少(11.8億ドル)。これは書籍以外の売上を含んだ数字だが、書店経営の悪化を示すものだ。 … [Read more...]

アマゾンKindle Singles の方向転換

印刷本(書店陳列本)のサイズに適合しない短編・小論をシリーズ化したKindle Singles (KS)は、2011年にスタートし、定着しているが、編集長の交替で編集方針を一変し、公募方式から重量級作家への直接委嘱方式にして業界を驚かせた。効果は一目瞭然で、Kindle発の「ビッグネーム」がベストセラー上位を独占している。その意図は何か? … [Read more...]

Scribdが「読み放題」に復帰

2016年に定額制のフルサービスを一部停止していたScribdは2月6日、月額8.99ドルで無制限のE-Bookとオーディオブックへのアクセスを再開したと発表した。トリップ・アドラーCEOは2017年の会費収入が5,000万ドル以上、会員が70万人で年率50%以上で上昇していることを挙げ、採算の目途がついたとしている。 … [Read more...]

Author Earningsの帰還 (2):変貌するビジネス

出版におけるデジタルとは、表面的にはフォーマットのことだが、版という物理的制約から解放されたいま、制作、マーケティングを中心にしたビジネスの構成(統合形態)もまた変化を始めている。自主出版はもちろん「出版社」という存在もまた変化を免れない。変化する市場を安定した統計のフレームワークに収めることはもちろん容易ではなかった。[全文=♥会員] … [Read more...]