米国出版社のオーディオブックが躍進

Audio Publishers Association (APA)は7月17日、有力出版社20社分についての2018年のオーディオブック販売統計を9.4億ドル(対前年比24.5%)と発表した。今回の調査の数字は出版社の卸販売額を集計したものだが、ストリーミングは売上の91.4%を占め、有力出版社だけでほぼ10億ドルに達したことになる。 … [Read more...]

文教堂、そして書店は生き残れるか?

大型書店チェーンの文教堂GHDが債務超過による上場廃止を回避するために「事業再生ADR」という経営再建手続をとることになった。これは店舗営業を続けながら再生を進めていくためのものだが、年率10%で縮小を続けている出版市場で、書店が経営回復・拡大ができるだろうか。「上場」は成長を前提としているからである。 … [Read more...]

Audibleに「キャプション」機能が登場

Good eReader (07/15)は、Audibleが近々オーディオブックで「字幕」が読める標準機能 (Audible Captions)を提供すると伝えた。朗読を聴きながら、スクリーンで本文・辞典・訳文などを読めるものだが、AndroidやiOSのアプリから使用できるので、他社の対応によっては70%以上のシェアを持つAudibleがさらに優位を強める可能性は大きい。 … [Read more...]

B&Nの買収へ半歩前進か (♥)

売却プロセスの終了を急いでいる米大手書店バーンズ&ノーブル(B&N)は今週、同社株主に対して、ヘッジファンドのエリオット・キャピタル (Elliott Capital Advisors: ECA)への譲渡価格を1株6.5ドル(現金=8月6日期限)とする提案を行った。これによって年末のシーズン開始前にウォーターストーンズとの合併を完了させたい意向だが、B&Nの株主で米国書籍流通のReaderLink 社の対応は不明だ。[全文=♥会員] … [Read more...]

2020年の「リスタート」

「終末時計」のように続いている小田光雄氏の「出版状況クロニクル」が、今月その針を大きく進めた。筆者が考える目安は、販売減が10%台、書籍・雑誌の返品率が50%台。これらは「持続可能性」を超えているものだ。年末には消費税が「心理的な節目」の10%となり、例の時計の針が戻る可能性はない。では「終末」とは何で、その「後」はどこへ行くのだろうか。 … [Read more...]

中国出版の新しい波 (1):海外出版への視点

米国と並ぶ出版市場となった中国は、国内出版物を除いても独自のトレンドを発信し、世界に影響を与えるまでになっている。ポーター・アンダーソン氏は最近の中国出版情報から、フィクションとノン・フィクションのヒットをそれぞれ紹介している。印象としては、大国の出版市場として成熟し、新しい国際化を強く志向していることだ。 … [Read more...]

高成長が続く米国のスマートスピーカ

米国の音声読書市場でスマートスピーカの位置が徐々に上がっている。NPRとEdison Researchが行っている Smart Audio Reportが19年春のレポートは、18歳以上の米国人の保有率は前年から35%増えて、保有数にして21%(5300万人)に達した。スマートフォンで始まったオーディオブックは、音声デバイスの多様化とともに新しい段階に入っている。 … [Read more...]

EPUB3停滞の原因と’3.2’の登場

W3Cは5月、久々の更新となる EPUB 3.2仕様を採択した。思わず日付を確認したほどの更新だが、いったい何があったのか(なかったのか)、納得のいく説明を、Publishers Weekly (06/21)のビル・カスドーフ氏の記事で読むことができる。ともかく、IDPFからW3Cへの移管の前後で停滞していた問題が片付き、リスタートが期待できそうだ。 … [Read more...]

Kindle Oasis最新版で調光機能搭載

アマゾンは6月19日、Kindle Oasisの最新版を発表し、予約を開始した。最新のe-ink と色調調節ライトを採用した300ppi の高解像度7型画面を採用したのが最大の特徴で、8GBモデルが29,980 円(税込)、32GB が32,980円。防水機能などその他は前世代を継承している。出荷は7月24日を予定。なお、Audible/Bluetoothは搭載していない。 … [Read more...]

E-InkがPlastic Logicに投資する理由

Plastic Logicの電気泳動方式電子ペーパー技術については本誌創刊以来、何度か登場しているが、いまだに商用化されていない。しかし、E-Inkはこのほどウェアラブル用有機TFT電子ペーパー技術とサプライチェーン構築に関する戦略的提携と投資を発表した。次世代とは2020年代後半のようだが、数百億ドルの市場であれば、そのくらいの時間単位となる。 … [Read more...]

B&Nの未来はどちらに?:Readerlinkの登場

Barnes & Noble の方向は、ヘッジファンドによる買収で決着し、あとは英国人のドーント氏の手腕に期待することにした人は多かったと思うが、総額4億7,580万ドル($6.5/株)の価格に「安すぎる」とクレームを付けた株主が応札権を主張して登場して、決着が延ばされた。Readerlink LLC は、シカゴ近郊の出版・流通サービス企業で、B&N株を3.4%保有している。 … [Read more...]

中国映画市場が2020年、米国を抜く!

米国映画産業の代表的ニュースメディアであるThe Hollywood Reporterは6月5日、中国の映画市場が2020年に映画産業発祥の地である国を凌駕して首位を占めるという米国調査会社の予測を伝えた。今年の興行収入(BOR)は米国の121.1億ドルに対して110.5億ドルと推定しており、成長率からみて、119億ドルと122.8億ドルと逆転するとしている。 … [Read more...]

B&Nの救世主に英国WSのドーント氏

先週末からの米英の主要経済メディアは、Barnes and Noble (B&N)が大手ヘッジファンド Elliott Management Corp. に最高値で買収されることを伝えた。金額は6億8,300万ドル。EMSは英国のWaterstones書店の最大手株主でもあることから、英国Daunt Books 創業者でWSの経営を再建したことで知られるCEOジェームズ・ドーント氏が経営を引継ぐことが期待されている。 … [Read more...]

「業界」の時代は終わった

「歩調には活気があるが、駆け回る音はない…」。 5月27-29にニューヨークで開催された BookExpo  2019を伝えたPublishing Perspectives (Porter Anderson=05/29)の記事だ。ロゴは変わり、出版社が占めていた場所は「非書籍商品」のショウのためのテーブルと椅子で占められていた。あとは「お客さん」を待つだけだったが。 … [Read more...]

アマゾンが「繁体中文出版」ポータル (♥)

アマゾンは5月24日、中文繁體字サポートと2万タイトルを含む多言語サービスの追加を発表した。今年はこれまでアフリカーンズ語、アラビア語、カタルーニャ、アイスランド語、スウェーデン語、ウェールズ語などを追加してきたが、今回はベストセラー作家ジョージ・R・R・マーティンの『氷と炎の歌』シリーズや村上春樹『刺殺騎士團長』も含まれている。[全文=♥会員] … [Read more...]

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