教育系出版に広がる定額制 (♥)

アマゾンが始めた定額制サービスは、Oysterなどのスタートアップの挫折を経て中堅/専門出版社に拡大し始めた。教育出版のセンゲージ社は、70教科、675コース、2万点以上を1学期間(半年)120ドルで読み放題にする Cengage Unlimited (CU)というサービスを始めた。印刷教科書価格の高騰に対しては有効だが、利用環境の最適化には時間がかかりそうだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

Futurebook 2017:A-BookとEdtech ♥

英国の The Bookseller誌が主催する Futurebook 2017というイベントが、12月の最初の2日間ロンドンで開催された。今年は特にオーディオブックとEdtech(教育IT)についてトラックが設定されて、これらが出版の明日における大テーマであることを示した。しかし、E-Bookとデジタル出版技術についての議論や提案は乏しい。[全文=♥会員] … [Read more...]

雑誌のタイム社が28億ドルで売却(♥)

市場の縮小に伴って雑誌出版社の統合が進む中、タイム社が買収された。同社の「漂流」は昨年末から続いており、本誌が伝えた通り、買収は時間の問題だったが、やはり業界を代表する名門ともなればこのくらいの時間は当然かもしれない。それにしても、当事者は仕方ないとして、事情を知りすぎていたはずのメディアが静かなのが気になる。[全文=♥会員] … [Read more...]

新時代を迎える「ファンタジー」(♥)

アマゾンの2.5億ドルは、ドラマ化による言語コンテンツの商業的可能性を再考するきっかけとなりそうだ。印刷本では考えらえず、映画や従来のTV放送でも考えられないスケール(数10億ドル)のビジネスとなる可能性が示されたからだ。アマゾンはKindleに続いてAmazon Studioで新しいビジネスモデルをフル稼働させようとしている。それは言語出版にも影響するだろう。[全文=♥会員] … [Read more...]

KickstarterがクリエイターのためのDrip開始 (♥)

クラウドファンディングは、これまで単発のプロジェクトに対して使われてきたが、Kickstarter は11月15日、クリエイター個人をサポートするのに適した「定額モデル」Drip を「招待者限定」でスタートさせた。同社の創業者でもあるペリー・チェン会長は「Kickstarter はプロジェクト、Drip は人を対象としている」と述べている。[全文=♥会員] … [Read more...]

「未来」への対話 W3C Publishing Summit:(3)宿題 ♥

ティム・オライリー氏は、さすがに本質を理解している。出版者の課題は、どんな小さな分野にせよ、アマゾンよりうまく読者と結びつくことなのだ。でないと、テクノロジーの成果はほとんどアマゾンに持っていかれる。その意味で、ビジネスと直結するテクノロジーの議論が出版関係者によって十分になされていないのが気になる。筆者なりに 整理してみたい。[全文=♥会員] … [Read more...]

Echoを理解するための3つの鍵 (2) ♥

アマゾンの新事業は明確なグランドデザインに基いて決定され、その「機能」として、しばしばゼロから「発明」される。EchoはKindleの開発チームが、そのモデルを基本的に継承しつつ、スケールアップした形で始めた。機能を提供するデバイスのイメージが掴めないまま、しかもスマートフォンに載せて失敗した後での再挑戦ながら、結果的にはこれが僥倖だった。[全文=♥会員] … [Read more...]

アマゾン書店とハイブリッド戦略 (♥)

周知のように、アマゾンの小売帝国は本の通販から始まった。B&Mが書籍だけのものではないとすれば、Amazon Booksは、地域小規模小売店舗のモデルである可能性は強い。つまり食料品+生活雑貨、衣料品+フットウェア、家具+DIY、といった組合せのものだ。地域の雇用に貢献するので、政治的にも歓迎される。[全文=♥会員] … [Read more...]

コンピュータが本を読む時代 (1)はじめに (♥)

出版の世界でAIが話題となってきたのは昨年あたりからだ。これはITでも一般メディアでも共通しているが、これまで知識と経験と勘が混然一体となった個人的スキルが重視され、多くの個性と雇用を生んできた世界にAIが及んできたことは確かである。それはマーケティング(読者)に始まり、企画(テーマ、著者)に浸透し、編集や創作、著述にも拡大する。その程度はまちまちだ。 [全文=♥会員] … [Read more...]

Kindle 以後10年:(2)二人の天才

iPhoneの圧倒的な成功の影に隠れて多くの人が忘れてしまっているが、ジョブズはiTunesで21世紀のビジネスモデルを創造した。そのことをいちばん理解していたのはベゾスCEOだったはずだ。彼の関心はガジェットではなく、持続性を持つコマースにあったが、クラウドと無数のモバイルをつなぐコンテンツ・ストアは、コマースそのものを変えるものだった。 … [Read more...]

読み/書きツールとしてのE-Reader (♥)

E-Readerは、紙に近いインタフェースを提供するE-Inkによって生まれ、10年前のKindle発売とともに成長軌道に乗った。しかし、Kindleとの関係が深すぎるせいか、出版業界からは、愛され期待されることが少ない。いまだにタブレットと間違った比較をされることはご存じの通り。ではE-InkとE-Readerは、10年目をどう迎えたのだろうか。[全文=♥会員] … [Read more...]

クラウドファンディング出版の可能性:(2)LGBT ♥

英国の編集者でジャーナリストのマット・ケイン氏が書いたLGBT恋愛小説 'The Madonna of Bolton' は、男子がマイケル・ジャクソン、女子がダイアナ妃に憧れた時代、故郷のボルトンでマドンナに恋した9歳の主人公チャーリー・マシューズの人生をユーモラスに描いたもの。英国のクラウドファンディング出版サイト Unboundで資金調達に成功した。[全文=♥会員] … [Read more...]

BBCが対話型オーディオブック発売へ (♥)

英国BBCは、Rosina Soundというオーディオ・プロダクションと提携し、アマゾンAlexaなどスマートスピーカをターゲットとした対話型ゲームブックを開発している。もともとは1970年代に開発され、冒険シリーズなどペーパーバックでヒットした形式を、対話型ラジオドラマとして復活させたもので、新しいジャンルとして期待されている。[全文=♥会員] … [Read more...]

カニバリズム論との決別 (1)アマゾン

在来出版社は、デジタルの成長を抑制しようと望み、それ自身の売上を抑えることには成功し、2年以上にわたって、E-Book市場はほぼ直線的な下落を続けたのだが、その実相が明らかになったいま、自滅的な方針の背景にあったカニバリズム論の決別が重要であると考える。この亡霊にとり憑かれたままでは、出版は大きなものを失うからだ。 … [Read more...]

カニバリズム論との決別 (2)新しい価値へ

アマゾンが既存の出版エコシステムのトラップにかからず、E-Bookでほとんど唯一の成功をなしとげたのは、独自に出版のサイクルを構築したからで、市場を読むことができれば不敗というデータ駆動マーケティングの賜物といえよう。このことはまた、これまでP/Dのカニバリズムがほとんど作用しなかったことの説明にもなる。[全文=♥会員] … [Read more...]