21世紀の物語り:(3) 非完結性という力 (♥)

[EB2 Magazineマンスリー5月号] さて、共有の焦点は「物語り」だ。Webの「物語り」(storytelling)と印刷本の「物語」(story)の違いを明確にしておくべきだろう。「物語」は基本的に「完結」した「作品」で、多くは商品性で評価される、つまりは最初から「出版」の対象となるものだ。語りは違う。相手が違えば筋も変えるユルさがある。[全文=♥会員] … [Read more...]

21世紀の物語り:(2) ケ―タイとWattpad (♥)

[EB2 Magazineマンスリー5月号] Wattpadは「アマゾンには売らない」ことを早くから表明し、また「ストーリーテリングのソーシャル・プラットフォーム」と自己規定して、出版ビジネスから一歩下がったところに身を置いた。ビジネスモデルが見え始めたのは10年あまりを経た後だ。[全文=♥会員] … [Read more...]

ケータイ小説からWattpadへ (2):出発点と到達点 (♥)

著者と読者は「ストーリー」を通して強く結びつくが、そのゴールは必ずしも「本」とは限らない。なぜなら、物語りは続き、時に万単位の個人の「意識=UXのエネルギー」を動かし、そのことで商業価値と変換可能なデータを生み出すからだ。アマゾンが知っていたことに、Wattpadも追いついた。まったく別の方法で。[全文=♥会員] … [Read more...]

Webと「本・著者・読者」(4): 変わる「本」♥

本好きな人ほど、あらゆる種類の本を愛するが、出版社の関心はもっぱら新本に向けられ、売れない既刊本に与えられる時間は少ない。回転寿司のようだが、これは出版ビジネスの宿命とも考えられてきた。しかし、デジタル=Webは別のビジネスを可能にし、それどころか「新しい常態」として急速に普及させた。本が市場から消えなくなったためだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

中国を考える:「ブック・バブル」の虚実 (♥)

2018年の中国の出版産業は、前年比5.9%増の704億元(547億ドル)と発表された。単純計算では6兆円で、これをもって「世界最大の出版市場」とは確定できないまでも、投資の対象でありまた主体として、世界的に最も注目される巨大な成長市場であることは間違いない。とくにデジタル読書の成長と裏腹な書店のバブルが著しい。[全文=♥会員] … [Read more...]

「Webメディア」ノート(3):デジタルの成熟(♥)

Scribdの「出版」戦略には、十分な根拠と先例がある。ほかならぬアマゾンだ。ゼロから大「出版社」をつくったこの会社は、雑誌から世界を見ていたニューヨークの出版人のアイデアを採用した。これを「雑誌の創造的脱構築」モデルと呼ぼうと思う。「雑誌」と「ライター」、「ショートコンテンツ」から出発する。[全文=♥会員] … [Read more...]

AuthorEarnings からデータブティックへ (♥)

[EB2Magazineマンスリー4月号] 2014年から4年あまりにわたって継続した AuthorEarnings Report が、サイトを停止していることが確認された。「データ・ガイ」ことポール・アバッシ氏の個人的な尽力により、オンライン解析データを定期公開してきたAEだが、BookStatという出版社向けサービスを開始したことで、両立が困難になったものと思われる。[全文=♥会員] … [Read more...]

21世紀は音声出版の時代となる

[EB2Magazineマンスリー4月号] 出版にとって「デジタルの衝撃」が何であったかは、米国でも立ち位置によって、見え方は大きく異なる。しかし、出版市場における最大のサプライズは、誰が見ても「オーディオブック」だろう。これが一つのフォーマットという以上の存在となると考えた人は少ないと思われる。筆者もその一人だ。[全文=♥会員] ※特別公開4/10まで … [Read more...]

21世紀の「書店モデル」(♥)

Barnes & Nobleの情報はめっきり減ったが、昨年から進めている小型店が地元メディアで紹介されている。ミシガン州ロチェスター・ヒルズで今週開店したのは、「新型店舗の実験店」の一つ。1万4,000平方フィート(400坪弱)という店舗面積は、B&Nの標準的なビッグボックス店の3分の1から半分程度。[全文=♥会員] … [Read more...]

フランス Numilogが「読んだ分だけ」モデル (♥)

フランスの学術・参考書系デジタル・ブックストア Numilog は、読んだ分だけ支払う (pay-per-page)サービスを開始した。高額本の「拾い読み (Pick & Read)」への需要は確実にあるが、いまだに版の遺制を引き摺った価格法制を堅持し、定額制も普及しにくい国で、コンテンツの利用が促進されるかどうかが注目される。[全文=♥会員] … [Read more...]

教科書のデジタル化は「経済性」で進む (♥)

米国のライス大学が運営している無料電子教科書提供団体 OpenStaxは3月1日、昨年1年間に提供した教科書が全米の48%の大学で220万人に達したと発表した。2017-18年度に無償教科書で節約された金額は、1億7,700万ドル分にあたるという。出版社団体のAAPは、2018年の大学教材の売上が7.2%下落したと発表しており、平仄が合っている。[全文=♥会員] … [Read more...]

E-Readerの新しいフロンティア(2) (♥)

[EB2 Magazineマンスリー 3月号]  2020年はE-Bookにおいて画期的な年になりそうで、それはフォルダブルや2画面、大画面のような画面コントロール機能が導入されることによる。それによって、これまでクラウド側に眠っていたE-Bookの機能が解放されることになるからだ。コンテンツとサービスの両面に関係している。[全文=♥会員] … [Read more...]

Web出版の荒野:開拓と自立 (♥)

Kindle以後に生まれた「自主出版」という現象は、「E-Book価格問題」と同様、本誌が追いかけ、考え続けたテーマだった。これはいかにもアメリカ的文化・社会現象であると同時に、「Web時代の出版」という世界的テーマへの有力な回答であった、著者/読者は、それまでのような本も出版社も書店もない荒野で、出版が何であるかを体験したのである。[全文=♥読者] … [Read more...]

アマゾンが駆動する「贈与の経済」(♥)

サッカーという巨大ビジネスでは、新興国から先進国まで「育成システム」が明確に意識されてきた。選手一人の移籍金が100億円を超えても誰も驚かない時代に、才能発見と育成と移籍(販売)は、超国家レベルの関心事となって当然ということだ。ではなぜ「クリエイティブ」には僅かな投資を惜しむのだろうか。アマゾンはそう考えない。[全文=♥会員] … [Read more...]

ビジネスモデルを確立したOpen Road (♥)

バックリスト・タイトルの販売で最も成功したデジタル出版社として知られる Open Road Integrated Media (OR/M)は1月23日、出版社向けに提供を始めたマーケティング・サービスが2.5倍に拡大したことを発表した。2018年は30社以上の6,100タイトルを扱い、WSJやアマゾンのベストセラー・リストに数点をランクインさせている。 … [Read more...]

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